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2/6

B-2


LP - Lost On You


を 聴きながら


 --



 変な時間に起きて、……あー、そういえば、嘗て話した女の子は、朝も夕も働いていて、朝は毎日3時起きで仕事に行っていたといっていたのを思い出した。


 

 私は、甘えていて、しみったれていて、生き方をなめてる


 ……なんだろーな。と、思うんだ。


 他人と生活を共にする環境に私が慣れないのは目に見えていて、だから、いまだに独りだけれど、それって、本当につらいことなのかなと考えたりもする。


 一緒に生きるパートナーが傍にいないからといって、適当な方と一緒になったところで、それってなにか私にとって良い結果を生むだろうか


 消化不良のまま子供をつくってその子供は果たしてまともに育ってくれるものだろうか。


 そんな風なこと考えるまでもないことで、私は、何もかも準備が出来ていない。


 ……と、いうか、変な時間に起きて、窓から垂れ落ちる雨を眺めながら独りぼーっとしていて何か生産的なことを考えられたためしがない。


 まぁ、相手もいないのに何を滑稽なことを考えてるんやと思う方ばかりではないだろうか。すまない。



 死を何か逃避のような扱いで思い浮かべようとするとき、


 そこになにかリアルなものがにじむかというかと、そういうものはあまりないのではないかと思えたりする。


 私の中で何かが揺らごうとするとき、となりの芝生が青く見えるような気分になったとき、


 私は自らを哀れと思うのかもしれないが、


 私は、私という生き方の中でそれを準備出来ていないからであり、


 すべては流れのなかに積み重ねのなかに今があるのだから


 清算をし続けている全てを


 はじめの一歩が遅れていたのならば、その分未来にしわ寄せがくるもので



 そんなものを憐れんでいてもただただ詮無きことなのだと思う



 いくつもこの先想定されるリスクを足蹴にして


 私は、私を揺らさないでいたい


 それだけは守れるように



 そう思っていて

 

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