表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者:
4/6

B-4


生き方、考え方の模索、変動って言ったら大げさだけれど


私は、三度ほど、極端に思考を変動させたことがあって


 私は多分、その変動が始まっていない頃の私とは、話が合わないと思う


 昔は、やたら生き急いでいたけれど、悟ったようなものでもなくて、どこかふわふわしたそれ


 死んだら全てが無くなるから後も先も思考の先は、存在しなくて


 死ぬ日に向かって生き急いで そこで死ね無かった時、それまでの全てがひっくり返って


 先を先を想定して、そんな思考をすることをきっぱりとやめた


 出来ないことは、その時全て捨てた


 それが三度目の変動だけれど、その間に二度目の変動がある


 それは、今思うと変動だけれど、当時はただ必死なだけだった


 その時の私とも話は合わない


 上手く言葉には出来ないけれど私は、その時、何かを赦して、一部分だけ自分を解放出来たのだと思う


 大まかに分ければ私の大したことのないしょうもない人生の思考の変動なんて、


 ーーその三度だけだ


解放は……むなしくなるのに(いままでがなくなったように、無かったように思えて唖然とする)


ひどく渇望されることのように思う


 ただただどうしようもなく、沼に足をとられて沈めば、そのあいなかは、苦しいだけなのに、沼の外も、沼の中も、それらは同様に安定したまどろみと、息を出来る楽さにほっと落ち着けるものなのだろう


 狭間ほどきつい思考の地獄は存在しないように、だから、思えてしまいます


 拘る心は、だからこそ苦しくて、だからこそ同時に試金石となると、そう思えてしまいます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ