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指輪!

前回のあらすじぃぃぃい!


『二人にお返し!』


『ギルドへ!』


『ランクアップ!』


『次の目的地へ!』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ

バルリム王国から出て5日目、シキ達は見晴らしのよい草原で休憩を取っていた。

リゼットは木刀で素振りをしていたり、アルトレアは道中に採取した薬草等でポーションを作成、スミリアは武器のメンテナンスをしていた。


ランスロットは生い茂る草をムシャムシャと美味しそうに食している。


マシロはシキの膝の上ですやすやと気持ち良さそうに眠っていた。


この場所はモンスターに見つかりそうだがアルトレアが辺りに結界を張っている為、余程の事が無い限り襲われる心配はないだろう。もし、何かあれば結界を張ったアルトレア自身がいち速く異変に気付く。


「……これ……指にはめるか?」


シキが馬車の操縦席に座りながら懐にしまっていたエルディンテの中古で購入した指輪を見ながら考えていた。

今考えているのは金と銀であしらった指輪を指にはめるか悩んでいる。

正直、この指輪は何かわからない。そんな物を指にはめたらどうなるかが不明だからこそどうするか考えていたのだ。


「(でも、興味あるんだよな)」


だが、やはりそんな未知の物体に興味がある物に引かれてしまうお年頃だ。


指輪をはめよう、と決断するとシキは膝の上で眠っていたマシロを馬車の毛布がある後ろへと起こさぬように移動させた後、何が起こってもいいように[陰陽術]で目には見えないが強固な[結界]を厳重に展開する。


「よしっ!」


そしてその指輪を右の人差し指にゆっくりとはめていく。

最後まではめると特に変わった変化が無かった事に落胆な表情になる。


「……何も起こらないな……魔力を流すか?」


いきなり大きな魔力を流すのは危険なので蛇口から一滴一滴ゆっくりとほんの少しずつながしていくとカッ!?と眩い光に包まれてしまう。


「ッ!?」


直ぐ様指輪を外そうとするが身体の一部になっているのか全く取れる気配がしない。


「(あー、しくった~)」


そうやっちまったと後悔していると辺りに輝いていた光は治まっていく。


(……あれ?こんなに背が低かったっけ?)


まず最初に気づいた身体の異変は目線の高さであった。いつもより数倍以上も低い。


(とりあえず指輪を外すか……って、えぇえぇッ!?!?)


外そうと手を見てみるとそこには小さな肉球があった。


しかもきらびやかな金色の毛並みと共に。


よく見てみると身に付けていた服も何もかも一切無くなっていた。


その代わりに長細い尻尾はある。


(……え、何?何のドッキリ?)


意味がわからないシキは取り合えず身体を動かそうとするが手足を使って猫の様にあるいていた。


(え、ウソウソウソウソっ!ちょっ、まじか!え、動物!?モンスター!?)


即座にシキは[水魔法]で[水鏡]を作り出す。


その写った自分を見て驚愕した。


写っているのはきらびやかな金色の癖っ毛がある美しくも愛らしい猫がそこにいたのだ。


地球でいうならノルウェージャンフォレストキャットという種類の猫に似ているが大きさはその種類より半分位しかない大きさであった。


「にゃにゃ~っ!?!?(何じゃこりゃぁ~っ!?!?)」


どうやらシキは猫になってしまった様だ。


そして叫ぶも猫の鳴き声しかでないのであった。






















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