決着……?
最近思うんです。
タイトル、変えた方がいいのかな……って。
読者の皆様はどう思いますか?
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前回のあらすじぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!
『葵&シリルvs!』
『泥人形の謎の言葉』
『六華、何者?』
のどんっ!ι(`ロ´)ノ
「六華、さん?」
「御主人様の腹心……初めて聞いたよ?」
僕だけでなく、シリルも少女騎士さんこと六華さんについては知らないようだ。シキさんの腹心って……若くないだろうか?
いや、でもあの巨大化した泥人形の手を切断した程の実力を持っている。あの切断した動作は全く見えなかった。多分、シキさんと同等位の実力を持っているのだろう。
にしても、綺麗だよねっ、六華さん。
あ、今は関係ないかっ。
「それは仕方がありません。私の事はシキ様以外知りませんから。」
「え、えっと……六華さんは、どうしてここに?」
「六華で構いませんよ。私はシキ様の指示に従って貴殿方を助力に参りました」
六華さん、六華は僕やシリルより少し年下でありながらも冷静な様子で切断した巨大泥人形を見据えていた。
ーーーヴォォォォォァァァァァァァァアアアア!!!
「さて……葵様、シリル様。動けますか?」
「う、うんっ」
「は、はいっ!」
「……葵様、魔力の使い過ぎで疲労が見えます。シリル様、葵様を運んで離れてくれませんか?」
「わ、わかった」
六華は瞬時に僕の状態を見抜いたみたいだ。
確かに今の僕は先程放った魔法で魔力が切れかかっていた。だが、今は戦闘中なのでなるべく表情や行動に出さないようにしていたけど……わかる人にはわかるみたいだね。
「葵、運ぶよっ」
「うっ、ごめん」
僕はシリルに運んでもらい、巨大化した泥人形と対峙する六華が見える位置まで移動してもらう。
それにしても、巨大化した泥人形はもう異様としか言いようがないほど程の形に何十倍もの大きさだ。しかも身体中に顔が敷き詰められる様に、全てが死人の顔ばかり。これはもう見ていて不吉しか無い。
何故、僕だけに集中して睨まれる様に見ているのかは不明だ。明らかに僕に対して敵意、恨みのあるものだ。
本当に、あの泥人形は何なのだろうか。
もう、恐怖しかない。
あんな血の気の無い青白い肌に血走った目、顔の部分は確かに死んでいると一目でわかる筈なのに血走った目だけが飛び出るかの様に僕の姿を捉えている。
ホラーしかないよ。
「ーーい、葵っ!」
「っ、シリル?」
「大丈夫っ!?」
「ーーーえ?」
「身体が凄く震えてるよっ」
自分の身体が痙攣するかの様に、徐々に体温が奪われてしまうかの様に酷く震えていた様だ。
全く気づいていなかったが、気づいてしまった時には自分がそれほど恐怖に蝕われているのを理解するとまたあの恐怖を思い出してしまい思わず吐き気を感じてしまう。
シリルはそんな僕の姿を見てシリルは心配そうに見ている。
僕は何とか吐き気を納めると心配させない様に苦しいながらも笑ってみせる。
「だ、大丈夫……」
「顔真っ青だよっ」
シリルはそう言ってくれるが、今の状態ではそんな事は言ってられない。
僕は一つ深呼吸をつけると、ここから見える巨大化した泥人形と六華を見る。
その時に僕は巨大化した泥人形を『永遠之右眼』でそのステータスを見ていた。
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名前 9$@?¥^%
種族 悪▲▫◎◼者
性別 :<{@(7&5
職業 @={~/<\.
レベル %6'57
体力 a5@&](
魔力 [$2)%
筋力 6ア*#.
耐久 :.$&8
俊敏 %<]2+{
ーーー
[固有スキル]
@W)|.%
ーーー
[スキル]
7)+=@.{
ーーー
[称号]
@95(%ン!y
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まるでゲームのバグの様なステータスに声が出なかった。
いや、僕の『永遠之右眼』では認識出来ないということだろう。
今の僕とあの泥人形との実力差が大きくあるんだ。
まだ、上には上がいる。
本当に、あれは何なのだろう。
すると対峙していた六華さんは純白の剣を下ろすと哀れんだ表情で巨大化した泥人形を見ていた。
「……苦しかったのでしょう。憎かったでしょう。辛かったでしょう。貴方達が何故、そんな姿になったかは知っています。ですが、だからと言ってこれ以上の狼藉は許しません」
そう言うと六華は下げていた純白の剣を構える。
ここから戦闘が繰り広げられる、と思った瞬間に泥人形のもう一つの腕が宙に舞っていた。
あまりにも一瞬の事に時間が停止していたが、切断された腕が床にドンッと落ちると泥人形は苦しむ様に悲鳴を上げる。その叫び声は身体中の顔一つ一つの口から出ていたものだ。
ーーーウォォォォォォォォォォアアアっ!!!
「……さあ、私の無名の神剣よ。どの様な『力』を宿しましょうか?」
どの様な『力』を宿す?
六華は、一体何を言っているのだろうか?
まるで、その……神剣……ってだけでも十分凄いけども今の六華の言い方だとその神剣自体には力が無いみたいな……気のせい、かな。
「≪『幻想・巨宝聖剣』・『幻想・輝炎天剣』。この聖と天、二つの幻想なる武器をこの無名の神剣にっ!≫」
六華の右側には神聖な光に満ちた聖剣の様な武器が。
そして左側には輝く炎を纏っている天剣の様な武器が。
その『幻想・巨宝聖剣』と『幻想・輝炎天剣』は六華が持つ神剣に埋め込まれる様に吸収されていく。
そう言えば『マルミアドワーズ』はアーサー王のエクスカリバーよりも優れている聖剣とか、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスが持っていたとかあった筈だ。
『レヴァーティン』は北欧神話で神であるロキによって鍛えられ、巨人のスルトが扱っていた武器とか言われている……他にも色々諸説あるみたいだけど。
そんな神話・伝説に登場する武器二つの力が神剣に宿ったのがわかる。
「≪全てを滅却し、悪意ある者に鉄槌をっ。解き放てっ、『輝く劫炎』≫」
六華は『幻想・巨宝聖剣』と『幻想・輝炎天剣』を宿した神剣を巨大化した泥人形に向けて振り下ろした。
その神剣が宿っていた輝かしい業火は解き放たれ、泥人形の身体全体を呑み込んでしまった。
ーーーァァァア゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ!?!?
泥人形は今までにない程の苦しみに悶え、苦しんでいるが叫び声は業火によって掻き消されてしまっていく。
六華が放った『輝く劫炎』は泥人形の全てを焼却するかの様に轟々と燃え上がる。泥人形は苦しみながらも六華へと燃える手を伸ばしていくが、あと少しという所で静止してしまう。
ーア゛……アアァァ……
「貴方……ハ……」
「全テガ……燃エル……消エル……」
「デモ……でも……これで……これで、いい……」
「ああぁ……儂等は……何て事を……」
「許せ……許せよ……」
燃え上がる泥人形の身体にある顔達は、死人の顔ではなく生気が戻ったみたいだ。しかも、今までゾンビの様な声だったのも戻っている。そして顔達は解放された様に、これまでの行いに懺悔している様な表情をしていた。
「……おにぃ……ちゃん……」
一つの幼い顔が僕の方へ向き、声をかけてきた。
炎に焼かれながらも、最後の言葉を残す様に、その幼い顔は悲しそうな表情をしている。
「ご……めん、ね……怪我、させちゃっ、た……」
その幼い顔は、僕に謝罪したのだ。
涙を流しながら……。
僕は少し呆気に取られながらも、無意識にこう答えていた。
「大丈夫だよ」
何に対して謝ったのかはわからない。
もしかすると、あの泥人形での記憶を見ていたのかもしれない。
確かにあの時は、もう謝って済む問題では無いだろう。
でも。
結果論になってしまうがあの様な事は何れ起きる様な気もしていたし、あの出来事が無ければシキさんやシリルとも出会えなかったのだから。
「許して……くれて、ありが……とう」
少し笑顔になった幼い顔だったが、力尽きる様に泥人形の身体全てが跡形も無く燃え尽きていた。
「葵……?」
「……」
本当に……あの幼い子は……何だったのだろうか。
あれは……あの顔達は……明らかに人、だった。
あんなおぞましい姿に……何故?
そんなことを考えていると剣を振り払い、納めた六華が歩いてきた。
「どうかしましたか?」
「あの人達は、一体……」
「人、ですか?」
僕とシリルは無意識に六華に尋ねていた。
あの泥人形にあった敷き詰められた顔。
そして、それは……何か、ヤバい存在だと、思う。
「……知る必要はありません。ですが、もしその事を知りたいのであれば……強くなりなさい。今よりも強く」
六華はあの泥人形について知っているのはわかっていた。あの泥人形に掛けていた言葉を聞いていたから。
でも、六華はその事については話す気を無さそう。
僕は少し考えようとした瞬間、ある声が掛かってきた。
「いやぁ、凄いねぇっ。『あれ』が凄まじく『駄目』なものだとはわかっていたけど、一瞬で片付けるなんて……君も中々強そうだね」
その声の方へ向くと、そこには人とは思えない程に綺麗な男性だいた。
その男性は魔法師の様な格好をし、片手には球体の透明な宝石が嵌め込まれた杖を持っている。そしてその横には女神クーディアが椅子に座っている。
その前には酒呑童子には赤髪のスーツの人。
ブリュンヒルデには大天使の様な姿の人物が。
アイアスには黒髪ポニーテールの美少年が戦闘を繰り広げてきた。
「っ!?」
「なっ!?」
まだ、それだけなら良かっただろう。
しかし、女神クーディアの前に床にある魔法陣のその上に仰向けになって拘束されていたシキさんの姿があったのだから。




