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支配者達

総合評価1000pt越えましたッ!


本当にありがとうございます‼


これからも『~他の異世界に召喚されたけど自由気ままに旅しよう~』を宜しくお願いしますッ!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前回のあらすじぃぃぃ!!!


『地竜王、登場!』


『シキ、ドラゴンにも女と間違われ……』


『美少女?ではなくショタっ子シキへ変身!』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ




シキ?、ではなくラヴィの自己紹介を簡単に終えるとリゼット達は少し困惑していた。地竜王はそのラヴィの振る舞いに自身よりも強者だとわかったのかそれ以上の質問は無いようだ。だが、シキの身体を乗っ取っているのではないかと感じたリゼットはラヴィに問う。



「なぁ、シキをどうしたんだ?」


「うむッ!姫……シキはな、落ち着かせる為に今は少し眠って貰っているぞッ。あと数分で起きるだろうなッ。」



余程女と間違われた事にショックを受けていた様だ。シキ本人も言ってた様に今まで身内以外に必ず女と間違われている事に不安が積もりに積もって爆発してしまい、今は精神を落ち着かせる為に一時的に眠って貰っている。その代わりに[空間庫]に居候、寝ていたラヴィがシキの身体に[憑依]したのだ。



「ラヴィ……殿、貴殿はシキ殿の[空間庫]に居候している、と仰っていましたが、事実なのですか?シキ殿の説明では[空間庫]はアイテムボックスと同様に時間が止まっている筈では……」



スミリアの質問は[空間庫]に居候したというラヴィは何故そこに存在できるのかという質問である。シキの[空間庫]は様々な物を入れる事は出来るがその中は時間が止まっているので生物も同様に身動きが取れない筈なのだ。


ラヴィは子供シキの姿のまま胸を張ってフフンッと鼻を鳴らしながら威張っているのだが、何処からどう見ても背伸びしている可愛い美少女にしか見えない。



「余を誰だと思っておるッ。時空間停止の中で動く事など造作もないぞッ!どうだ、凄いであろうッ!余を褒め称えてもよいのだぞっ」


「ラヴィは[くうかんこ]でなにしてたの?」


「そう言えば、殆どラヴィを見る事はなかったな。ずっと[空間庫]にいたのか?」


「それはだな、余の天空之覇帝(マスター)からシキのお目付け役として[空間庫]から監視していたのだッ。」



実際は[空間庫]にラヴィ専用の純白の御嬢様ベッドの上で大量の漫画を読んだりお菓子を食べたり、シキの携帯型ゲーム機で遊んだり爆睡したり等といった引きこもり状態になっているのでお目付け役は殆どしていない。実際はラヴィの天空之覇帝(マスター)からシキに何かあった時の為のバックアップとして目立たぬ様[空間庫]に居候しているのが主な理由だ。



「……むっ?シキが起きた様だな。では元に戻るとするぞッ」



ラヴィは目を閉じると一瞬糸が切れたように身体が脱力してしまうが、直ぐに力が入ると瞼を開けるとその瞳は真紅ではなく碧眼へと戻っていた。



"ラヴィ、ありがと"


"気にするでない、余は当然の事をしたまでだぞッ。だが、シキがどうしてもに感謝したいのであれば、余の遊び相手をするのだッ!"


"わかったよ、ラヴィ姉"


"ムフフフ~~~ッ!ラヴィ姉か。何時聴いても良い響きだッ。"


"前にそう呼べってラヴィ姉が言ったんじゃん"


"だが、シキは余が姉で嬉しいのだろう?"


"……まぁ"


"ういやつめ~ッ!今から[空間庫]から出てシキの頭を撫でてやりたいぞッ!"



元のシキに戻った後、[空間庫]にいるラヴィに念話で感謝する。シキにとってはラヴィは姉的な存在だ。ラヴィもシキを弟の様に接しているのでお互いに仲の良い姉弟である。まあ、ラヴィに性別等は無いのだが。



「……すまない、地竜王。取り乱した。で、何でここに?」


<あ……あぁ。我がここに来た本来の目的は、ある『扉』が……破壊されたのだ。それを感知して近くにやってきた時にこの大地に違和感を感じてここへやって来た、ということだ……>


「『扉』?何のだ?」


<……『海の支配者』が眠る場所にある中間の『扉』の事だ。破壊されたのは最近、恐らく……近いうちに『海の支配者』は目覚めるだろう。>



地竜王が言う『海の支配者』という単語にシキは心当たりがあった。依頼で孤児院で読んだ古びた本に記されていたものだ。『海の支配者』だけでなく『陸の支配者』、『空の支配者』もあったが、正直昔話だけのものだと思っていた。しかし、地竜王の話は嘘では無いことはわかる。シキ自身も最近何か良からぬ予感がしていたのだ。恐らくラヴィも何となくわかっていただろう。



「その『扉』が破壊された事は地竜王と関係があるのか?」


<簡単な話だ。『海の支配者』が目覚める時、海は陸を飲み込もうとする。我は陸を守る為にやってきたのだ。それに……『海の支配者』が目覚めるなら……我が陸の神である『陸の支配者』、『空の支配者』も同時に目覚めるのは確実。そうなれば……世界は……三つ巴の戦いに発展する……>



地竜王はかなり長い年月を生きてきたのだろう。そしてその太古の昔よりも遥か昔にその『海の支配者』・『陸の支配者』・『空の支配者』の三つ巴の神話の激戦をその目で見ている。その光景が今でも思い出すのか目を閉じながらも覚悟を決めている様だ。例え、それが遥か格上の存在であろうと地竜王としての役目を全うしようと命は惜しむ事はない。



「……地竜王、その目覚めるであろうその支配者達の名は、あるのか?」



<……『海の支配者』、リヴァイアサン。『陸の支配者』、ベヒーモス。そして、『空の支配者』、バハムートだ。>



その支配者達の正体は地球の旧約聖書に登場した化け物達であった。











ブックマーク登録、評価をいただけると非常に嬉しいです( 〃▽〃)



何故、天空の支配者がバハムートなの!?と思いますよね……

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