商人ギルド!
前回のあらすじぃぃぃい!
『夜、凄かった!』
『翌朝!』
『もし、できちゃったら……?』
『仕事しますっ!』
のどんっ!ι(`ロ´)ノ
朝食を食べ終え、シキ達は商人ギルドへと足を運んでいた。
商人ギルド内は冒険者ギルドとは殆ど同じような外装ではあったが、ギルド内は綺麗に清掃されており商人であろう人達が情報を交換したり交渉したり等を行っている。そんな中、シキ達が来たことによって商人達は釘つけとなっていた。
「何だ……あの美女は……」
「美しい……」
「なんと……凛々しいのだ……」
主に釘つけとなっていたのは女騎士姿のシキが大きく注目されていた。立ち止まっているその佇まいは無駄が無い。今のシキに横にいたリゼットは声をかけた。
「シキ、お前……その服装様になり過ぎだぜ……」
「えっ?」
シキは気付いていない様ではあったが女騎士の服装を完全に着こなしているのだ。アニメである様な服と装備ではなく、露出が無いものである。ふわりと黒のロングスカートから見える脚は野郎共からしてみれば見逃せないものだろう。しかし、シキは万が一スカートの中が見えてしまってもいいように膝まである黒の短パンをしている為、気にはしていない。
「……何だ……その……この服、着馴れちゃったな」
「変な趣味、目覚めるなよ」
「シキさんなら、絶対似合いますっ!」
「同感です」
そんな変な趣味は目覚めるはずは無いが、正直女騎士の服装は動きやすいので思わず着てしまったのだ。しかし、何時までもこの様な格好をする訳にはいかないので明日にはこの女騎士の服装は封印しようと決意する。
シキは受付にいた男性に声をかけた。
「おや?お嬢さん達、商人ギルドに何か御用ですか?」
「……商人ギルドに加入したいのだが」
「そうですか。では、こちらの用紙に必要事項の記入をお願いします。」
そう言って出された用紙の必要事項には名前、性別、年齢、そして身分証明書だ。身分証明書は冒険者ギルドカードで大丈夫なので書き終わった用紙と共に提出した。
「……はい。確認できました。冒険者ギルドカードをお返しします。商人ギルドカードの作成が終わるまで少々お待ちください。作成が終わるまで、説明させてもらいます。」
簡単に説明すると商人ギルドに加入してから半年事に大銀貨3枚を納めなければならない。余は毎月の更新の意味らしい。更新は最大一年までは滞納できるが、それ以降は除名という形になってしまう。そうなってしまうと商人ギルドの加入はまた一からしなければならないらしい。商人ギルドカードの作成は小金貨一枚。再発行は小金貨二枚だ。
他にも説明はあったが、重要な点はそんな所だろう。別に商人ギルドから強制的な事は無いし、ノルマ等は存在しない。
説明が終了すると商人ギルドカードを手渡された。カードの色は青色であったが、問題なく更新を続けていくと白、黒、銀、金といった色へと変わっていくらしい。
シキはその商人ギルドカードを受けとるとリゼット達を連れて外に出ると食材の調達の為に市場へと赴いた。
「シキさん、何を買うんですか?」
「えっと……肉は今までに狩ったモンスターの肉があるからいいとして……卵はあの子達から貰ったのがあるから……小麦粉と砂糖に、それから……」
「完全に料理人のスイッチが入ったな」
「流石ですね。」
商売する為に必要な食材は全て購入し[空間庫]へ収納した。必要な材料は意外にも安く購入することができたが、「お嬢ちゃん、可愛いからおまけだ!」とか「金髪のねぇちゃん、よかったらこれも貰ってくれ!」等々と色々得をしながら無事に食材集めは終わったのだった。
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