土地神様
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前回のあらすじぃぃぃい!
『リゼット達スッキリ!』
『シキは休めっ!』
『寝ている間にマーキング!』
『他の女に取られないように……』
のどんっ!ι(`ロ´)ノ
リゼット達三人にマーキングされている事を知らずに寝ていたシキはふと目を開けると一般人なら驚くべき光景が広がっていた。
「……ここは?」
目の前には真っ白な空間が広がっておりリゼット達三人の姿は見当たらない。そこに存在していたのはシキたった一人だ。それ以外は何もない。只白い空間のみ。
普通なら何か不安に思うだろうがシキは一切そんな事を思わずにまず、自身の能力は使えるかどうか試した。
「……光と闇だけか」
使用できた能力は[白光]と[漆黒]の二つだ。身体能力も健在である。確認を終える何もない白い空間へと目を定めた。まるでそこに何かが存在している事をわかっているように。
≪いやいや~、やっぱわかるか?流石[深淵]の異名を持つだけはあるわな。さて、そろそろ姿見せるか≫
何処からともなく若い声が響き渡る。するとシキが見定めていた場所は複雑に歪んでいくと徐々に人の形へと変わっていく。
そこに現れたのは一人の若い青年だった。
中肉高背で黒髪黒目、服装は白と黒の袴であった。眼鏡を掛けておりそのレンズから見える瞳は優しそうな目でシキを見ている。いや、何処から面白そうな表情をしていたかもしれない。
「ほんま久しぶりやなぁ、姫ちゃん。今の格好中々にあっとおるわ。それにしても……いつ見ても可愛いなぁ~」
「……お久しぶりです。山城さん」
関西弁で喋る青年、山城京楽は少し見た目とはかけ離れた年輪を感じさせる様な雰囲気を纏っていた。シキは山城を見るといつもとは違う、礼儀正しく挨拶をする。もしリゼット達がいれば『何事!?』等と思うかもしれない。
「なんやぁ?そんな礼儀正しく挨拶して。別にタメでもいいで?」
「いえ、京都の『土地神』様にその様な……」
「いらんいらん。そんな気遣いいらんって。姫ちゃんには助けてもらったしな」
「はぁ……わかった。で、何で京都の『土地神』様である山城さんが?」
「いやぁ……実はなぁ……」
山城は少し困った様にする様子を見てシキは地球で何かあったのか?と心配になった。
「実は……」
「……実は?」
「特になんもないんだな、これが!」
「しばくぞ、てめぇ」
「あ、うそうそ、ごめんやって。姫ちゃんが異世界に飛ばされたって聴いたから気になってな。だから今どうなってるか代表としてわいが来たって事や。ま、あと数分しかここにおられへんけどな」
どうやら山城は心配していた様だ。
本来『土地神』としては異世界に行けないのだが『お上さん』に頼んで短時間だけ精神体だけを送る事を許してくれたのだ。すると山城は何もない所からある物を出す。
それは大きく細い剣ではあるが、刀身は凸凹のある長い棒状だった。切れ味も糞もないだろう。武器としてはメイスや金棒等の打撃系にしか使用できないと思うだろうか。
「そうそう、これな。これ、必要やろ?姫ちゃんの主要武器や。」
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名称:-----
種別:変形武器
ランク:-----
効果:不知火姫希しか使用できない謎の武器。自身の思い浮かべた多種多様な武器へと自由自在に変形できる。例え砕けたり刃溢れ等をしても不知火姫希の魔力でどんな状態でも自動修復可能。聖剣・魔剣・妖刀・名剣等の武器を凌駕すると云われている。
素材:-----
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「……変形武器……どうしてこれを?」
「姫ちゃんのお爺ちゃんから頼まれたんや。何か封印は解除してるからって言ってたで」
「そうか……ありがとうございます。山城さん」
変形武器を受け取ったシキはその主要武器を大事そうに抱き締める。それと同時に変形武器は光の粒になってシキの身体へと入っていった。
「ひゃぁ~。その武器によう愛されておるなぁ~。にしても今の自分を抱き締めた仕草は少女みたいやぞぉ~?」
「っ!?いや、これは……」
「姫ちゃん、かわいいなぁ~」
山城は顔を真っ赤にしていたシキをわしゃわしゃと少し乱暴に撫でていく。もし、相手が見知らぬ人だったり突如現れた神様でも問答無用で斬りにかかるだろう。しかし、今のシキは顔を真っ赤になりながら山城にされるがままに撫でられ続けているのであった。
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名前 キョウラク・ヤマシロ(山城京楽)
種族 狐神
性別 男
職業 土地神・陰陽師
レベル 測定不能
体力 測定不能
魔力 測定不能
筋力 測定不能
耐久 測定不能
俊敏 測定不能
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[称号]
天照大御神之眷属神
京都之土地神
覚醒者
神格者
限界を超えし者
循環者
管理者
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