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☆『深淵(アビス)』の弟子 『田中樹』

今回はエロい?かも?


色々と表現が……。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前回のあらすじぃぃぃぃぃい!!!


『あるひ とうきょう で』


『木刀女 が あらわれた ▼』


『『破壊(ブレイク)』 が あらわれた ▼』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ


地球に存在する<WAO>総本部にある一室。


その部屋は『真序列(バックナンバー)』1位『深淵(アビス)』の部屋である。


部屋にはオフィスの様で書斎があり、そのイスには本来は『深淵(アビス)』が座る筈だが、その代理である青年が座っていた。その青年は年齢的に20歳程で、死んだ魚の様な目以外は容姿は整っている方だ。そして前には対面ソファがあり、どちらにもある人物が寛ぐ様に座っている。


書斎に座っているのは『深淵(アビス)』の弟子の一人であ『田中(たなか)(いつき)』。


ソファで寛いでいるのは軍から応援にきた『ルイス・ペンドラゴン』と『織田峯長』である。


田中樹……田中は一仕事終えたのか背凭れのあるイスに凭れかかりながら悩ましそうな声を出していた。



「どうしたんだよ?」


「ああ、これなんですけどね……」



そう差し出された資料をルイスは受け取るとそれを目を通す。峯長はソファで猫の様にゴロゴロと和む様にしていたが、資料を受け取ったルイスの肩上に顎を乗せている。既に『深淵(アビス)』、不知火姫希の仕事部屋に完全に自分の部屋の如く寛いでいるのは環境適応能力が高いからなのだろう。


ルイスと峯長はその資料を目を通すと、それが何の資料か直ぐに理解した。そして何故樹が悩んでいるのかを。



「これは……」


「採用の事なのか?」


「そうっすね。まあ、この様な事は『深淵(大将)』と一緒にやってましたから。」



深淵(アビス)』の仕事の一つには採用担当の様な事をしているのだ。採用担当の様な、といっているのは<WAO>の採用担当から意見や共に面接等をしているが直接判断を下していないからだ。勿論、『深淵(アビス)』が面接を共にする際は変装をしている。白衣を着た冴えない男性として、望先生という形でだが。でなければ反感を買うし、ナメられるからだ。


さて、この<WAO>に就職する者達の殆ど、全てと言ってもいい程、一般的な者達ではない。具体的には魔術師や陰陽師等々の家系で、世界中から来るのだ。日本では陰陽師や退魔師等が多い。


その資料を眺めるルイスと峯長であったが、この部屋の扉が開かれるとある人物が入ってきた。



「あ゛~~~疲れたぁ~~~」



深淵(アビス)』の弟子の一人、神田刀奈である。


通常より重そうな木刀を背負いながらも女性らしさが全く無い動作で空いたソファへと深々と座った。容姿は良いのだが、男勝りというか、やる気が無いのか兎に角女性らしさが無い。


まさか彼女が先程まであの『破壊(ブレイク)』と一瞬ではあったが、戦闘をしたとは思えない。それほど彼女の実力はあるということだ。



「お、帰ったのか神田。てかマジなのか?あの『破壊(ブレイク)』と一戦交えたって」


「あー、ほんとほんと。一発貰ったけど、まあいてぇわ」


「大丈夫なのかよ?」


「流石に『深淵(先生)』の刻印を使った。まあ、『破壊(相手)』の方も右目は潰したから御太鼓だな」



破壊(ブレイク)』に致命傷とはいかないが、右目を潰したという発言に流石『深淵(アビス)』、姫希の弟子かと素直に驚いていた。いや、神田刀奈という人外的な存在も評価をしている。



「流石に強かったのか?」


「……いや、別に反応出来なかった訳じゃねぇさ。だがよ、それよりも思わず気になっちまってな。あのお嬢さんに」


「妙な力を持つヤツか?」


「……ルイス、さっきからあごをごろごろするにゃぁ~……」



ルイスも『風刄』からの報告を聞いていたのでその妙な力を持つ少女について聞いた詳細な情報を思い出しながら峯長の顎下を猫の様に撫でていた。もう、これだけ見たら峯長はルイスのペットみたいである。まあ、これが彼等の日常であるので田中と神田は気にしていない。


しかし、神田が気になったという表現に田中は眉をひそませた。何故なら神田は感知能力が非常に高いのだ。あの『破壊(ブレイク)』でも気付いていない事から『破壊(ブレイク)』よりも感知能力が高い事がわかる。加えて神田が気になったというその少女の気配については危険性が高い。



「どんな気配だったんだ?」


「なんつーか……。あのお嬢さん自身っていうより、懐に持っていた……物?だな。ありゃー多分、本か?何かそれがすげーヤバそうに感じたんだよ」


「本?本なら……魔導書……か?」


「わかんねーよ。こちとらあの『破壊(雌ゴリラ)』に邪魔されてそれどころじゃなかったんだ」



もし、『破壊(ブレイク)』の邪魔が無ければ恐らくあの少女を拘束出来ただろう。だが、その少女の懐にあった本はどうしても危険を感じてしまうのだ。それが何かは不明なので魔導書か何か位しか思い付かない。まさか、あの架空の、とは思えないだろう。


神田から雌ゴリラというのは何となく『破壊(ブレイク)』だというのはわかっているがあえてツッコまない。


すると、新たに『深淵(アビス)』の部屋に一人の人物が入ってきた。



「じゃじゃーん☆刀奈ちゃんが怪我したって聴いたから来ちゃいましたー!」



その人物とは、何処かのコスプレ衣装の様なピンクのナース服を着た美少女であった。非常に大きい、胸を強調させる様な服で、スカートもかなり短い。しかもガーターベルトも着けているので中々魅惑的な雰囲気を纏いそうなのだが、元気そうなその様子に打ち消されてしまっている。


神田はその美少女ナースを見て、何故かイラつきを露にしていた。具体的に見ていたのはその大きな胸、爆乳である。


すっと、神田は立ち上がると何も言わずにその美少女ナースの前へと向かう。背の高さは同じくらいだろうか。


さて、何するのかと思っていると突然、神田は片手でその美少女ナースの片胸を果物をもぎ取ってしまいそうな位の強さで勢いよく鷲掴んだのだ。


あまりに突然な事に美少女ナースは。



「へ?」



と間抜けな声を出してしまう。傍観視していたルイスと峯長は声には出さないが表情はその美少女ナースと同様であった。


そして徐々に片胸を握った神田は力を入れながら、叫んだ。



「こんにゃろぉがあぁぁっ!!!その胸ぇぇっ、喧嘩売ってんのかぁぁぁぁぁあ!?!?」


「い、いたたたたた!?!?ど、どうしたの刀奈ちゃん!?!?」


「あの『破壊(雌ゴリラ)』だけじゃなく、てめーもか!てめーもなのか、『セシリア』ちゃんよぉぉぉぉ!?!?」


「や、やめてぇぇぇぇぇえ!?ほ、ほんとうに痛いから、も、もげるぅぅ!?!?」



そして、事件が起こってしまう。


最初に異変を感じたのは神田であった。かなり強めに鷲掴みしながらきつめに揉んできたせいなのか、美少女ナース、『セシリア』の胸が更に大きくなった様な気がしたのだ。いや、気がしたのではない。明らかに先程よりも大きい。


わなわなと震えながら神田は実際の(・・・)セシリアの胸の大きさを確かめるかの様に一度揉む。



「あ、あの~……。ブラのホック、外れちゃったから手を話してほしいなっ☆」


「……だ……」


「え?」


「……何、カップ、だ……」


「え、えっとぉ~……」



セシリアは悩む。


ここで自分のバストを言ってしまっていいのかと。


しかし、セシリアは全く悪気が無いように、神田に言ったのだ。



「Jカップだよっ☆」


「ぐふっ」



神田はその現実を受け止めきれなかったのか、その場で膝から崩れ落ちた。そして自分の現実である胸をそっと両手で触れると自分の貧しさに絶望したかの様な表情をするのであった。同年代で前までDカップだった気がするのだが……。


セシリアはこれほど落ち込んだ神田にどう言っていいか分からずに、謝った励ましたかとする。



「え、えっとぉ~……。あ、ほら!刀奈ちゃん、ブラ着けなくてもいいじゃーーー」


「死に去らせやぁぁぁぁあ!?!?」


「ぎゃーーー!?!?ちょっ、刀奈ちゃん!?お、男の人見てるから!!!田中君ーーーたすけてーーー!!!」



セシリアは田中に助けを呼ぶのだが、その様子を見ないように後ろを向いて資料を眺めているだけ。様は無視である。



「……めちゃ、でけぇな」


「はじめてみたぞ……」



この時、ルイスと峯長は神田とセシリアの戦い、ではなく、セシリアの胸を見ながら素直に感心していた。興奮より感心したのは、セシリアの胸だけでなく、背の高さにヒップ等の各部分が絶妙なバランスだったからだ。スタイルもいいので男ならば『おぉっ!』と唸ってしまう程。セシリアの胸が素晴らしいのではない。セシリアの全てが素晴らしいのだ。小顔なので頭身9頭身だろうか。



「ルイスさん!?峯長ちゃんもたすけてーーー!!!」


「これが格差社会なのかぁーーー!?!?」


「ぎゃぁーーー!?!?刀奈ちゃん、私の胸をサウンドバックにしないでぇぇえ!?!?」



神田はセシリアの胸を上下左右に叩いているのでサウンドバックではない。だが、セシリアにとってみればサウンドバックに等しいのかもしれない。叩いた瞬間にナース服越しではあるがよく弾んでいるのがよくわかる。


そんな様子を見てルイスは資料を見ている田中へと問う。



「……いつもこんなんなのか?」


「まあな」


「とめなくていいのかっ?」


「いや、大丈夫だ。ほれ、見てみろ」



峯長の疑問に、田中は再び神田とセシリアの方へ見るようにする。


そして、そこでは……。



「……くそ、めちゃくちゃ気持ちいいじゃねーかぁ」


「あははっ☆刀奈ちゃんかわいいっ!」



神田はセシリアの胸の中へ顔を突っ込みながら、その弾力と柔らかさを実感しながら悔し涙を流していた。そんな神田をセシリアはよしよしっと頭を撫でている。


仲が悪そうに見えたかもしれないが、神田とセシリアは非常に仲が良いのだ。休日には一緒に食事を食べに行く程に。何だかんだいいながらも御互いが本音で語り合える仲なのだ。



「今の内に慣れておいてくれよ?その内に二人も絡まれると思うし」


「……今日よりも酷かったりするのか?」


「あぁ。結構下ネタとか飛んでくるからな」



ルイスと峯長は、『深淵(アビス)』不知火姫希の職場も中々の物だなっと思うのであった。





ミアン「やっほ~!毎度お馴染みっ、影の女王スカアハの息子ミアンだよぉ~!」


ミアン「何か個性的なキャラが出てきたねー」


ミアン「次は<WAO>じゃないみたいだね!」


ミアン「そう、次回はっ!」


ミアン「シキさんが所属している軍、しかも元帥(上司)が出てくるみたいだね!どんな人なんだろう~?……何故か凄い個性のありそうだなぁ~」


ミアン「次回もお楽しみねっ、あでゅー☆」



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