☆地球では……
前回のあらすじぃぃぃい!
『リゼット起きちゃった!』
『[箱庭]へ!』
『リゼットかわゆい!』
『愛し合って……』
のどんっ!ι(`ロ´)ノ
不知火達が地球から異世界へと召喚されて約1ヶ月。突如、学校にいた一部の生徒や教師達が一斉に行方不明になった事は大々的にテレビや新聞等で大きく取り上げられている。行方不明になったのは京都と北海道の高校だったが、何れもその同じ日に行方不明になったと警察の調査で判明していた。
これは日本だけの話では無い。
日本の他に米国に英国もそれぞれ1つの高校にいた一部の生徒、教師達が行方不明になっていたのだ。
日本・米国・英国の3つの行方不明事件に偶然なのか?と疑問視する者達が多くUFOに拐われたか?、政府の陰謀論等が広まっていく中世界はその事件に関して関心の目が大きく広がっていくのは必然であった。
それぞれの国の政府は既に調査はしているものの行方不明になった者達の行方は全くと言っていいほど成果が得られなかったのだ。
そんな不安が渦巻く中、国々の首相達は日本に緊急集会を開いていた。日、米、英、中、仏、独、伊、加、露の首相達全員が出席をしている。
何故、国のトップ達が集まっているのかはその行方不明の事件を重く見ているのだ。だが、世間からしてみて行方不明にそこまで深刻になっているかは疑問に持つ者もいるだろう。しかし、これには理由があった。
「たった一日の間に大勢の者達が行方不明になるとは……」
「世界異能機関(WAO)や土地神様でも感知できなかったのか?」
「彼等も感知はしていたらしいが、それは一瞬でわかった時には後の祭りだったらしい」
世界異能機関、WAO(World Abilities organization)は数々の世界機関で必要不可欠な存在であり最も影響力のある機関の事だ。一般市民には全く認知されていないが地球でも能力者と呼ばれる者達が数多く存在している。その能力者を保護したり犯罪を犯した能力者を拘束、そして超自然的現象の調査等を行っている。実際に知られていないだけで数々の超自然的現象を対処をしているのだ。
「地球外から、だろうネ」
「最近若者が言っている異世界召喚、か?」
「ソウソウ、WAOも断言していたヨ」
「しかも……召喚ですか?その召喚された者の中に……【深淵】も含まれているんです」
「何っ!?」
「それは誠かッ!」
首相達はその事実に酷く驚いていた。
「【深淵】……世界異能機関(WAO)内、真序列1位。その彼の両親は……」
「父親は先祖返りと言われている【不動明王】、母親は『あちらの世界』の住人で【剣聖】と呼ばれてますね。」
「しかもその母方には……【白炎帝】、更に上には【天空之覇帝】が……」
「……彼等が動くと?」
「彼等だけではない!【黒雷帝】に【影鎖】、【赤鬼】も必ず動くぞっ!」
「いえ、その心配はありませんよ」
すると突然、中性的な声がその部屋の間を支配する。支配とは言っても身体に異変が起こる等ではなく、単にその声が彼等の注目を一点に集めていたのだ。
首相達はその声の主へと向くと、そこには執事服に身に纏い長めの黒髪を持つ女性よりな容姿である日本人が誰一人気づかれずにその場に存在していた。
「なっ、何者だッ!?」
「申し遅れました。私の名前は天城悠と申します。先程貴殿方が仰っていた『【白炎帝】の右腕』、でもあるんですよ」
『【白炎帝】の右腕』というキーワードにその場にいた者達は冗談だと思ってしまうが、誰一人気づかれずに潜入した実力を目の当たりにして納得してしまう。
「【白炎帝】の右腕、か……まさかっ、彼が動くのかッ!?」
「心配しなくてもいいですよ。我が主人はこの件については調査には協力はしますが直接動くことはありません。」
「そ、そうなのか?」
「えぇ」
「そうなのか!それに協力してくれるのは有り難い!私は賛成だが、反対する者はいるか?」
誰も反対をする者はいなく、むしろ協力する方がいいと考えているようだ。更に世界異能機関(WAO)とも連携を取ってくれるらしいので更に反対する気も一切起きないだろう。
「全員、賛成だ。よろしくお願いする」
「こちらこそ」
そう言うと天城は来た時と同様に気配を遮断しながら主人がいる『あちらの世界』へと帰っていくのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
名前 ユウ・アマギ(天城悠)
種族 人族?
性別 男
職業 執事・魔導師・剣豪・拳聖・真勇
レベル 測定不能
体力 測定不能
魔力 測定不能
筋力 測定不能
耐久 測定不能
俊敏 測定不能
ーーー
ーーー
ーーー
ーーー
[称号]
不滅な男の娘
主愛
覚醒者
神格者
万能執事
【白炎帝】の右腕
闇之拳聖
植物使い
帰還者
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブックマーク登録、評価をよろしくお願いしますm(__)m




