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☆地球の異変3

修正させていただきました。


不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした

これからは読者の方々の御意見を出来るだけ尊重させていくように心掛けます。


これからも『~他の異世界に召喚されたけど自由気ままに旅しよう~』を宜しくお願いします。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前回のあらすじぃぃぃぃぃぃぃい!!!


『状況確認!』


『地球やばい!』


『桜花も参戦!』


海大蛇(シーサーペイント)達!』


『鈴宮、村正!』


『桜花、稲妻煌魔剣(カラドボルグ)!』


のどんっ!ι(`ロ´)ノ



私は高嶺(たかね)美花(みか)。高校二年生で国民的なアイドルをやっています。


自分で言うのも何ですけど、私は中高生だけでなく幅広い年代から絶大な人気を誇っています。自分でもこれ程の人気になるとは思いもよりませんでした。ドラマ・映画・コメディ・声優等といった様々なジャンルの番組に出させてもらっています。勿論、モデルもやっていて写真集を出したりしていますね。



「美花ちゃ~ん!後、五分位したらまた撮り始めるからね~!」


「は、はい!わかりました、監督」



現在私はさっき言っていた写真集の撮影をしています。

場所は海の綺麗な砂浜でパラソルの下で休憩をしてしました。撮影内容は水着を着たものです。



「……はぁ」



誰もいない場所で溜め息をついてしまいました。マネージャーさんはスケジュールの確認の為に事務所等に連絡を取っているらしいです。



「……いつも……なら」



ふと、私は自分の横に存在していた筈の彼の事を思い出してしまいました。


私には……大切な人が居たんです。


女性である私が思わず嫉妬してしまう程の美しさに、強くて、格好良い……そして、私の事をよく理解してくれた良き相談相手でもありました。


その彼の名は『深淵(アビス)』。


本名では無いことはわかりますが、実名は教えてくれませんでした。


彼は黒一色のスーツを着た癖っ毛のある金髪を後ろに結った美少女の様な美少年です。今の言葉で表すなら、『男の娘』でしょうか。年齢は私と同じ位の歳ですね。


そんな彼と私は恋人同士でした。


最初は私が日本だけでなく世界的にも人気になった事で一人の護衛が着くこととなったんです。その時の護衛が『深淵(アビス)』でした。彼は仏頂面ではありましたが私の事を第一に接してくれました。


私が少し疲れてしまった時に美味しい料理を作ってくれた事がありました。


泣きそうな時、失敗した時に私の話を話を聞いてくれました。


不安で眠れなかった時、私が眠れるまで手を握りながら彼は付き添ってくれました。


彼が護衛してくれる時は、私は心が暖かくて、満たされるようで、これまでに無い幸せを貰いました。そして、いつしか彼とは恋人同士になって……。



ですが、数年前私と彼は最悪な形で別れる事になりました。


ある時、私は事務所から休日を頂いてモデル仲間の友達と街で遊ぶ事になったんです。本当は『深淵(アビス)』と一緒にデートをしたかったんですが、彼は用事があるという理由で断られたんです。その時の私は仕事なんだろうと思っていました。


でも、見てしまったんです。


遊びに行った場所にあったお洒落な店の中で、『深淵(アビス)』と私が知らない黒スーツの女性と仲良く話していたのを目撃してしまいました。


その時の私は思わず隠れてしまって……言葉が何も思い付きませんでした。あんなに嬉しそうに話している『深淵(アビス)』を見たことが無かったから。私が見たことの無い表情を知らない黒髪の女性に向けている事に私はある言葉が過りました。


浮気。


深淵(アビス)』が私以外の女性と付き合っている事に凄まじい怒りが込み上げてきました。恐らく黒スーツの女性は『深淵(アビス)』と同僚か何かでしょう。

私は友達と別れて泊まっているホテルの一室でずっと泣き続けていました。あの時、彼と黒スーツの女性に行って問いただせばよかったかもしれませんが、そんな勇気は私にはありません。



その翌日から私はドラマの撮影がありました。『深淵(アビス)』は暫く用事があって護衛には来られないと彼と同じ服装を着た護衛に説明を受けました。

この時、私は彼はあの黒スーツの女性と一緒にいるのではないか、と考える様になりました。ですが、撮影だったのでその事はあまり考えずに自分の仕事をこなすしかありません。



深淵(アビス)』と一緒ではない日が一週間続きました。こんな日はよくあるのですが、やはり不安は拭えません。彼と一緒じゃない日が続いて日に日に私は不安が募る一方でした。それに何処かで彼の強さを見たことがあります。ですが、その力は無意識に恐怖を抱いていた事もあるかもしれません。



そして、その一週間後に私はある大きな間違いをしてしまったんです。



同じ撮影で、私と同じ位に人気の若手の俳優さんと恋人関係となってしまったんです。勿論、私自身いけない事だと理解していました。


それが拍車が掛かって何度も何度もその俳優さんと裏でコッコリと出会い私は夢中になっていました。それが段々とハマってしまい、私は何を思ったのかこの人無しじゃ生きられないと思い始めていました。


ある時、護衛から『深淵(アビス)』に変わると聴いていました。


てすが、護衛から聴かされた時間より『深淵(アビス)』は速く来てしまったんです。彼が部屋に入った時は、私は、俳優さんとキスをしている途中でした。


彼は何が起こったのかわからないのか只立ち尽くしていました。


浮気した仕返しと私は……頭がおかしかったんでしょうか。彼に向かって『彼と付き合っている』、『この人無しじゃ生きられない』、『貴方はもういらない、消えて』等を彼の目を見て吐き捨てる様に言い放ちました。


今でも彼の絶望した表情は忘れられません。


ですが、浮気したんですから当然の報いだと思っています。


それから『深淵(アビス)』は何も言うこと無く私達がいる部屋から去っていきました。もう、彼は護衛には来ないだろう、と思っていました。


しかし、彼は何事も無かったかのように私の護衛を続けてくれました。ですが、私に対する態度は主と執事といった感じにあの時の様にはなりませんでした。

必要な事を話し、守るだけ。


私も彼と同じ様な態度をとっていました。



それから約一ヶ月、護衛の契約は打ち切られ『深淵(アビス)』の姿はもう見ることはありませんでした。



深淵(アビス)』の護衛が切れてから約半年後、私は心にポッカリと大きな穴が空いた様でした。いつも彼が側に居てくれたこと、少し体調を崩した時には身体に優しい軽めの食事を作ってくれた事。


彼は。


深淵(アビス)』は。


私を支えてくれた唯一の存在だった事に今頃になって気づいたんです。


でも、もう彼は居ない。


あの時。


もし、私が彼の浮気現場に乗り込めば状況は変わったのでしょうか?


私は彼との関わりが失った事に後悔と罪悪感がありました。今思えば彼が浮気したからって自分も浮気をするなんて、何を馬鹿な事を考えたのかと今となっては思います。


今はここには居ませんが私の護衛を引き継いだ『風刄』という女性がいるんです。その方も『深淵(アビス)』と同じ服装をしていて、ふいに懐かしくなって、気を抜けば泣いてしまいそうになります。『深淵(アビス)』に合わせて欲しいと頼んだのですが、彼女はその事に関しては『やめてください』と冷淡に返されるだけでした。


そうですよね。彼女も私が浮気をしている現場を目撃していたのですから。


今はもうその俳優さんとは別れましたが、最近他の女優とアイドルと不倫をして妊娠させたという報道がありました。しかも既に下ろす事が出来ないらしく出産は確実らしいです。メディアから盛大に叩かれて近々会見を開くということを耳にしました。



「『深淵(アビス)』……」



あれから私には『深淵(アビス)』の事しか考える事しかできませんでした。ですが、浮気をした彼に恨みがあるのは事実です。でも、元彼の事は気になってしまうのは面倒な女なのでしょうか?


私はそんな事を考えながら撮影の場所へと向かう瞬間、天地がひっくり返す様な現象が起こりました。



ーーードゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォンンン!!!



「キャッ!?」



左右ではなく上下に大きく揺れる地震が起こりました。私はその場に座わりました。私の撮影に見に来た人達も悲鳴を上げながらその場に座り込んでいます。


暫くすると揺れは収まりましたが空を見ると、先程まで雲一つ無い青空だったのは真っ黒な雲が空を隠していました。



「な、何が……」



こんな時、『深淵(アビス)』が居てくれたら……。そう無意識に私は頭の中でそう考えていました。


ですが、無情にも私達には海から現れた存在に何も声を放つ余裕はありませんでした。



ーーーグルシャァァァァァァァァァァァァァアアアアア!!!



海から現れたのは青い鱗に覆われた大きな蛇でした。テレビ等で上げられる様なアナコンダよりも遥かに大きく一口でワゴン車を飲み込む事ができそうです。正直何かのドッキリか何かかとまず最初に思い付きましたが、その大きな蛇はあまりにも現実味があり、今にも近くにいた私に狙いを定めて大きな口が開いています。



ーーーグシャァァァァァァァアア!!!



あぁ、もうだめだ。


私はそう直感して目を閉じました。


せめて。


せめて……。



「(最後に……『深淵(アビス)』に……)」



会いたかった。



ですが、死を覚悟したのですが、一向に傷みが来ることはありませんでした。




ーーーギャシャァァァァァア!?!?



あの大きな蛇の悲鳴の様なのが聴こえたので恐る恐る目を開けてみまひた。すると、そこには数多くの黒い槍によって串刺しになった大きな蛇が大きな口を開いた絶命をしていました。



「大丈夫ですか?」



そして、私の目の前には一人の女性がいました。恐らくその人があの蛇をやっつけたのでしょう。


ですが、その女性には見覚えがありました。



あの時、店の中で『深淵(アビス)』と仲良く一緒に話していた黒スーツの女性であったのだから。



ブックマーク登録、評価をいただけると非常に嬉しいです( 〃▽〃)


さぁ、助けてくれたその女性?の正体は……?



わかってたらすみません(笑)

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