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倭国カグヤ、到着!

これ書いていて個人的にこう思いました。


このメンバー、料理スキル高くね?


あと、飯テロじゃねーか!(゜゜;)


え、全然?


あ、そうですか。すみません( ̄ω ̄;)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前回のあらすじぃぃぃぃぃぃい!!!


『新たな仲間!』


『ドラトス!』


『地球では……?』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ



空海挺に乗り、16日。一度ハプニングが起こったものの、無事に倭国カグヤへと到着しようとしていた。最初の12日間は空を飛び、そこからは海へと着水し乗客達は航海を楽しんでいただろう。


到着し、空海挺が停まった場所は境界都市マージナルと同様に大きな駅の様な建物だ。他にも同じ空海挺や船等も停まっている。今から搭乗するのか人も中々多い。



「ついたー!」


「なのー!」


「おいお前ら、そんなにはしゃいでると転けんぞー!」


「「は~い」」



アイリスとマシロは仲良く手を繋いで跳び跳ねる様に空海挺から長い出口の階段から降りる。その様子をリゼットがそれとなく注意しているが、娘二人のあの楽しそうな様子を苦笑いをしていた。


アイリスの今の服装は白シャツと黒のズボンといったシンプルなものを着ている。上には紺のパーカー擬きの上着を着ているので端から見てみれば髪の長い女顔の幼い少年の様にも見えるだろう。シキ達はアイリスは女の子なのでもう少し女らしい格好をと思ったのだがアイリス自身この服装の方がいいらしい。スカートは本人曰く、スースーして落ち着かないらしい。それよりズボンの方が動きやすいだそうだ。


マシロは巫女っぽい服に膝まである短パン。その短パンからは黒のタイツを履いているので肌の露出は少ない。巫女っぽい服ではあるが、少しモコモコしているので中々暖かそうだ。殆ど白一色なのでマシロのイメージカラーでもあるので中々合っているだろう。



「やっぱり、少し冷えてるね」


「まあ、時期が時期らしいけどな」


「うぅっ……ボク、寒いの苦手みたいです……」


「私は大丈夫ですが……まだ雪が降るのは先みたいですね」



シキは一見黒のロングスカートっぽく見えるがゆるいズボンに上には蒼のコート。髪は後で結っており、やはりというか完全に外見が女性っぽい。口元を隠す様に黒と紺の長めのマフラーを巻いていた。頭の上にはスライム姿のラヴィが寝ながら乗っている。


リゼットは白のセーターの上から黒のジャケットの様なコートの様なものを着用し、グレーのズボンを履いている。腰には二本の刀を携帯しているのだが、雰囲気からかイケメンな感じを放っているのでシキとは真逆で線の細い男にも見えるだろうか。


アルトレアは白くもふもふなファーニット帽を被っており、太股までの長さのある厚めの白のパーカーを着ている。下はスカートを履いており、黒の灰色のロングシューズを穿いていた。寒がりらしく自分達で編んだ手袋も着用済みだ。弓は折り畳み式にもできるらしく何時でも出せる様に懐に隠し持っている。加えて手には何処にでも武器屋で売っていそうな木の魔法杖を持っているが、実はこれは『世界樹(ユグドラシル)』から譲り受けた枝を加工したものだ。


スミリアは焦げ茶色のニットロングワンピース姿で、腰にはベルトが巻かれている。しかし、キツく巻かれている訳では無いので身体のラインはそれほど出ていない。白のファーシュールを首に巻いていて中々可愛らしい姿ではあるが、スミリア自身幼児体型にも関わらず何処か母親っというオーラを感じられる。


彼等の今の服装を聞けば、今の『カグヤ』は寒い季節に入っている。時期的には秋なのだが、この『カグヤ』の玄関口であるこの地域は毎年これくらいの気候な様だ。シキ達の格好は目立ちそうにも思えるかもしれないが、意外とこの様な感じの服装は辺りにいる人達も着用しているので違和感は無い。服装に関しても現代の地球にほぼ変わり無い様だ。


そのシキ達の側には葵とマリンが執事姿、使用人姿で待機している。葵は黒一色のダークスーツに両手にはピッチリした黒の手袋。そしてスーツの上からロングコートを着用している。因みに何故葵のスーツの胸辺りに膨らみがあるのかという疑問はあるだろうが、その中にはクリムが小竜姿で眠っているのだ。一方マリンはメイド姿ではあるが、コスプレの様な露出度は無く実用性の高いものとなっている。



「御待たせ、御主人(マスター)


「手続きを終えたぞ」



別の出口から現れたのはシキの従者(サーヴァント)であるシリルとリラだ。シリルも葵とほぼ同じ服装であり、リラは軽装備の鎧を着用していた。空海挺に保管してもらっていた馬車を持ってきて貰っていたのだ。盗難されぬ様に手続きをシリルとリラに頼んでいた。その馬車は既にロットが引いている。


余談ではあるが、『海之神(リヴァイアサン)』のイアは既に本体の方へ戻って眠りについている。女神達は[箱庭]で各自で満喫している様だ。



「じゃ、行こっか。葵、頼むよ」


「わかりました、御主人様(マスター)



全員が揃った所でロットの手綱を葵に任せて皆は馬車に乗り込む。実は葵は[箱庭]で何度も練習はしたので馬車の操縦はお手の物なのだ。シキは馬車に乗り込むと動いているのも関係無く[空間庫]から物を出していく。その出された物は前から何処に設置するかは決められているらしくリゼット達も協力してすぐに終わった。



「この季節は暖かい食べ物の方がいいね」


「そういや、畑の野菜もかなり実っていたよな。まあ、全部は収穫しなかったけどよ」


「南瓜とかじゃがいもとか大きくなってましたから」


「トマトやとうもろこしもありましたね」


「きゅうりのおつけものおいしかったね!」


「たくあんもおいしかったなのー!」



[箱庭]でシキ達が多くの野菜を作っている畑はかなりの収穫だったのだ。いや、大体は植えてしっかり手入れをすれば多く実るのだが。恐らく[箱庭]の土や気候が良い影響なのだろう。アイリスとマシロはシキ達が作ったおつけものが大好物になったらしい。中々渋い娘達である。



「あれだけ広い畑なら、食料不足はないな」


「今でも驚きです」


「まあ、手入れが大変だけど。それがまた楽しいんだよね」


「自分達で作った野菜って美味しいよねっ」



使用人であるシリル達も[箱庭]の畑の大きさには驚いていた様だ。彼等が言う通り[箱庭]の畑はかなり大きい。しかし、それを皆で作るのは中々遣り甲斐のある事。この世界に来る前まではシキ一人で全てを行っていたのは驚きである。本人は楽しんでやっているので問題は無いようだ。



「うーん……何を作ろうかな?」


「そうだな。味噌汁ってのはどうだ、シキ」


「ボクはポタージュとかもいいと思います!」


「ミニストローネ、はどうでしょう?」


「どれもおいしそうっ」


「なのなの~っ」



シキ達は今回販売する商品について考えていた。リゼットが言う味噌汁、アルトレアはポタージュ。スミリアはミニストローネ。作るのに問題は無いがどれもいい料理だ。こんな寒い季節に持って来いだろう。他に案があるか葵達にも聞いてみる。



「そうですね。前に御主人様(マスター)の奥様方が御作りになった南瓜スープとかどうでしょう?」


「おれはカレースープがいいと思うよ、御主人(マスター)!」


「なら、私は敢えてシチューを候補に上げよう。私も上手く作れる様になったからな!」


「え、えっと……なら、私は中華スープとかどうでしょうか?」



候補に上がったのは南瓜スープにカレースープ、シチュー、中華スープ。こちらと負けじとこの寒い季節には堪らない一品だ。どれも時間があれば出来る料理だ。実は何時でも作れる様に下ごしらえは昨日の内に終えている。暫く悩んだ後、シキはこう決断した。



「よし、なら全部作るか!リア、あの大きな鍋の数は大丈夫かな?」


「問題無いですよ。余分に多く作りましたから」


「食材は下ごしらえしてるから大丈夫だな。直ぐに用意できるぜ」


「ボク、頑張ります!」


「アイリスも手伝うー」


「マシロもなのー」


「勿論、僕達も」


「任せて、御主人(マスター)!」


「腕かなるなっ」


「が、頑張りますっ!」



こうして、馬車に揺られながらシキ達はそれぞれ相談しながら調理の準備に取り掛かるのであった。







ミアン「やっほ~!毎度お馴染みっ、影の女王スカアハの息子ミアンだよぉ~!」


ミアン「いやぁ~、本当に寒くなってきたよね!こんな時は暖かいものにかぎるね!」


ミアン「ボクは鍋とか好きだねー!ほら、皆とワイワイしながら食べるのって楽しいでしょ?」


ミアン「あー……お腹へってきたなぁ……。お母様と一緒にお鍋作ろっかな?」


ミアン「さて、次回予告だよ!」


ミアン「次回、『暖かな料理』だよ!」


ミアン「じゃあ、次回もお楽しみねっ、あでゅー☆」



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