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田舎に若い女はいなか
「人通り全くないじゃん…。」
最寄りの駅からバスで15分、1時間に1本あるかないかの電車からバスに乗り換えて着いたのは参拝客もまばらな参道、その脇にある古民家兼雑貨屋だ。
「今日からここで一人暮らしか~。来るまでにコンビニも無かったしやっていけるのかねー…。」
店までの道を思い出しても個人商店があるだけで、チェーン店もない。店先で店番をしてるのは起きているのかも分からないおじちゃん、おばあちゃんばかりだ。若い女はいねーのか!!
まぁ、平日の昼間からいるわけないか、休日でも怪しいけど…。
何はともあれ、今日からこの土地で生きていくんだ!!