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開戦前

前回のあらすじぃぃい!


『緊急依頼!』


『リゼット、アルトレア、スミリアは受ける!』


『……の前にギルドマスターとの御話』


『3人へプレゼント!』


『シキは受ける?』


『受けない~( ´Д`)』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ


リゼット、アルトレア、スミリアは攻めてくるモンスターの大群に対抗する為に冒険者達が集う場所でシキを待っていた。

因みにリゼット達3人はバルリム王国の西門にいる。他にもバルリムには西門以外にも北門に東門、南門の計4つがあるのだが、モンスターの大群は3つに分かれておりリゼット達がいる西門、北門、東門の3方向に向かって攻めてこようとしているらしいのだ。


冒険者達は西門を。


騎士達と『勇者』達は3つに分かれて防衛に当たっている。


「シキさん、遅いですね……」

「そうだな」

「……にしてもあれがエルディンテ王国で召喚された『勇者』達か?何とも弱そうだ」

「スミリア、お前見た目で判断するんじゃねえよ。意外と強いかもしれねぇぜ?」

「ボクはシキさんが一番強いと思いますけどねっ!」

「あっ!アルトレア、それ俺が言おうとしてたのに……」


シキの話で妙に楽しそうな2人を見てスミリアはふと思った事を口に出した。


「……リゼット殿とアルトレア殿はシキ殿の事が好きなのか?」


スミリアのいきなりの問いに2人は息を揃えてこう答えた。


「「好きだぜ!(ですよ!)」」

「そ、そうなのか……」


2人は堂々と宣言した事にスミリアは驚いていた。そしてあんな見た目が女にしか見えないあの男の何処を好いたのだろうかと同時に思ってしまう。


するとその3人に声が掛かる。


「あのー、すみません。」


声を掛けてきた人物は茶髪の幼い中性的な可愛らしい人物だ。3人はその人物を最初は幼い美少女だと認識していた。


「あ?誰だよ」

「え、えっと、僕はリオ・アサヒナって言います。」

「リオ・アサヒナ?変わった名前……いや、貴殿は『勇者』か?」

「はい!エルディンテ王国の『勇者』です。」

「へぇ~、『勇者』か。その『勇者』さんの後ろにいるのも同じ『勇者』か?」


朝比奈梨央、リオの後ろには数人の同年代であろう少年少女がいたのだが、誰もが緊張した面持ちだった。

それはそうだろう。

彼等にとってみれば殺し合いが始まるのだから。


「はい、彼等も『勇者』ですね。」

「その『勇者』さん達はどうしてボク達に?」


アルトレアはリオに尋ねると少し困った様に頬を掻きながらこう答えた。


「いえ、特に理由は無いんです……けど、ずいぶん仲が良さそうだなって思って」


その回答にリゼット達は理解する。

他の冒険者達は殆ど厳つくて話し掛けづらい雰囲気を放っていたからだ。そんな中にリゼット達は他の冒険者達と比べて話し掛けやすそうだったらしい。


すると一人の偵察隊の一人が高台の方から大声が上がった。




「モンスターの大群が来たぞォォォォォォォォォォォオオオ!!!」



冒険者、騎士、『勇者』達は気を引き締めた。



そう。



命を賭けた大規模な戦いがもう目前に開戦されるのであった。




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