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ーーーーーーーーーーーー


前回のあらすじぃぃい!


『スミリアの紹介!』


『依頼を受ける!』


『小早川ぼ~(´-`)』


『島崎 ニヤニヤ( ̄▽ ̄)』



のどんっ!ι(`ロ´)ノ



アルビィマの樹林へと入っていったシキ達は順調に岩石森亜竜がいるとされている中部へと向かっていた。


「本当にモンスター少ねぇな」

「まあ、こういう時もあるだろう」

「ですが……これはなんといいますか。不自然な気も……シキさん、どう思いますか?……シキさん?」


この時アルトレアの言う通り何か不自然である事にシキは気付いてはいたがそれが一体何なのかは具体的にはわからない。

だが、わかっているのは普段見るモンスター達が『いない』のではなく『隠れている』のだ。まるで何かが起こりそうな事を予知しているかのようにだ。


地球でも大地震等の超自然災害が起こる直前にはペットや鳥等の動物が異常行動を起こす様なものと一緒かもしれない。


「(……っ、こんな時に[召喚術]が使えていたら!)」


この世界に召喚されてからシキは本来使える筈の[召喚術]が使えない。召喚師でもある筈なのにだ。この世界に召喚された影響だろう。

もし、[召喚術]を使えていたら自分の召喚モンスターに頼んで調査してもらえるのだが……。


「(それに、[召喚術]さえ使えていたら直ぐにでも『あっち』の世界からわかってもらえるんだが……)」


シキが使う[召喚術]は『あちら』の世界の物であるがそれだけではシキのいる世界の場所はわからない。

[召喚術]にも種類があり、契約モンスターだけでなく(仮)契約モンスターがある。


契約モンスターは文字的にわかると思うが(仮)契約モンスターは特殊で本契約とは違いその本契約者の2番目の契約者、あるいは共有している召喚モンスターなのだ。


だからと言ってどのモンスターも2人もの契約者を持つのはそうそういないがシキの場合、祖父からは『白炎妖九狐』、曾祖母からは『紅蓮天神龍』を(仮)契約をしている。


シキの様な親や祖父母等の家族内で(仮)契約をすることが多いのだ。


しかも(仮)契約モンスターを召喚すれば本契約者と共有されているのでその(仮)契約者が何処にいるかを知る事が可能である。


「シキよ?どうしたのだ?」

「(あ゛~、こんな時に『白炎妖九狐(マシロ)』と『紅蓮天神龍(クリムゾル)』がいたらな~)」

「シキさん?」

「(……仕方が無いか……ゆっくりとあの召喚魔法の研究とかやって帰れる手段を探さなくちゃな……)」

「おいっ!シキっ!」

「ひゃん!?なにっ!?」


いきなりリゼットが耳元で大声で呼ばれると酷く驚いたシキは変な声をあげてしまう。


「おめー、さっきから俺やアルトレア、スミリア呼び掛けてんのに無視するからだろ」

「あ、そうか。悪いな」

「何考えてたんだ?」

「色々だ」

「なんだよー、それー」


教えやがれっ!とリゼットは横からシキの首に腕を回してマショマロの様に柔らかな胸に押し付けるとそのじゃれている光景を見てアルトレアは羨む様に、スミリアは口をパクパクさせながら顔を真っ赤にしていた。


「……いいなぁー」

「はっ……ハレンチだ!そんなのを男女でするのではない!速く離れるのだっ!」

「あん?いいじゃねぇかよ」

「だっ、ダメだぞ!そんな……」

「そんな、なんだよ?これくらい別にいいだろ?」

「リゼット、流石にこれは……やばいので止めてくれないか?」


やばい、というのもリゼットは隠れ巨乳なのでびっくりするぐらいに柔らかくその豊かな双丘の間に顔が埋もれてしまっているからだ。


「やだよ」

「なんでっ!?」

「俺がこうしたいからだっ!」


何故かどや顔のリゼットだがほのかに顔が赤いのはその発言が少し恥ずかしかったからだろう。

その発言を受けてアルトレアは少しムーッとした表情で、スミリアはハレンチな……と小さく連呼していたが、何かを感じ取ったのか鎚の柄を掴んでいた。

それはシキ達もわかったのかじゃれあいは止めて武器に手をかけて何時でも戦える態勢に入っている。



ーーーググオォォォォォォォオオオオン!!!



重く低い咆哮と同時に奥に密集した木々から大きな岩の身体を持った一体のドラゴンが背の低い木々を踏み潰しながら現れた。

スミリアは大声で発する。




「あれが岩石森亜竜だ!気を引き締めろっ!」


ーーーグオオオオオオオオオオオオオン!!!



声と同時にシキ達を視界に捉えた岩石森亜竜は威嚇の咆哮を解き放った。



そして岩石森亜竜との戦闘が始まったのだった。



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