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VS岩石森亜竜

H30.2/20.岩石森亜竜の姿を加えました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


前回のあらすじぃぃい!


『チート勇者!』


『相手は魔王!』


『チート無効!』


『チート勇者、チート無し、ヨワッ!』


『瞬殺!』


『勇者どんまい!』



のどんっ!ι(`ロ´)ノ



岩石森亜竜は、見た目はステゴサウルスという恐竜に似ている。異なっているのは背中に剣の様な物はなく、代わりに小さな草木を生やし、背の中心には大きな木が生えていた。その木から根を身体中に広がっており、岩肌に加えてその根も鎧の様に広がっていた。加えて四足歩行ではなく、二足歩行である。


その岩石森亜竜との戦闘は苛烈を極めていたが、その中でシキは入っていない。


簡単に言えば一発殴れば終わってしまうのでリゼットとアルトレア、スミリアの3人が相手をしている。

勿論、ピンチになれば何時でも守れる様に準備は万端だ。


リゼットとスミリアは接近、アルトレアは後方からの攻撃だ。



ーーーグルォォォォオ!!!

「『火之太刀』!!!」

「『鎧崩し』!!!」


リゼットは太刀に[火魔法]を纏い、スミリアは槌を[強化]をして岩石森亜竜の両側から叩き込んだ。


岩石森亜竜は身体には岩がしきつまっており、その上背中には2本の木がある為に非常に動きは遅い。

だが、その分大きな身体を使った攻撃に当たれば軽傷では済まされないだろう。


ーーーグルルルル!!!

「くそっ!」

「くっ!?」


『火之太刀』と『鎧崩し』で岩石森亜竜に傷を与えたと思っただろうが強固な岩石の身体によって弾かれてしまう。

瞬時に相手の攻撃を来ることを察知した2人は後ろに回避して岩石森亜竜との距離をとった。


「はっ!」

ーーーギルアアァァァァア!?!?


リゼットとスミリアが岩石森亜竜から離れた瞬間にアルトレアは[魔力具現化]を発動して作り出した魔力の矢、『魔力矢』を使って相手の岩石森亜竜の目に向かって放たれた物が見事に右目に命中する。


「リゼットさん!スミリアさん!今です!」

「おうっ!」

「わかったっ!」


アルトレアの合図にリゼットとスミリアは再び動き出す。


右目に矢が刺さった岩石森亜竜は痛みに怯んで後ろへと下がってしまう所を2人は魔法で攻撃する。


「『火球(ファイヤーボール)』!」

「『水球(ウォーターボール)』!」

ーーーギャルゥォォォォォォォォ!?!?


リゼットが放った『火球』とスミリアが放った『水球』は同時に岩石森亜竜に被弾するのと同時に爆発すると火と水の魔法の影響か濃い水蒸気が発生してしまう。


「よっしゃっ!」

「これで……」

「(……いい攻撃だが……それじゃぁ、悪手だ)」


勝利したと確信していたリゼットとスミリアだったがシキは爆発と水蒸気の中にはまだ岩石森亜竜が健在だと気配で感じ取った。


だが、シキは動かない。


何故なら……。


ーーーグルォォォォォォオオオオオ!!!

「なにっ!?」

「しまっー!?」


岩石森亜竜が爆煙と水蒸気の中から2人目掛けて突っ込んでくる。

絶体絶命だと思われたがその前にアルトレアは反応してリゼットとスミリアの前に立つとあるスキルを発動した。



「『結界』!」


アルトレアの前には防護硝子の様な透明な壁が現れて岩石森亜竜の突進を受け止めた。


だが、岩石森亜竜も脚を前に何度も踏み込んでくる為に結界もギシギシと軋む音をたてていた。


「2人共!今の岩石森亜竜の身体の岩石は剥がれています!」

「わかったっ!」

「いきますっ!」


岩石森亜竜の身体は『火球』と『水球』の攻撃で首回りと胴体の岩が剥がれて黒茶色の肌が露になっていた。


「いくぜ!『火之太刀』!」

「はぁぁあっ!」


首回りにリゼットの『火之太刀』、胴体はスミリアが[強化]した身体で勢いよく鎚で殴り付けた。


ーーーグォォォォォォォオ……



岩石森亜竜の首回りはばっくり斬れて血が溢れだし胴体は小さなクレーターが出来ている。そしてゆっくりと傾いてドスンッ!と事切れた様に音をたてながら倒れていった。


「ふぅ……やったな。ありがとな、アルトレア。」

「アルトレア殿、感謝する。」

「御礼なんていいですよ。」


何とか岩石森亜のを倒すと2人はアルトレアに御礼を言っていた。

もし、アルトレアが『結界』を張らなければ危険だったかもしれない。


「よくやったな、3人共」


3人に声を掛けるとリゼットとアルトレアは御機嫌になるがその中でスミリアはシキを見ながら顔を顰めていた。


「シキ殿、貴殿は何もやっていないが……何故私達と戦わなかった?」

「いいんだよ。シキも戦うと一瞬で終わってしまうからな」

「ボク達の出番が無くなりますからね」

「そうなのか……」

「ま、他のモンスターが来ねぇうちに討伐証明の部位を剥ぎ取ろうぜ!」

「そうだな」


スミリアは納得していない様な表情をしながらも死んだ岩石森亜竜の解体をシキ達と共に行うのだった。







ーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 <No name>

性別 雄

ランク C

種族 岩石森亜竜


状態:死亡


レベル 32

体力 0/7740

魔力 0/1540

筋力 6920

耐久 8640

俊敏 920

ーーー

[固有スキル]


ーーー

[スキル]

岩石纏.3

突進.2

石頭.2


ーーー

[称号]


ーーー



ーーーーーーーーーーーーーーーー



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