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ぼくの詩集

鈍錆色

作者: 桜井あんじ

輝かない ぼくの世界に 力がない

世界が酸化する 僕のいのちが 鈍錆色に滲んでくる


つまらない色 つまらない色 つまらない色

つまらなくて 死にそうだ!


すべて洗ってしまいたい すべて 

ホースで水かけて 洗剤かけて

ごしごしと 洗い流して

生のままの姿を もういちど 見てみたい

生まれたときに見た 透明な世界の色を


そして ぼくは ぼくの世界に 

ありとあらゆる色の絵の具をぶちまけて

赤や青や紫や 緑や黄色やオレンジ色で

塗りたくって しまいたい!


大きな大きな花火を 打ち上げて

世界中の水面に その色を映したい

キラキラと輝くものが見たい


なるべくそっくりお手本通り 描き上げようとする 

ぼくの絵は 鈍錆色

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