『箱庭』に行くみたいですよ?
総合評価2000ptを越えましたッ!
ブックマーク・評価・感想をありがとうございますっ!
これからも執筆頑張るので宜しく御願いしますッ!
今回は葵視点です!
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前回のあらすじぃぃぃぃぃい!!!
『≪理想≫の『破壊』ッ!』
『≪粛清≫の『永久』ッ!』
『そう遠くない未来、波乱の予感が……』
のどんっ!ι(`ロ´)ノ
はい、こんにちわ。桜間葵です。
今、とっても恥ずかしい状況になっています。
いや、この状況は嬉しいのもあるんですよ?でも……でも、これは……。
僕はその恥ずかしい状況になっている要因でもある人物に声を掛ける。
「あ、あの……クリムさん」
「どうしたのだ、葵」
「だ、抱っこするのを……やめてほしいのですが……」
そう、僕は今クリムゾル……クリムさんという女性に膝抱っこされている状況なのだ。クリムさんの方が僕より身長が高いので見事にすっぽりと納まって抱っこされている。
けど……その、背中にダイレクトに当たるんですよ。
二つのマシュマロの様な大きい何かが……。
「む……葵よ、我が嫌なのか……?」
「い、いやっ、そういう訳じゃないんですけど……」
「ならよかった」
そう言うとクリムさんは僕を包み込む様に抱き締めている。
ここはシキさんの[箱庭]。
僕が今いる場所は[箱庭]の草原にあるちょっと盛り上がった丘の上。
草原には、地球にある伝説や神話にありそうな楽園が広がっていた。
[箱庭]には草食系の動物達、兎や鶉等の鳥達に鹿等が豊かに暮らしている。草原の他には近くには木々が程よく生えており、泉や川が流れていた。
その草原では今シキさんとシキさんの子供であるアイリスちゃんと楽しそうに遊んでいる。僕達の様にシキさんの奥さん達がそこに混ざったり微笑ましそうに眺めていた。
シリルも同じ様に遊び相手となって楽しそうにしている。
ああ、平和だ。
でも、何故この様な事になってしまったのかは数時間前に遡るのであった。
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「……て……い……あ…い……」
『迷宮』での戦いでかなりの熟睡をしていた僕は身体が揺さぶられているのと誰かの声で少し覚醒し始めていた。それにしても『迷宮』から出てそこから泉で水遊びをしたのは楽しかったな……。
久々に童心に帰った様だった。あれは学生の間では殆ど体験した事はなかったな……。
「速く起きろッ!」
「ぐへっ!?」
ゆっくりと覚醒する途中で腹部に強烈な衝撃が走る。思わず変な声を出してしまうが仕方がないだろう。だってビックリしたり痛かったし。
僕は一瞬気を失いかけてしまうが何とか意識を保ち身体を起こした。
「シリル……?」
「さっきから起こしてるのに起きない葵が悪いんだよ?」
その華奢で幼そうな猫耳尻尾の美少年、シリルは頬を膨らませながらプリプリと起こってきた。
どうやら朝の様で心地よい日差しと風が僕の身体を優しく包み撫でている。と言っても時刻は多分朝の6時位じゃないなかぁ……?
とりあえずここから立ち上がろうと身体に力を入れた瞬間、突如凄まじい激痛が襲う。
「~~~~~~~~~~ッ!!?!?」
言葉にならない程の叫びを上げるのだが、もう泣きたい程にヤバい、痛い!
身体の激痛に耐えながら僕は[永遠之右目]を自分に発動し、何がどうなっているのかを確かめる事にした。
その結果が、これだ。
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名前 アオイ・サクラマ
種族 中位人族
性別 男
職業 剣士・槍兵・弓兵・魔法師
レベル 39
体力 12700
魔力 10410
筋力 11740
耐久 13780
俊敏 15090
ーーー
[絶対固有スキル]
永久之右眼.D
樹木.E
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[固有スキル]
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[スキル]
水魔法.8
土魔法.8
光魔法.8
弓術.6
投擲.7
短剣術.5
強化.6
魔力操作.7
体術.5
ーーー
[称号]
異世界から巻き込まれし者
勇気在ル者
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超越者の加護
天照大御神の加護
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種族が『人族』から『中位人族』に変わっていた。加えてステータスもレベル39になっているが数値的には劇的に高いのがわかる。多分元のレベルに上げれば倍近くの数値になるのではないだろうか?
そんな事を考えているとシリルが何やら同情したかの様に言う。
「葵、多分今痛いのは種族進化しているからだよ。おれも最初は全く身体が動かなくて大変だったよー」
「種族……進化?」
「らしいよ?」
種族進化とは驚いた。
まさか僕が進化するなんて……。
でも、これでまた一つ強くなったと思えばこの痛みは仕方がないよねっ!……いや、死にそうな程に痛いよぉ。
け、けど全く身体が動かない訳じゃないのでシリルにある事を訪ねた。
「ぐぅ……シリル、シキさんは……?」
「御主人なら、ほらあそこに」
そうシリルに示される方向には泉の上で一人のエルフがそこにいたのだ。長く尖った耳が特徴的ですぐにわかる。だが、そのエルフの回りには左目では見えないが[永遠之右目]で光の玉が沢山浮遊して集っていた。
……というか、そのエルフをよく見てみれば僕がよく知っている人物だったのだ。
「シキ……さん?」
そう明らかにシキさんなのだ。
今はエルフでクールな感じではあるがその美少女の様な容姿に癖っ毛のある金髪等々耳が長く尖った以外はほぼ同一人物なのだから。服装はエルフらしいゆったりとした魔法師の服装をしている。
そのシキさんは水の上で立っており、その回りに光の玉が生き物の様に浮遊しながら楽しそうにしていた。
『わ~い』
『えるふだー』
『あそぼあそぼー』
『あのおやつちょーだぃ?』
『ぼくもぼくも~』
「あぁ、わかったよ……はい」
子供の様な声が聞こえるけど……多分その主はあの光の玉達だろう。その光の玉がおやつを所望しているらしくシキさんに群がっていく。シキさんといえば快く承諾すると指の先から幾つもの金米糖の様な色鮮やかなものを生み出すとそれを光の玉達が嬉しそうに吸収……食べている様だ。
「シリル、あれは?」
「御主人曰く、あれは精霊らしいよ?一応御主人はエルフでもあるから精霊達と話せているみたい。おれはあの精霊達が何言ってるかわからないけど……」
多分僕がその精霊達の声が聞こえるのは[永遠之右目]によるものだろうも思う。
シリルに精霊について聞いてみるとどうやら普通の人間には見えないし会話も出来ないらしい。加えて元々精霊達は人前では現れる事は無く、精霊の力を貸してもらえるのは極僅かという話だ。エルフでも精霊に認められた又は力を貸してもらえるのは難しいらしい。
そんな事をシリルから聞いているとシキさんは僕が起きた事に気付いたのか泉の上からゆっくりとこちらへ歩いてきた。
水の上で……魔法……使ってるのかなぁ?
「葵、起きた様だね。身体は大丈夫かい?」
「えっと……その身体が痛くて……種族進化?らしいです」
「そうか……なら、これ食べてみる?」
そう言ってシキさんは人差し指の先端から抹茶ミルクの様な色をした金米糖を出してきた。その金米糖が何なのかはわからないけど何故か美味しそうに感じる……。
僕は痛める身体に鞭を打って差し出させた金米糖を口に含んだのだ。
が、口に含もうとした時に勢い余ってその金米糖だけではなく差し出されたシキさんの人差し指事口に含んでしまったのだ。
「……えっ?」
シキさんは驚いた様にしていたが、その時の僕はそんな事よりその金米糖が美味しすぎて感激してしまった。そして何を思ったのかシキさん人差し指をしゃぶってしまう。……いや、砂糖とかの甘さじゃなくて自然の仄かな甘さを感じるのだ。その金米糖もだけどシキさんの人差し指自体に……。
「あ~お~い~……ッ!」
「ハッ!?え、いや、これは……」
「葵のエッチ」
「ごめんなさいっ、シキさんッ!!!」
とりあえず、シリルにこっぴどく約30分程の説教を受けました。
……年下に叱られる僕って。
シキさんは冗談で言っていたらしく謝ったら許してもらえたからよかった。あんまり怒っている様ではなかったけど、実際に怒っていたら……絶対怖いだろうなぁ。
まあ、次からは気を付けようッ!
「あ、そうだ」
シキさんは僕の事で何か思い出したのかある事を質問した。
「葵、これから……どうする?」
あぁ、そうだ。
僕は強くなる為にシキさんと行動していたんだ。
多分、ある程度強くなったからこれから先一人でも生きていけるだろう。
でも、僕は決めている。
お父さんに言われたからとかじゃないんだ。
シキさんに着いていきたい。
従者として。
その事を僕は訴える様に言うとシキさんは快く受け入れてくれた。シリルも同様に歓迎してくれる。
するとシキさんは僕に向けて手を差し出した。
「宜しく頼むよ、葵」
「はいッ!シキさん……いえっ、御主人様ッ!」
ちょっと恥ずかしいけど、シキさんではなく御主人様と言うようにしようと考えた。シキさんは今まで通りの呼び方でいいと言ってくれたが、これは僕がシキさんの従者として当たり前だと何となく思ったのだ。
それに御主人様の方がしっくりくるんだ。
何とかシキさんを御主人様と言う事に折れてくれた後、僕は御主人様にこれからの予定について訪ねることにする。
「次の目的地は空海都市マージナルだよ」
「空海都市マージナル?」
「葵、その国は……」
空海都市マージナルについてはシリルから説明してもらった。
空海都市マージナルは空と海から飛空挺と船が出ている都市であり貿易としても盛んな様だ。これは確証は無いらしいけどどうやら最近、空海挺が完成していると言うことだ。
空海挺っというのは空と海両方を移動が可能となった乗り物の事らしい。
何故その空海都市マージナルに行く理由はその都市から 島国である『カグヤ』と呼ばれる場所に行くのが目的らしい。
その『カグヤ』についてはまた後で詳しく聞くことにしよう。
今のシキさんはその空海都市マージナルに向かう前に先に行かなければならないらしい。
「えっと、その空海都市マージナルに行く前に何かするんですか?」
「そろそろ妻と子供達に会わないとね。今すぐに行くよ」
「えっ、何処にですか?」
「ここでだよ?」
……いや、ここに御主人様とシリル、僕しかいないけど。あっ、後は精霊達位かな。
一体御主人様は何を言っているのだろうかと思っていると御主人様の前に木製の扉が現れたのだ。
「……え?これは……」
御主人様は僕の疑問の声に苦笑いをしていたが、その木製の扉を両手で開いたのだ。
その開かれた扉の中は優しい光が放っており、その前に何があるのかは全くわからない。僕の[永遠之右目]でも。
御主人様は呆けた僕の表情を見ながら言う。
「さあ、行くよっ。俺の[箱庭]にッ!」
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やっとヒロインズと子供達が……




