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願う

前回のあらすじぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!


『シキ、がんばるっ!』


『シキの本気っ!』


『シキ本来の力、虚無!』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ



シキとリヴァイアサンの戦闘を繰り広げられ最終局面へと発展している頃、ギルドマスターであるイルディアと王国騎士団長達を先頭に海大蛇(シーサーペイント)の大群を食い止めていた。シキの『氷床(アイス・シート)』のお陰か堤防から海面にかけてしっかりとした氷の足場が出来ている為、海大蛇(シーサーペイント)達の動きを鈍らせる事で戦闘は冒険者、騎士達が有利である。そんな中、リゼット達もその戦闘で大きく貢献をしていた。



「はぁぁッ!『炎双斬』ッ!」



リゼットは目の前の海大蛇(シーサーペイント)に向けて炎を纏った二つの太刀で切り刻みながらも焼き尽くす様に絶命させる。中位種族となった事で身体能力も規格外に上昇していた。しかも何十もの海大蛇(シーサーペイント)達を倒している内にレベルも70を越えているので徐々にペースが上がっている。それはアルトレアとスミリア、シリルも同様であった。



「貫け、『魔矢・破貫』ッ!」


「参りますッ!『激流鎚』ッ!」


「『魔斬』ッ!」



アルトレアは[魔力具現化]で細く鋭い貫通力の高い矢を作り出すと海大蛇(シーサーペイント)の脳天を貫通させて絶命させている。スミリアは激流の様に荒れ狂うハンマーを横薙ぎにし数体纏めて吹き飛ばす。シリルは『魔剣』テルヌーラに魔力を流すと闇が噴水の様に溢れながら降り下ろすと海大蛇(シーサーペイント)の放った水泡事斬り失せた。



「誰だよ、あいつら……」


海大蛇(シーサーペイント)一体を易々と倒してるぞ……」


「すげぇな……」



海大蛇(シーサーペイント)一体を倒すのにAランク、又はSランク数十人で倒す位のレベルなのだ。更に低ランクならその倍の人数で挑むしかない。それを容易く倒すリゼット達は異常だろう。だが、それより異常な存在がいた。


その存在とは[人化]となったマシロとクリムである。見た目では狐の獣人であるマシロと竜人のクリムだ。最初は変身した事に驚いていた冒険者、騎士達であったが、今では畏怖すべき存在となっていた。



「『ごほうせいけっかい』なの~っ!」



「『炎龍』達よ、襲い来る標的を滅せよ」



マシロは主にリゼット達を守護する形で『五芒星結界』を張りながらサポートをしている。クリムは『炎龍』を数体を生み出すと迫る海大蛇(シーサーペイント)を撃破していた。その姿は守護神と闘神の様である。



「流石にあの特訓を乗り越えただけはあるな」


「あたりまえなのっ!でも、あるじのとっくんよりかはましなの」


「その点で見ればあのシリルという獣人族(ビースト)は中々素質があるな。才能ではない、何かを」


「……くりむ、しりるねらってるの?」


「いや、確かに我は幼く、愛らしい者が好みではあるが……何か違うな。マシロは?」


「ましろはまだこどもだからわかんな~い、なの」


「そうか。にしてもリゼットにアルトレア、そしてスミリア。この三人は凄いことになっているな。気づいているのか?」


「たぶん~、わかってるの~」



クリムが言うようにリゼット・アルトレア・スミリアの三人は凄いことになっている。それはいい意味での事だ。そんな事をマシロとクリムが話している中、リゼット達もその事に身体的によく気づいている。その異変に気づいたのはシリルであった。



「はぁ、はぁ……お、奥様方、あれだけの魔力を使って大丈夫なんですか?」



肩を上下させながらシリルは三人に問った。リゼット達三人はこれまでに多く魔力を宿している一流魔導師をも遥かに越える魔力を使用しているのだ。リゼットは海大蛇(シーサーペイント)を倒した後、服の上から自身のお腹をいとおしく撫でながら言う。



「あ~、多分シキのを一杯貰ったからだな。」



更に簡潔的に説明するのであれば、昨夜から早朝までリゼット達三人はシキと愛し合っていたということだ。そして体内にシキのが十二分に満たされているのだが、それが魔力として変換されている。だから自身の何十倍もの魔力を引き出せるということなのだ。それはアルトレアとスミリアも同様である。



御主人(マスター)から貰った……?」



シリルはそういう知識は一切無く、純水な子供であった。とりあえずこの事については聞いてみる場合ではないのでシキ本人に聞くことに決めたシリルであった。



「シキさんのがボクの魔力と合わさって……すごぃ」


「身体も異様に軽いですし……シキ殿のおまじないの効果もあるのかもしれませんね」



実際にリゼット達の魔力と体内にあるシキの分身が魔力へと変換される事で二つが一つに混じり合っているのだ。そしてスミリアの言う通り、シキのおまじないである[神格者(シキ)の祝福]によっての影響も身体的にも現れていた。



リゼットはふと、シキが向かった海へと目をやる。その光景は凄まじいものであった。海大蛇(シーサーペイント)との戦闘音でわからなかったが空に向かって景色一面を塗り潰す様な水の竜巻が起こっていた。それは空にある豪雨を降られせていた黒雲をも飲み込んでしまうのではないかと思わせるものだ。正直、中位種族となった事で何処か浮かれていた。だが、目の前に……最愛の人物がそこで戦っている事を理解すると自分はまだまだだと改めて痛感してしまう。迫り来る海大蛇(シーサーペイント)達だったが、勝てないと感じたのか、それとも今海で起こっている現象によって恐れて逃げ出してしまった。


アルトレアやスミリア、シリル、そしてマシロとクリムもその海の光景を見守っていた。それはギルドマスターであるイルディアを含めた此処にいる者達も同様だ。



「シキ、死んだらぜってー許さねぇぞ」



リゼットは只シキがここに戻ってくる事を願いながら自身のお腹を優しく触りながら見守っていくのであった。









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