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帰還後

前回のあらすじぃぃぃい!!!


「リヴァイアサンにパンチ!」


「リヴァイアサンまさかのJK風?」


「娘を押し付けられて……」


のどんっ!ι(`ロ´)ノ



ディーサルヌ王国で起こった海大蛇(シーサーペイント)達の襲撃は何とか一段落していた。被害の多くは洪水により物が流された位で死者等は出ていない。マシロが冒険者や騎士達の治療等も行っていたからだろう。後から多くの者達から感謝をされていた。一方、ブーブルについてはその後直ぐに迷宮へと調査部隊に派遣した結果、死体が発見された様だ。


この事件後は冒険者や騎士達だけではなく、市民も共に祭の様にドンチャン騒ぎで飲めや歌えやで盛大に賑わっていた。ギルドマスターであるイルディアから報酬金大金貨200枚を。王国からは大金貨500枚も受け取った。最初はこれ程の額は、と拒否しようとしたがイルディアと国王の代理人?に強制的に押し付けられた形だ。


この事件なのだが、リヴァイアサンについては表沙汰にはなっていない。今人々が認識しているのは突如海大蛇(シーサーペイント)達が襲ってきた。どうやらブーブル侯爵が黒幕といった感じになっている。なので、この事件の表向きに有名になったのはリゼット達が主だ。シキについては海面を凍らす一流の魔法師位にしか認識されていない。シキにとっては目立ちたくないので有り難い誤解なのだ。


そして、その事件の次の日、シキは今……。



「おとーしゃん、おとーしゃん!」


「ん?どうした?」


「きつね、きつね!」


「あ~、はいはい……ほぃ!」


「もふもふ~♪」



シキはアイリスの要望に応えて、狐の獣人族に変身していたところであった。獣人族になったシキの尻尾をアイリスはもふもふと堪能している。その直ぐ側のベットにはリゼット達がその光景を眺めていた。



「……本当になついてるな」


「シキさんって何処か母性を感じますからね」


「それはそれで、私達女としては……凹みます」



アイリスを連れて帰った時、リゼット達は困惑して状況が読めなかったのだが、シキの説明で大方理解はしている。だが、昨日に出会ったばかりのアイリスがシキに非常になついてしまっているのだ。一緒に食事したり就寝したり等、本当の親子の様で少し嫉妬してしまう事があった。


しかし、だ。


彼女等三人の嫉妬した気持ちはアイリスの一言によって完全に描き消されたのだ。


その一言が……。



「おかひゃん!」



だった。


その「おかひゃん」はシキにではなくリゼット達三人に対してなのだ。最初はシキに対して言っていたのだがせめておとうさんにして!と言うことで「おかひゃん」から「おとうひゃん」になったのだ。しかし、アイリスは「おかひゃんは……?」という発言に対してシキがリゼット達三人がお母さんだよ、と簡潔に説明したのが切っ掛けだ。アイリスの「おかひゃん」にリゼット達三人は撃沈し、シキ同様に我が子の様に、アイリスの母親として接している。



「お、どうしたんだアイリス?」


「もふもふ、しょ?」


「そうですね!なら、シキさんの狐耳を触りますねっ!」


「なら、私はアル殿同様に狐耳をたべ……もふもふさせていただきます!」


「スミリア、今食べようって言いそうになってないか?」


「なっ!違いますっ!シキ殿のピンっと尖ったもふもふな金色の狐耳をお口の中でもぐもぐしたいだけですっ!」


「もうそれ、食べてんじゃねぇか」


「わーぃ!もぐもぐー!」



といった感じに母親は多いが仲睦まじく何処にでもありそうな家族の日常の一コマとなっていた。


シキはリゼット達に好き放題されている中、次に行く国について考えていた。既に候補は決まっている。情報提供者はギルドマスターであるイルディアからだ。



「(島国であり、自然豊富な国『カグヤ』か。とりあえず、そこを目指してまた旅するか)」




~~~~~




「うふふふ。本当にすごいですね、姫希さんは」


「何だ。まだ居たのか、天照」


「ラヴィさん?戻ってきてたんですね」



[空間庫]の中、ラヴィの専用娯楽場所にラヴィは戻ってきていた。リヴァイアサンがディーサルヌ王国に向けて水砲を放った瞬間にラヴィ自らシキの代わりに動いたのだ。リヴァイアサンと戦う事はシキにとっても成長の糧になるし、天照も[空間庫]でもしもの時に動くと断言していたから素早く行動できたのだ。もし、仮に天照が居なくても分身体を生み出して何とかしていただろう。



「で、貴様はいつまでここに居座る気なのだ?何時までもここに居られる訳が無いと思うのだがな」


「ええ、そうですね。そろそろ、私達の世界に戻らなければなりませんし……。にしても、姫希さん[超越者]へと入りましたね。しかも『魔王(サタン)』の力を使うなんて……正直驚きました。加えてあの佇まいは……『白炎帝』と義理ではありますが祖母である『天空之覇帝』の雰囲気に似ています」


「それはそうだろう。『白炎帝』や『天空之覇帝』だけではない。シキは両親やその身内達を目標としているのだからな」


「そうですか。それは良いことを聞きました」


「何?」



天照の発言に少し眉を潜めたラヴィは何か感じ取ったのだろう。まるで何かをする前の確認的なものを事前に知った様な口振りだ。神といえど下界にあまり下手な事は出来ない筈なのだが。



「……まあいい。ところで、一つ質問なのだが」


「はい?」


「姫希がアイリス、リヴァイアサンの娘だな。その娘を引き取ったらしいが、問題あるのか?」


「いいえ、問題ありませんよ?」


「……なら、だ。もし、その娘を地球、もしくは『あちら』の世界に連れていくことは?」


「全く問題ありませんよ。あらかじめ『この世界』の神達(ものたち)に聞きましたから。これで」



そう言いながら神同士が通信する物といえば何かファンタジーにまみれたものかと思われたのだが……。天照が袖から取り出したのは一つの端末、スマホであった。



「……夢もへったくれもないな」


「そうですか?……でも、あのリヴァイアサンも苦痛の決断でしたでしょう。彼女自身神ですからね。その為に下界との接触は極力避けなければなりませんし……」


「ん?なら、共に居れば良いのではないか?」


「それは不可能でしょう。あのリヴァイアサンが居る場所は[神気]が非常に濃いので幼体である娘には毒にしかなりません。万が一、その場でも居られるとしても、彼女の事です。娘を色々と学ばせてみたかったのでしょう。姫希さんとなら様々な経験しそうですし。あぁ、そう言えば大昔に地球のリヴァイアサンが息子であるタラスクさんと分かれる時は深海で号泣してましたね。その影響で当時の海面の高さが上がったとかなんとか……」



ふと大昔に思い出した事をスラスラ言う天照だったが、ラヴィはとりあえずアイリスに関しては問題無いとわかると少しホッとした表情になっていた。すると天照が持っていたスマホから連絡が入る。



「ラヴィさん、いいですか?」


「構わんと思うぞ」


「では……もしもし、天照ですが……あっ、はい。あ~、すみません。本当に迷惑をかけてしまい……ああ、ありがとうございます。……えっ!?……あ~……そう、なんですか……。え……どうしましょう……あっ!?はい!私に考えがありますので、はい。恐らく大丈夫かと……はい、わかりました……」


「……何だ、その会話は。で、相手は誰なのだ?」



天照は少し困った表情をしながら相手の名前とその内容を言う。



「先程の連絡相手はこの世界の女神なんです。しかも、その、内容が……召喚された日本人の一人に加護を入れるのを忘れていたと……」






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