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緊急事態発生

PV50000越えました!


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ーーーーーーーーーーーー

前回のあらすじぃぃい!


『岩石森亜竜との戦闘!』


『シキは傍観!』


『リゼットとスミリア、ピンチ!』


『アルトレアのサポートで危機を回避!』


『勝利!』


のどんっ!

岩石森亜竜の解体をしている中、シキはこのモンスターについて理解しているであろうスミリアにどの部位が使えるかどうかを聞いていた。


「スミリア、岩石森亜竜の肉って食べれるのか?」

「食べれるが基本的には煮込み物としてしか食べられていないな。岩石森亜竜の肉はそのまま焼けば固い。」

「そうか……なら、この角は?」

「あぁ、それは漢方薬にもなるからな。あ、だがそれは討伐証明の部位だからな。ちなみに背中に生えている木は家庭用家具が主に用いられているな。」

「なるほど……じゃ、([空間庫]に)入れとくか」


シキは解体して討伐証明の部位である角を除いて[空間庫]に軽々と放り込んでいく。


その光景を見ていたスミリアら唖然としていた。


「シキ殿……[アイテムボックス]持ちだったのか?」

「ん~、まあそんなところ」

「すっ、凄いな![アイテムボックス]なんて初めてこの目で見たぞ!シキ殿、よく見せてくれないかっ!?」

「あっ、ちょっ!?」


スミリアは無意識に身体を密着させると今放り込もうとしていた手とその入っていく[空間庫]を見て目をキラキラ輝かせていた。


だが、それをよしとしない者達がいた。


「おい、くっつき過ぎだぞ!」

「そうです!スミリアさんだって破廉恥な事してるじゃないですかー!」

「へっ?……あっ、いや!これは違うんだ!そんな如何わしい事など考えてはいない!只[アイテムボックス]が……」

「てめー、そんなバカデカい胸でシキを誘惑しようとしてるんだろ!」

「なっ!何を……ひゃんっ!?リゼット殿!?何をっ!?」

「うっせー!!!」


リゼットはスミリアの胸を鷲掴みにしている。

服が身体の線が出ないゆったりとした服装なので分からなかったがスミリアの胸は背が低い割にはかなり大きい事がわかってしまう。


シキはとりあえずリゼットとスミリアがじゃれあっているのを見るのは目のやり場に困ってしまっていた。


「シキさん……」


ふと横からアルトレアが声を掛けてきた。


「ん?どうした?」

「あっ……あの……」

「うん?」


アルトレアは顔を真っ赤にさせてながらシキに抱きついてきた。

何が何だがわからないシキは少し戸惑うが顔を胸に埋めたアルトレアをゆっくり見ると擦り付ける様に顔を更に埋めている。


「シキさん」

「何だ?」

「さっきの……ボクの戦闘、どうでしたか?」

「あ、あぁ、よかったぞ」

「……なら、御褒美下さい」

「へっ?」


顔を埋めながら彼女は御機嫌が欲しい、と言うが最近女の子っぽく……いや、完全に女の子になってしまっている様な気がすると感じたシキ。


「(元……男なんだよな……)」

「シキさん、ボクが決めてもいいですか?」

「え?……あ、御褒美か?何だ?」

「ギュッ……と抱き締めてくれませんか?」

「……はぁぃ?」

「抱き締めて下さい……あと、頭も……撫でて下さい……ダメ……ですか?」


上目遣いで可愛らしいクリクリ、とした目をうるうる潤ませながら訴えてくる。


シキはアルトレアのお願いに断れずに優しく抱き締めてその手で頭を撫で始めた。


「ふぁぁ……(シキさん……)」


アルトレアは頭を撫でられて気持ち良さそうに目を細目ながらシキに抱き返していた。後からリゼットとスミリアがずるぃ!やハレンチ!と強請ったり怒ったりしていたのだった。


そんな光景を見ながらシキは平和だなぁ~、と思いながらリゼットに抱きつかれたりスミリアがそれを引き剥がそうとしたりアルトレアが祝福(幸せ)そうな表情をしながら抱き締められていたのだった。




~~~~~




シキ達が依頼を終えてギルドへ報告した後、小腹が減ったのでギルド内にある居酒屋?の様な場所で軽く食事をしていた。


「なあシキ、明後日にはここを出るんだよな?」

「そのつもりだ。」

「一応準備は終えていますけど……スミリアさんは?」

「私も何時でも出られる様に準備はしているぞ。……あと、今日はシキ達の宿にお邪魔するぞ」

「え?」

「まじか?」

「スミリアさんの家は?」

「あぁ、父上と母上がな。3人と速く仲良くする為に今日の宿は一緒に、とな。ちゃんと金は払うから大丈夫だぞ。」


今日の宿にはスミリアも来る事にシキ達は驚いていた。今日は実家で過ごすと思っていたからだ。

更に言うのであればシキ達は男女を分けずの3人部屋だ。スミリアなら絶対にハレンチ!と言うだろう。


「スミリア、俺達はーーー」


シキはスミリアに3人部屋だ、ということを伝えようとするがその前にギルドの扉がバンッ!と力強く開かれた。



そして開いた人物は男性で汗だらけになりながら何かを恐れて慌てている様だ。



男は唇を震わせながら大きな声がギルド内に響き渡る。



「聞いてくれっ!!!今このバルリムにモンスターの大群が向かってきているんだ!!!」



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