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ちょっとした過去

修正させていただきました。


不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした

これからは読者の方々の御意見を出来るだけ尊重させていくように心掛けます。


これからも『~他の異世界に召喚されたけど自由気ままに旅しよう~』を宜しくお願いします。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前回のあらすじぃぃぃい!


『シーザン領土へ!』


『到着!』


『勘違い!?』


『とりあえず、ブーブル侯爵の屋敷へ!』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ

[箱庭]の中、リゼット・アルトレア・スミリアの三人は[世界樹(ユグドラシル)]の下で白い九尾の狐であるマシロと一緒にその場にいた。


マシロは三人にある質問投げ掛けていた。



「ねー、ほんとうにあるじのことすきなのー?」



三人はそのいきなりの問いに呆気に取られていたが、直ぐにその問いの答え返した。


「当たり前だ!」

「そうです!シキさんの事愛しています!」

「私もシキ殿の事を愛している!」


「ふ~ん」


三人の答に目を細めたマシロは信用してなさそうな表情をしていただろう。口調はほんわかしているが内心正反対な心情なのかもしれない。


「おい、何だよ。俺がシキを愛しているのが嘘だと言いたいのかよ!」


「んー、そんなこといってないよー。ただ、まえにもひとり、おなじようなこたえをだしたひとたちがいてねー」


「同じ、ですか?」


「うん。おなじこたえをいったんだよー。うらぎったけどねー」


「裏、切った……?」


マシロの話はまるで自分達が恋人になる前に誰かシキと恋人がいたと言っている様だった。だがその人物が一人か複数なのか具体的に人数はわからないものの、裏切ったという発言の時にマシロから怒り憎しみ怨みの様な負の感情が混じっていた。おそらくその人物がどのような者かは分からないが余程嫌っているのは確かだろう。


「裏切った?……シキを……?」


「そうだよー。あるじをうらぎったんだよー。許せないよね~」


リゼットはシキを裏切った、という事を聞かされて自身の感情がマグマの様に煮えたぎる程怒りを込み上げていた。アルトレアとスミリアは只何を言えばいいか迷っていた。そして何故シキを裏切ったのかという深い悲しみだけしかなかった。


「なぁ、シキを裏切ったって……具体的には?」


「……あるじはね、ちきゅうであるしごとをしていたの。そのなかでよるにあるひとのごえいだったの。そのひとはあるじがすんでいたくにで『あいどる』っていうゆうめいなひとだったらしいの。その『あいどる』とあるじはこいびとどうしになったの……。あるじはとてもしあわせそうだったの。しょうじきしっとするぐらいに。でも、うらぎったんだーその『あいどる』は……。あるひ、あるじがしごとではやめにごえいにいったときに……その『あいどる』はほかのおとこと……きすをしていたの。あるじがきててもおかまいなしにずっと、めのまえで……あのおんなは……。そのおんなはなんていったとおもう?『このひとのほうがいい』って『このひととこいびとになる』って……あるじ、ないてた。でも、あるじは……しごとをちゃんとした……わかれたあとも。あのおんなをみをていしてまもっていたんだ。しょうじき、あのおんなをころしたくて、ころしたくて、ころしたくて、ころしたくて、ころしたくて、ころしたくて、ころしたくて……でも、あるじにとめられた。うらぎられたのは、じぶんのせいだからって……」



その時の事を思い出しながらも、その『アイドル』に対してマシロは酷い殺意を現すかの様に九つの白い尾からメラメラと[白炎]を無意識に出していた。しかし、その当時、苦痛の表情をしていたシキを思い出して両目から一筋の雫が流れている事に気づいた時には無意識に出していた[白炎]を収めていった。


「……んだよ……それ」

「そんな……」

「……」


三人はマシロから聞かされたシキの過去についてリゼット裏切った『アイドル』に対して怒りを露に。アルトレアは自身と似た心境に同情し。スミリアは只静かに涙を溢していた。


もし、シキがここに居れば笑って昔の事だ、と言って笑い話にしそうだ。シキ自身『アイドル』に対して何も恨み等は一切無いのは何となくだがわかる。



「……でね、そのおんなにもさいしょにきいたんだ。ほんとうにすきなのか……って。そのこたえが『ほんとうだ、愛してる』っていってたんだ」



マシロはわかっていた。


その問いの答えはそれくらいにしか無いことに。


答えに正解なんて存在しないことに。


マシロはシキと付き合う人には信用しない事にしていたのだ。最初から傷つけうる存在にシキを渡したくはなかった。

だからリゼット達に最初から喧嘩を売りにいくつもりで訊ねたのだ。



「マシロは……マシロね。あるじがすきなの。マシロだけじゃなくて、クリムも……。だから……これいじょう、あるじをだれかにふかいきずをつけさせたくないの。こころも、からだも。いまのあるじはしあわせと……ふあんがあるの。また、うらぎられるかもって……マシロはわかるの」


マシロは三人の前に近づくとその目の前で座る。


「だから……もし、あなたたちがあるじをうらぎったら……マシロのてでころす。ぜったいに。あるじになにをいわれようと……。ちょっとこのすがだじゃぁしゃべるのめんどうだからひとになるの~」


「……はっ!?」

「そ、それって……?」

「人に……なる?」


最後に爆弾発言をしたマシロに三人は思わず言い寄ってしまうが、スミリアの問いに答えるかの様にマシロの身体は白く淡い光で包み込むと数秒で変身してしまった。


マシロは人の姿となっていた。


年齢は10歳も満たない子供の様で真白な髪と白い着物から白の狐耳と九つの尾がある美少女と変身していたのだ。


「このせかいにきてから、クリムといっしょに[人化]をおぼえたの!それより、あなたたちにいわなきゃいけないことがあるのー」


美少女白狐っ娘であるマシロは何か思い出したの様に続いてリゼット達三人にある重大な事を言うのであった。




「いまのあなたたちはあるじいがいとはこがなせないの。それにいまのあなたたちのじょうたいじゃあ、あるじとのこどもはできないって……しってたの?」



「「「はっ!?(えっ!?)(へっ!?)」」」




ブックマーク、評価をよろしくお願いしますm(__)m



17.6.22

修正しました

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