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★ディオン

すみません!


昨日、予約投稿したつもりだったのですが、できていませんでした!



あと、爆死しました!


ふぇぇぇ(。´Д⊂)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


前回のあらすじぃぃぃぃぃい!!!


『一段落ー』


『ディオン(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪』


『クーディアに新たな……仲間『神殺者(ロンギヌス)』』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ




「起きたか」



その声に反応して、白き小狼ディオンは目を覚ます。


いや元に戻った、というべきか。


ディオンは身体を丸めて眠っていたらしく、一欠伸すると声の主へと顔を見上げる。



「おはよ~、ハク」


「あぁ、おはよう相棒(ディオン)



くぅ~っ、と伸びをしたディオンは胡座をかいて座っている柊ハクの上半身をベタッと万歳するかの様に抱きついた。



「……何かあったな」


「まぁねぇ~……」



やはり産まれたときから共にいた仲なのかハクはディオンの様子に気付いていた。



「……ひめちゃん、見つけたよ」


「そうか」


「……でね、その場所はさ。前世のぼくが産まれた場所だったんだ」



そう、ポツリポツリとディオンは言う。


本当に偶然だった。


姫希にあげた自身の毛を編み込んだアクセサリーを辿れば前世の自分が生まれ育った星だったのだから。その星を、場所を一目見た瞬間、フラッシュバックの様にあの思い出したくもない記憶が蘇った。しかも近くには自分を殺した一人レイティアがいたのは驚きだ。


その時は心臓が止まるかも、と思うぐらいにショックを受けてしまった。


嗚呼、何故またこの世界に、と。


レイティアの姿を見たときも、またあの時の様に罵声を浴びせられ、殺されるのではないか、と。


いきなりその場に現れたディオンはよくわからない状況に殆どついていけなかったのが本音ではあったが、レイティアの命が奪われてしまう様子をその目で見た瞬間、身体が動いていた。


姫希にはいきなり、『ぼくが彼女を助けるから、助けた瞬間、あのモンスターをぶっぱなしてっ!』と言ったのだが、姫希自身その霊体のディーをディオンだと認識していたらしくすんなりと助ける事に成功した。


レイティアを助けた瞬間にディオンは思った。


やっぱり、レイティアが……彼女達が自分にとって今でも大切な存在なのだと。


でも、こわかった。


けれど、レイティアは昔の様に泣き虫さんでかつての昔の様に接してくれた。


他の彼女達はどうだろうか。


恐らく既にこの世には居ないのかもしれないが、幸せだったのかと、自然と思ってしまう。レイティアは息子であるアルファと仲良くなったのでこれからは母と息子、そして家族と幸せになるだろうと願うばかりである。



「それでね……」


「ディオン」



話しているディオンであったが、ハクはディオンを優しく抱き締める。最初は何故抱き締められたのかわからないディオンであったが、自分の頬に涙を伝っていることに気が付く。


ディオンは、涙を溢していたのだ。


本当ならば、レイティアだけでなく他の彼女達とも一緒に幸せな家庭を築いていく筈だった。『もし』あの出来事がなければ家族として、父親として暮らしていたと思えば今の自分は仲間外れにされたような……いいや、この例えでは軽いだろう。


自分以外が、取り残された様な感覚を感じたのだ。


けれども、それはその時だけ。


今のディオンは一人ではない。


仲間外れでもないし、取り残されてもいない。


『神聖帝獣ディオン』。


彼は柊ハクの相棒でもあり、家族である。


ふわりとディオンは白き小狼から人の姿へと変身する。


その姿は前世のディーの姿を幼く華奢になった愛らしい姿。


ディオンが[人化]する事は滅多に無いのだが、今のディオンはハクを抱き締めて静かに泣きたかったのだろう。顔を胸元に埋めてまるで子供の様に泣くディオンをハクは静かに黙って唯唯抱き締めるのであった。


暫くして久々に泣いたディオンは少し顔を赤らめながらハクに言う。



「ひめちゃんの場所はわかった。で、どうするのさ?」


「場所さえ解れば、多少は時間が掛かるが……」


「ハク!」


「おっと!」


「わっ!?」



いきなりハクに背中を何者かが抱きついた。


抱きついたといっても、ゆっくりと、だ。


その抱きついてきた人物にハクは自身の横へと導く様に座らした。



「どうした、ソフィア」



妻であるソフィアは少し顔色が悪そうにしており、ハクはその原因が何となく察する。ハクは胡座から正座に座り直し、その膝の上を枕にしてソフィアを横にしたのだ。俗に言う膝枕である。だが、単なる膝枕ではない。


ハクは『狐の獣人族』へと変身すると、その九つの大きな尾で即席のふわふわなベッドの様にとなる。ディオンは既に小狼に元に戻ってハクの右肩へと乗り移っている。


今のソフィアは妊婦である。


少し大きくなった御腹がその証拠である。


ハクは体調が悪いのか、と心配していたがどうやらそうではないらしい。遅れて青き一羽の小鳥がハクの左肩へと乗った。



『神聖帝獣アイズ』



その小鳥の正体がディオンと同じ存在である。



「怖い夢を見たのよ……」



ポツリとソフィアはハクの一本の尾を抱き締めもふもふさせなざら言う。その様子なら大丈夫ではないかと思われるかもしれない。


ソフィア曰く、それはとても怖く、そして非常に悲しい夢だったのは覚えているがその内容までは忘れてしまったらしい。


あるあるである。


肩に乗ったアイズにも聞いてみると……。



「はい。ソフィア様が観た夢は、それはとても恐ろしく感じました。ですが、その恐ろしさよりも……悲しみが最も強かったと感じます」



何故アイズにも聞いたのかは、ソフィアとアイズはハクとディオンと同様相棒であるからだ。しかも単なる口だけの相棒ではない。


繋がっているのだ。


だからこそ、アイズはソフィアの夢を……全てを観ることは難しいがソフィアがどの様に感じたのかを共鳴する様に感情を読み取れるのだ。


暫くしてソフィアはハクの膝枕のお陰かスヤスヤと寝音をたてながら眠りについていた。先程の顔色よりも穏やかになっており、ハクの尾をもふもふさせなざら眠っていた。



「さて、姫希の居場所は見つけた。俺達も準備をするか」





~~~~~~~~~~

名前:ディオン


種族:刀剣獣・白輝狼


性別: 男性


職業:???


レベル 測定不能


ーーー

[絶対固有スキル]

???


ーーー

[固有スキル]

???


ーーー

[スキル]

???


ーーー

[称号]

転生者

超越獣

神聖帝獣

白炎帝の相棒

神喰狼(フェンリル)の主


~~~~~~~~~~



~~~~~~~~~~

名前:アイズ


種族:刀剣獣・氷結鳥


性別: 女性


職業:???


レベル 測定不能


ーーー

[絶対固有スキル]

???


ーーー

[固有スキル]

???


ーーー

[スキル]

???


ーーー

[称号]

超越獣

神聖帝獣


~~~~~~~~~~



ブックマーク登録、評価、感想・レビューをいただけると大変うれしいです!(*´∇`*)


やる気あげあげになります!


次回こそ、シキが……。

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