表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

序鐘〜伝承の始まり〜

スマホに変えたので新規作品を考えてみました


其の地は、願いを抱く者が為に

境界の扉は開かれ、願いを抱く者が為だけに、()の世界への道は示される


そこで貴方は出会うだろう

狭間を司たる者に


貴方は告げる

貴方自身の願いを


差し出すべきは代償

そして貴方は、貴方の力を得るのだろう


自らが望みの為、対価を力に、思いの全てをかけて戦う為に・・・・・・



人が抱く、どんな願いでも叶える事が出来ると言われる異世界セレファイス。

けれど、願いを叶える為には、この世界との境界を司どる者から、提示される使命をセレファイスの世界で果たす必要があった。


境界の司、或いはセレファイスとの渡し守とも呼ばれる存在。


使命を果たす為に、願いを抱く者達は代償を捧げ、対価としての力を得る。


そうして、幾多の者がセレファイスの世界へと旅立ち、そして、帰るべき処を失っていった。


願いを叶える事が出来るのは、ほんの僅かな者達だけ。

それでも、彼ら彼女らは挑む。

自らが叶えるべき願いが為に。


そして、"その日"もまた、強き一つの願いによって、()の世界への扉は開こうとしていた。



"その日"、彼の世界は、彼が生まれて初めて見る白色に覆われた。

土の地面、家々の屋根、何もかもが等しく、真っ白に。

その白色は、彼自身もまた世界の一欠片であると言うように、彼の体温を失いつつある身体へと等しく降り積もり、その存在を覆い隠してしまおうとしていた。


人通りのない細い道を挟んで並ぶ、左右の家々の無機質な壁面。視界の殆どを遮られた暗い空から、白い欠片は舞い落ち続ける。


彼はただその光景を仰ぎ、見詰め続け、ほんの少しだけこのまま目を閉じてしまうのは惜しいと思った。

眺める光景に綺麗だと、素直にそれだけを思っていたのだ。

ずっと見ていたくて、けれど、どうしようもない程に彼の瞼は重く、そして、世界には耳がおかしくなったのかと思ってしまうぐらいの、静謐が満ちていた。

既に、彼は身を切る外気の冷たさも、かじかんでいた指先の感覚分からなくなっていた。


もう良いのではないかと、不意にそんな事を彼は思う。

彼の視界を舞う、白く綺麗な欠片達。

それは酷く幻想的で・・・・・・


そうして薄れ行く意識の中、彼は彼に残された最後の意思と力で扉を開く。

何時からか、何時の時も願い続けた願いの為に。




気になった表現を少し編集しなおしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ