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☆地球の異変

前回のあらすじぃぃぃぃぃぃぃい!!!


『シリル、レベルアップ!』


『帰ってきたリゼット達!』


『お約束?』



のどんっ!ι(`ロ´)ノ



日本に存在する世界異能機関、WAO(World Abilities organization)の支部は各都道府県に存在している。その中でも京都の市内外にする地域に本部があった。そこは御茶で有名な場所である。その本部ではある本部長室で一人の男性が腕を組み椅子に座りながら目の前の画面を見ていた。


その男性の名は神崎(かんざき)桜花(おうか)。外見では30代後半に見えるが年齢は60代である。その黒いスーツからでもわかる肉体を見れば30代後半とは想像つかないだろう。黒い髪はツンツン頭であるがその厳格そうな顔付きのせいか真面目な性格だと判断できるかもしれない。



『神崎さん、そっちの捜査は進んでいるっすか?』



その目の前の画面には金髪の男性が映っている。男性は黒いサングラスを掛けており、その黒いレンズから見える目は睨むと人を恐怖のドン底に落としてしまいそうな鋭い目付きである。端から見てみれば極道の頭だと勘違いするだろうが、見た目は20代位に見える若者だ。


彼、金髪サングラスの男性は英国(イギリス)本部長であるエクス・K・マッカーサーである。



「何とか、だ。原因も掴んでいる」


『そうっすか……やっぱり、原因は……』


「『時空の歪み』だ」


『あ゛~~~!やっぱりかよ!自然現象ならどうしようもねぇじゃねぇですか!……神崎さん、俺達の組織が公になるのも時間の問題ですっかね?』


「だろうな。別に隠している訳ではないが……」


『能力者達を悪用しようとする輩が出るのは間違いないですよ。只でさえ馬鹿な科学者等が調査の為とかで深海の調査をしてるんっすよ?』


真序列(バックナンバー)1位『深淵(アビス)』が不在である今、最悪俺達本部長が出なければならないだろうな。政府からも話を通してそこの調査者達には規制をかけているが……」


『正直、守るとは思えないっすね。……何度も部下に説明をしているんですけど……』


「ま、信じないだろうな……今は政府が止めているからそんな下手な事はしないと思うが」


『だと、いいんすけどね』



ーーーコンコンっ



エクスと話している途中、誰かが本部長室の扉をノックされる。



「どうぞ」



入室してきたのはさらさらな黒髪のポニーテールをした女性であった。年齢は10代後半から20代前半位だろうか。整った顔立ちに白い肌、身長は180を越えている高身長な女性だ。しかも何処か気品があるクールビューティーであった。



「神崎本部長、お取り込み中失礼します」


「鈴宮か。何かあったか?」



彼女の名は鈴宮(すずみや)(かえで)。日本本部の一員であり、真序列(バックナンバー)14位『風刄(ふうじん)』の異名を持つ者だ。



「神崎本部長、『深淵(アビス)』が行方不明というのは事実なのでしょうか?」


「……事実だ」


「そんな……」


『信じられないのは仕方がねえが、相手は数十年に一度発生する『時空の歪み』だ。だが、総本部長『黒雷帝』が『深淵(アビス)』の無事は確認しているらしい。他の奴等はわかんねぇけどな』


「『時空の歪み』、ですか?何でそんな自然現象が起こるのですか?」


「『時空の歪み』とはこの地球ならではの現象だ。原因は本来存在する筈の『世界樹(ユグドラシル)』が存在していないからだ。『世界樹(ユグドラシル)』がある事で惑星の、地球の空間を安定する働きがある。それを止める為に『深淵(アビス)』がある程度成長するまで預けておいたんだが……」



シキ、不知火姫希が何処で『世界樹(ユグドラシル)』を入手したかというと勿論『あちら』の世界に存在する『世界樹(ユグドラシル)』から譲り受けたのだ。譲り受けたのは不知火ではなく祖父である柊ハクだったが、地球に滞在する事になった時に譲渡したのだ。

後、数ヵ月後に『世界樹(ユグドラシル)』を地球に植える計画であった。植える場所はまだ明確には決定していないが候補はある程度決められている。


因みに何故地球に『世界樹(ユグドラシル)』が無いのかというと地球人が知らず知らずのうちに環境汚染で枯らしてしまっているのだ。他にも新たな『世界樹(ユグドラシル)』の苗木があったのだが人々の手によって伐採して、根絶やしにしてしまったのだ。

なので、ある程度育てた後にWAOや政府によって管理することとなったのだ。



「……『深淵(アビス)』が帰還する可能性はあるのでしょうか?」


「帰還は可能だが、今の段階では不可能だ。だが、そう遠くない未来に帰還するようにすると『白炎帝(ハク)』が言ってたからな」


『あぁ、そういや神崎さんは『あっち』の世界で『白炎帝』と『赤鬼』、『影鎖』の仲間なんっすよね?』


「あぁ、そうだ。今でも連絡を取り合う仲だぞ。それに……」



ーーードゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォンンン!!!



日本本部に、いや世界的に大きな揺れが唐突として起こり始めた。



「な、何ですか!?」


「……エクス」


『はぁ……どっかの海の深海でやりやがったな』



地球であるとてつもなく大きな存在が、何も知らない市民達にとって恐怖に貶める存在が全世界に現れる事になってしまうのであった。








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次回は有名な『あの』武器が二つも登場します!

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