紅蓮天神竜 降臨
前回のあらすじぃぃい!
『参戦!』
『魔王瞬殺!』
『召喚術使用可能に!』
『頼もしい仲間が登場!』
のどんっ!ι(`ロ´)ノ
バルリム王国北門。
そこでは『勇者』と騎士達、そして指揮をしていたバルリム王国の国王が出陣していた。
『勇者』には生徒会の早乙女弥生や河波美空、教師である小早川麗奈が先頭に立って騎士達と共にモンスター達と戦闘を繰り広げていた。
国王も只指揮をしているだけでなく魔法で『勇者』や騎士達の支援を息子である第1王子と共に行っている。
国王の容姿は褐色肌にグレーの髪を持つドワーフなのだが背の高さは成人男性と変わりは無い。それは第1王子もそうであった。
「ぐあっ!?」
「隊長っ!」
一人の国の騎士隊長がモンスターの攻撃を受けて倒れてしまい部下であるもう一人の騎士が駆け寄ってくる。
しかし、そんな隙を見せた所をモンスター達が見逃す筈がなかったのだ。
ーーーグルシャァァァァァア!!!
Cランクモンスターである亜竜がその二人の騎士に向かって大蛇の様な大きな口を開けながら襲い掛かろうとしていた。
「『地壁』!負傷した者を連れて下がるのだっ!」
「はいっ!さあ、隊長!」
「うぐっ……あ、ありがとうございます。ガウィル陛下」
ガウィル国王は[土魔法]で壁を作って騎士を逃がした後に亜竜に向かって魔法を放つ。
「『火槍』!!!」
ーーーギシャァァァァア!?!?
火の槍は亜竜に胴体や翼等に貫通し悲痛な悲鳴を上げながら地面に落ちていく。
しかし一体の亜竜を倒した所でモンスターの数は一向に減る様子は無い。殆どのランクはDランク位だったが徐々にCランクやBランクのモンスターの姿を見せてきた。その殆どが竜系のモンスターだ。
「陛下、モンスターの数が……」
「わかっておる……(東門と西門は大丈夫だろうか……子供達が何とか踏ん張ってくれるといいが……)」
ガウィルは杖を掲げながらモンスター達に魔法を放ち敵を殲滅するのだが次から次へとモンスターの出現は止まらない。ガウィル自身の魔力も尽きかけていた。
「……くっ!(もはやこれまでか……せめてここにいる者達だけでも逃がせれば……)」
「父上っ!?」
ここで命が尽きると感じ取ったガウィルだったがその時、雲っていた空は雨雲の様に暗かったが何の前触れも無く天が赤く染まっていく。
「なっ、何だ!?」
「天が……天が赤く……」
「何が起こるんだ……?」
「新手か……?」
次の敵かと『勇者』や騎士達だけでなく襲ってきていた竜系のモンスター達も同様に赤く染まった天を呆然と眺めていた。
ーーーグルォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオ!!!
天から大地を揺るがし、轟く大きな彷徨が『勇者』や騎士達、国王、そして敵であるモンスター達がいる場所に響き渡る。
聞いた者達やモンスター達は無意識に鳥肌が立ったり、その彷徨の主に対して恐れをなしている。
両者は願う。
どうか、その彷徨の主が自分達の敵でいてほしくない、と。
そして、赤い空にかかる密集した雲の間がら真紅の竜が現れた。
真紅の竜は四足の竜であるが一般的な竜と違い凶暴そうでは無くむしろ神々しく勇ましい。
見下ろす様に『勇者』達や騎士達、そしてモンスター達を紅蓮の綺麗な眼で暫く眺めていた真紅の竜はゆっくりとその戦場に舞い降りていったのだった。
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名前 ガウィル・ンルル・マユクナーマ
種族 ドワーフ
性別 男
職業 バルリム王国国王・鍛冶師
レベル 151
体力 9800
魔力 12750
筋力 8400
耐久 10800
俊敏 11250
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[固有スキル]
王族の血統
鍛冶師
物質分析
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[スキル]
剣術.5
火魔法.5
水魔法.6
土魔法.7
魔力操作.5
強化.3
斧術.6
体術.6
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[称号]
バルリム王国国王
一流の鍛冶師
魔王殺し
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