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七天魔皇、覇王

いやぁ~、Fateの映画観ましたッ!


迫力があってよかったですッ!


次はどんな映画を観よっかなぁ~♪


しかもクレーンゲームでフィギア取っちゃいました!\(^-^)/


……何処に置こう(-_-;)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前回のあらすじぃぃぃぃぃぃい!!!


『シャドー!』


『覇王っ!』


『どうなる!?』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ




クルルが無事に戻ってくると、足には同じ様に筒が掴んでいた。その筒はシャドーに持たせていたものだったが、恐らくあの巨大飛行艇の主から何かしらの返答がその筒の中にある紙に書かれているのだろう。


シャドーはクルルに礼を言うとその筒の中を確認する。


そして案の定、返答が書かれていた。


話し合いに応じる、と『あちら』の世界の文字で……。



「シャドーさん、どうなったんですか……?」



すると近くにいた朝比奈が声を掛けてきた。その仲間の『勇者』達も一緒だ。よく見ると『勇者』達だけではなく、艦長とエルディンテ王国第二王女リルエット、イーリスト王国第二王女レイニアも同伴していた様だ。しかし、朝比奈以外はシャドーに恐れを抱いている。まあ、艦長とは少し話したので恐れはするが『勇者』達程ではない。



《話し合いに応じる、ということだ。この船の主よ、あの飛行艇につけてはくれるか?》


「……わかりました」



艦長はシャドーの要望に応えることにする。もうこの手しか無いと考えていた。何を書いて送り、そして何を書かれ送られてきたかはわからない。だが、乗務員や乗客達にこれ以上の危険を回避するにはシャドーに賭けるしかないのだ。


『勇者』達は特に天海翔貴と光城直人の二人は何か言いたげであったが、シャドー前に言い出せずにいた。これほどの異様な毛色を持つ相手には大きく言えないのだろう。逆に自分より少しでも劣っていれば真逆の対応をするのはシャドーは何となくわかっていた。


なので問い掛ける。



《何だ、言いたいことがあるなら言ってみるがいい》



そう言うと天海翔貴はシャドーの声に気圧されていたが、後ろに同じ『勇者』である女子や王女達に良い格好を見せようと前へ一歩踏み入れる。



「お前ッ、正気なのか!?あの巨大な飛行艇の主と話し合いをする?そんなの無理に決まってるだろッ!?明らかに相手は賊だッ!ふざけるなよっ!!!」


「そうだッ!この空海艇には他にも人がいるんだぞッ!悪人相手に話し合いなんて……。今あのデカイ飛行艇は止まってるんだろ!?なら、今の内に逃げる方が良いに決まってる!!!」


天海翔貴の後に光城直人も便乗する形でシャドーを非難する。その後ろにいる朝比奈と河波、早乙女、教師である小早川に福山以外の『勇者』達は賛同している様子だ。


それを話終えるまで静かに聞いていたシャドーは言う。



《……そうか。ならば、そうすればよい。我は反対はせぬ》



意外な返答に天海翔貴と光城直人達だけではなく、その場にいた全員が驚いた。しかし、シャドーは続ける。



《しかしだ。逃げ切れるのか、あれに》



シャドーの問いに天海翔貴と光城直人は口をつぐんでしまう。例えあの時シャドーが現れなければ落とされたのは確実であり、今から逃げたとしても逃げ切れる事は不可能だ。天海翔貴と光城直人の二人はシャドーを悪者呼ばわりしているが、彼が現れなければ最悪の結果しか生まなかっただろう。



「天海翔貴君、光城直人君。シャドーさんの言う通り、逃げられないよ。見たでしょ、あの飛行艇の方が速いんだよ」



朝比奈はそう言うが天海翔貴と光城直人の二人は未だに納得していないらしい。



「……もし、話し合いをしている間に何かされたらどうするんだよ」


《その点については問題ない。》


「それはどういう……」



シャドーの答えに朝比奈が疑問の声を上げようとするが、最後まで言うことが出来なかった。


シャドーの後ろよりいつの間にか現れた一人の人物によって朝比奈だけでなく、他の『勇者』や王女達からも注目を浴びていたのだ。単に一般的で何の変鉄もなければこうはならなかっただろう。


しかし、その人物はかなり……目立つ格好をしていたのだ。



「余、参上ッ!!!」


ーーーキュルルルルゥ!!!



その現れた人物はは真紅の髪をツインテールにドレスと浴衣を組み合わせた様な真っ赤な服を着た少女であった。可愛らしい声に少し傲慢そうな態度で『勇者』達の前へと登場したのだ。その少女を付き添うように銀を基準に色鮮やかな孔雀が一匹いる。地球上ではまずお目にかかれない珍しくも美しい個体だろう。


絶世のツインテール美少女に美しき銀の孔雀。


この存在に思わずその場にいた者達は目を奪われていた。


それは『勇者』達も同じ事であったのだが、絶世の美少女に目を奪われて天海翔貴と光城直人の二人は我先にとシャドーがいるにも関わらず彼女の前に出たのだ。後ろにいる『勇者』達がいるにも関わらずだ。光城直人に関しては自身のハーレム達よりもそっちの方が優先らしい。


その様子を見た教師陣と朝比奈、河波、早乙女、王女二人は顔を真っ青にしてしまう。桜間姉妹は光城直人の行動を見て自分達が彼にとって只の飾り物でしかないとやっと理解していく。


明らかにそのツインテール少女は横にいるシャドーの関わりのある人物だ。そんな人物に手出しをすれば、どうなるかは誰にだって理解できる筈。しかし、美少女が居れば後先考えずに声をかけるのだろう。周りの事を考えずに、危険が起こるとしても。



「お嬢さん、名前は……」


ーーーキシャァァァア!!!


「「ヒィッ!?!?」」



ツインテール美少女に声を掛けて名前を聞こうとした光城直人。それに続いて天海翔貴も言おうとするのだが、突如ツインテール美少女の背から現れた一体の蛇に威嚇をされてしまう。その蛇は黒と紫、そして白の柄模様の蛇にしては中々大きい程だろう。しかも単なる蛇ではなくモンスターだ。『勇者』程の実力者を怯えさせる程の。


天海翔貴と光城直人の二人は情けなく、変な声を出しながら尻餅をついてしまった。


不用意にツインテール美少女に近付いて怒っていたのはその蛇だけではない。付き添っていた銀の孔雀も威嚇しながら羽を広げる。一般的に孔雀が羽を広げるのは求愛行動のみと言われているがこの銀の孔雀はそれに当てはまらない。只の孔雀ではないからだ。


広げられた羽は自身の身体よりも倍はあり、その羽には幾つもの目の様な紋様が描かれていた。


いや、それは紋様ではない。


羽にある幾つもの目は、それぞれ眼球を動かしたかと思うと全てが天海翔貴と光城直人の二人に向けられる。


見透かされた目。射殺す様な目。殺気立った目。瞳孔が開いてる目。


そんな幾つもの恐ろしい幾つもの目に睨まれ続けられて更に二人は身体を震え上がらせてしまう。これはトラウマレベルだ。



「おぉ『ネルク』、『シルバー』よ。必要以上に殺気出すではないぞっ!」


ーーーキシャァァ……。


ーーーキュルゥゥ……。


「よいのだ。余の事を思ってしたのであろう?かんしゃするぞっ、ありがとうっ!」


ーーーキシャァッ♪


ーーーキュルゥ♪


「おぉおぉっ。愛い奴めっ!」



ツインテール美少女は『ネルク』という蛇と『シルバー』という銀の孔雀を抱き締めるとそのまま撫でていく。『ネルク』や『シルバー』は感謝された事に嬉しそうにしている。それほどそのツインテール美少女の事が大事なのだろう。



「で、何の様なのだ弟よ」


「「「弟っ!?!?」」」



撫で終えたツインテール美少女は、横にいるシャドーを見て問う。だが、まさかシャドーが弟という事に驚いてしまった一同。だが無理もない。ツインテール美少女は10代程、中学生位しか見えないのだ。一方シャドーは鎧で素顔は見えないものの、声からして若くても20代後半位。


どっちかというとシャドーが兄でそのツインテール美少女が妹といえばまだわかるのだが……。



《すまぬな姉よ。この船から留守にしている間に守ってくれぬか?》


「……うむ、そうか。いや、相手が相手だ(・・・・・・)。余もついていくぞ。この船は『クルル』に『ネルク』、『シルバー』達に任せてもよかろう。」


《……む》



シャドーにしてみれば予想外の答えだったらしく、少し考え込んでしまう。そのツインテール美少女はどうやら本気でシャドーについていくらしい。話しても言うことが聞かなそうだ。



《……頼めるか?》


ーーークルルゥゥウッ!


ーーーキシャァッ!


ーーーキュルルゥッ!



『クルル』達は大丈夫だというようにシャドーに向けて頷く。確かにこの三体でも問題は無いだろう。しかし、『勇者』達からしてみれば不安かもしれない。だが、ここにいる『勇者』よりかは遥かに頼りにはなるのだ。


そしてゆっくりと空海艇は動く。


シャドーと『七天魔皇』の『覇王』との対話が、始まる……。


ミアン「やっほ~!毎度お馴染みっ、影の女王スカアハの息子ミアンだよぉ~!」


ミアン「今年も後二ヶ月位だねっ」


ミアン「11月に入ったら本格的に寒くなりそぅ~」


ミアン「うーん、今日は特に言うことがないなぁ……ごめんねっ?」


ミアン「じゃぁ、次回予告するよぉ~!」


ミアン「次回、『話し合い』、だよ!さぁさぁ、どうなるのかなっ?」


ミアン「お楽しみねっ!あでゅ~⭐」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


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質問(キャラクターに対しての)も受け付けています!

その他にも質問があればドンドンどうぞー!

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