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依頼と思い人?

前回のあらすじぃぃい!


『童貞にはきつ~!(´д`|||)』


『鍛冶屋に!』


『武器ゲッチュ!』


『新たな仲間!?』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ

シキは鍛冶屋の地下室から出ると店の中を眺めていたリゼットとアルトレアに新たに仲間になったスミリアを紹介していた。


「え~、新しく仲間になったこの店主の娘さん、スミリアさんだ。」

「スミリアだ。宜しく頼む」

「そうか、俺はリゼットだ。」

「アルトレアです!こちらこそ宜しくお願いします!」

「あぁ、武器はハンマーで、他には皆の武器メンテナンスもさせてもらおう!」


顔合わせも済ませた事で、店主とその奥さんに見送られてギルドへと向かった。


「シキ殿、今日はどうするのだ?」

「ギルドで軽く依頼をしようかと思ってな。スミリアはいけるか?」

「安心しろ。私にはこの相棒(ハンマー)があるからな。これでも冒険者ランクCなのだぞ?」


そうこう言っている内にギルドに着いて入っていくと毎度同じ様に中は賑わっている。朝から酒を飲んでいる者達もちらほら見えていた。


シキ達は依頼が貼ってある掲示板を見に行く。


「今日はどうするか……」

「なあシキ!これなんてどうだ?」

「ん?何々……?」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


依頼:岩石森亜竜一体の討伐

場所:アルビィマ樹林

難易度:D+~C

期限:一週間

契約金:大銀貨1枚

報酬金:中金貨2枚


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「岩石森亜竜?」


初めて聞くモンスターにスミリアは説明してもらった。


「それはロックフォレストワルバーンだ。岩みたいな身体の翼の無い亜竜だな。その大きな身体には木々が1~3本生えているんだ。」

「へぇー、何か変なやつだな!」

「確かに見た目は変化もしれないが、その身体を守る様にある岩肌は私の相棒でも簡単には砕けない。」

「魔法とか効果あるんですか?」

「あるにはあるが、火力の無い魔法では無意味だ。だが、その岩肌を剥がせれば効果は高くなる。……その剥がすのが大変なのだが」

「いいじゃねぇか!この依頼やろうぜ!」


リゼットは掲示板に貼っているその依頼紙をとって受付に持っていった。

エルディンテの時とは違いNoではないのはその国々のギルドによって様々なのだろう。


約5分程でリゼットは戻ってきたが、少し気になる事を受付嬢に聞いたらしい。

最近アルビィマの森でモンスターの様子がおかしいということだった。


具体的には普段よく見かけるモンスターの姿がよく見えなかったり逆にあまり見かけない様なモンスターが多くはなくが数件の目撃例があるらしい。


「警戒はした方がいいよな」

「そうした方がいいぞ。何があるかわからないからな。」



そうして彼等はアルビィマの樹林に向かう前に万全な準備をして確認してから向かうこととなった。




~~~~~




バルリムに存在する王宮の訓練所に休憩していた小早川麗奈が上の空で近くにいた女子生徒、島崎美春がその様子を見て声を掛けてきた。


「小早川先生、どうしたんですか?ボーッとして」

「……かっこよかったな」

「先生?」

「へぁ!?島崎さん!?」

「かっこよかったって誰の事なんですかぁ~?」


何となく小早川の反応と発言に察した島崎はニヤニヤしながら問いかけてくる。誰もが見ても今の小早川は完全に乙女チックになっていた。


「そういえば~、昨日王宮から帰ってきてからそんな反応ですよね~?何かあったんですよねっ!?」

「いっ!?いえ!何もないでしゅよ!?」


最後に噛んでしまい真っ赤になっていた小早川を他に訓練していた男性生徒は普段見られない姿に釘付けになっていた。それは生徒だけでなく男性教師も男性兵士も同じだった。


「あやしいな~、先生!教えてくださいよ~」

「何もないです!何も『あの人』の事なんて考えてませんよっ!」

「……へぇ、『あの人』、ねぇ~。」

「はぅぅっ……」


しまった!という表情をしながら更に顔を赤らめる様子はやはり乙女であった。

小早川はこのまま白を切っても逆効果だろうと考えて島崎に昨日あった事を洗いざらい白状する。その結果。


「へぇー!金髪髪に綺麗な顔立ちの美少年か……先生って年下好きだったの~?」

「そ、そんなわけではないけど……でも、あの人はとてもかっこよかったんです。本当に……」

「ひゃー、まさかの小早川先生が一目惚れか~。いいなぁー」

「なっ!?一目惚れじゃありません!気になるだけですっ!」


そう言い切る小早川だがその慌てっぷりでは何の説得力もない。

島崎はここまで今まで見たことが無いほど取り乱していた小早川をここまでにする人物に興味を持っていた。


「(先生が惚れた男か……気になるなー!)」


だが、まさかその人物が不知火だとは思わなかっただろう。



その事実を彼女達が知るのはもっと先の事になる……。



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