シキ、『グランディセウム学園』へ!
今回も短いです。
ごめんちゃい( ノ;_ _)ノ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前回のあらすじぃぃぃぃぃい!!!
『シキが、先生!?』
『小早川先生と再会!?』
『どうしてこうなったかというと……』
のどんっ!ι(`ロ´)ノ
「ここが『グランディセウム学園』か……」
『カグヤ』の首都である『キョウラク』に存在する『グランディセウム学園』へとシキは赴いてた。
シキが先生に、という件は冒険者ギルドも一枚噛んでいた内容らしい。『グランドマスター』ネメシアに聞いてみれば「是非頼むよっ!」と返答が返ってきた。
どうやら人材不足らしい。
しかも、その不足しているのは語学や数学・魔法等の講師ではない。
何処の人材不足かというと……。
「保健の先生、か……」
そう、保健の先生。
保健室の先生である。
残念ながら誰かに何かを教えるという事はあまりないらしい。
保健室の先生は学園全体の保健の管理をすること、環境衛生を整える等が主の仕事。
よくよく考えてみれば学校の保健室の先生は大変な職業でもあるのだ。ただ生徒達からその忙しさは見えていないだけ。
さてさて、そろそろ学園の、職員室的な場所に行こうとするとある一人の人物と出会う。
「あれ?」
恐らくこの学園の生徒なのだろう。
この学園では全身が制服に包まれている訳ではなく、上着のみ統一されたものである。上着以外はそれぞれの好きな服装を着用が出来るのだ。別にズボンもこの学園専用のはあるのだが、上着以外は強制ではない。
それにしても、とシキは目の前の生徒を見る。
「(聞いてはいたが……まさかここで出会うとは、な)」
「……あの、学園に何か用ですか?」
「あぁすまない。今日からここで働くことになったシキというものだ」
「あっ!話は聞いていますっ。僕が案内しますよっ」
「そうかい?ならよろしく頼むよ」
「はいっ!……あ、僕の名前は朝比奈梨央ですっ」
少女の様に前よりも少し長くなった茶髪を揺らしながら頬笑む姿は変わらない。
朝比奈は「こっちですよっ」と学園の中心にある職員室へと案内される。
道中、朝比奈はシキに対してもじもじしながら言う。
「あ、あの……」
「ん?」
「何処かで御会いしたこと、ありませんか?」
「……」
心当たりがありすぎるかもしれない。
例えば一瞬とはいえ、『レッド』として接触した事があるし、最近ならば『シャドー』と『ユキ』の姿でも接触しているのだ。流石に何処かで会った様な気もするよも無理はない。
ここには朝比奈だけではなく、クラスメイトもいるのだろう。
葵からの情報では葵の義姉と義妹……葵のクラスメイト達もいるのだ。
加えて前にシリル達報告であった、『クリュプトン遺跡』に鎮座するゴーレムやリゼットと瓜二つの貴族らしき少女。そして葵からは『ラマ』と名告る風を操る異形の神の様な存在の戦闘。これについてはシキは『望』としてあの戦闘を無理矢理止めたので大体は理解はしている。
これから一つ一つしっかりと確認しながら、次は朝比奈達を守らなければならない。
学園では、シキは先生で、朝比奈達は生徒なのだから。
その事を考えながらも、先程の朝比奈の問いになにも知らぬといった風にシキは答えた。
「さて?シキは初対面だと思うが」
「あはは。そうですよね」
どーも!
Tkayuki 冬至です!
御存知の方もいるかもしれませんが、短編書いてしまいました(笑)
よかったら、見ていってくださーい!
⬇⬇⬇
https://ncode.syosetu.com/n8875ey/
次回予告、なのですが……。
ぶっちゃけ、個人的には胸熱な展開になるかも、です(あまり期待しないでねッ)
次回は、『 超越者 VS 超越者 』でふ!
来週もよろしくお願いいたしますー!




