第8章「由香里と美里さんと時々不動山」
えらい美人がそこにいた。
俺は心の底からこう思っていた、
うわ!!すっげぇ美人じゃん!!
顔は由香里の方が上だけど性格の良さは絶対にあの人の方が上だ!!
うん、絶対上。
上と言ったら上だ、
もし俺があの人と付き合ったら確実に結婚だ!!それで子供も生んで幸せなか
バシッ!!「痛ッ!!」「何すんだよ由香里!」「あんたが変な事考えてるからよ」ん!?もしかしてばれてたのか!?「な、何を言ってるんだよ、俺は何も考えてないぞ、」「絶対に考えてた!だって顔がニヤけてたもん、」くそ!顔に出てたか!!
ん!?でも俺とあの人が結婚したら由香里はどうなるんだ??
「何よ、じろじろ見ないでくれる!」と由香里は言う、
そうだ、俺には由香里がいる!この自慢の由香里がいる!!
「俺は由香里しかいない!」「はぁ!?何よ!いきなり!!」「あ、いや、べ別になにもないよ、」
「こら!そこ!ごちゃごちゃ喋ってるんじゃねぇ!!」と岡辺は言った、
由香里は先公を見ながら俺の方を指差した、「え?俺??」岡部は腕組みをして言った「宏ぃ!お前は頭が悪いんだからまともに話しを聞いてろよ!!」
「痛ッ!!」今度は先公にばれないように由香里は足を蹴りやがった!!
「下手な芝居をしてないで中里美里さんにあいさつをしろ!」と岡部は怒鳴った、
俺は「あ、あぁ〜これからよろしく」と中里美里さんに言った、
中里美里さんは「ハ、ハイ」と笑顔で答えてくれた、
俺は真剣に考えた、
顔は由香里の方が上、
背は美里さんの方が上、
声の良さは美里さんの方方が上、
性格も絶対美里さんの方が上、
胸も美里さんの方が上!
うむ、解ってきたぞ、俺は由香里を見捨てて美里さんに接近しよう!!
ドシ!!「痛ッ!!」また由香里に蹴られた、
でも、正直言って俺は由香里を心の底から愛してる、誰よりも愛してる、しかも病気を抱えてるのに見捨てる大バカ者がどこにいるんだ!!
そうだ!!俺は約束したのだ!!由香里を死ぬまで守り続ける!!
美里さんは右から3番目、前から2番目に用意してある席までゆっくり歩いて座った。
美里さんの隣の男子は「始めまして、これからよろしくね」と言った、顔を男子に向けて「ハイ」と笑顔で言った、
当然その男子はウハウハだった。
由香里は腕組みをしながらほっぺをふくらましていた、はっきり言ってこうゆう由香里が俺は大好きだ。
ドシ!!「痛ッ!!」
一時間目、国語、
由香里は人気者だったが。
「このように五七五を作ってください、タイトルは自由です」と国語の担任が言った、
昨日までは「由香里ちゃん、幸せにする、俺達が」とか「結婚して、由香里ちゃんだけ、必要だ」とか言ってたのに今ではこうだ!!
「美里ちゃん、笑った笑顔は、素適だよ」と。
由香里は激しく貧乏ゆすりをしている、その下に顔をやったら絶対にこう言うだろう。
ひでぶ!!
2時間目、英語、
美里さんは言った、
「Hello,my neme is Daisuke.I want to have my own Japanese restaurant in New York. Do you Know why? Well, I really like the taste of Japanese food. Also it's very healthy, so it's popular in America.
Japanese cooking is difficult. I have many things to learn. But I'll do my best. Please come to New York and try my food some day.
Thank you.」
「うぉ〜〜」「すげぇ〜〜」「天才だぁ〜〜」と皆は言った。
由香里はと言うと、、、、
「あんなの簡単よ、サルでもできるわ、」と言った、
ん?サルって喋れるの??
「あぁ、今のが簡単って事は由香里のレベルは低いって事だね」と俺は冗談で言った
「痛ッ!!」
由香里に俺の足をおもいっきりかかとで踏んづけられた、そして由香里は腕組みをして可愛いほっぺをふくらまして「むぅ」と言った、
絶対可愛い!!
写真を撮っておきたかった。
「でわ、次は宏が読んでください」と先公は言いやがった!
「え!?あ、え、えぇ〜っと、あ、 I will kill you tomorrow and fuck!!」と関係ない事を言った、
「バカ!何言ってんのよ!」と由香里は俺に言った、「だ、だって解んないんだもん、」と俺、「解んなかったらわかりませんって言いなさいよ、」「わぁったよ」と俺は言った、
「わかりません!」と先公に言って着席した。
皆は笑っていた、
休憩時間、
俺と由香里は屋上へ行った。
「何やってんのあんた!」と由香里に怒鳴られた、「だ、だって本当に解んなかったんだよ、」と俺は言った、
「普段から勉強しないからああやってなるのよ!」と柵の方に行きながら言った。
「・・・・・・・・ごめん」俺は謝った、「な、な何謝ってるのよ、」と由香里は言った、「だ、だからそのぉ〜勉強しないでごめん、、、、これから少しずつ勉強がんばるから許してくれ!」と俺は頭を下げた、
「あだ、だ誰も謝れなんか言ってないわよ、」と由香里は言ってくれた、「本当に!?」「あたりまえよ、それよりみかん食べましょ」と由香里は笑顔で言ってポケットからみかんを出した、
由香里はみかんの皮を剥いた、
「ハイ」と笑顔で言ってみかんの3分の1をくれた、
俺達は昨日みたいに白い部分を取って一緒に仲良く食べた。
さて、「そろそろ行くか?」と俺は歩きながら質問した、
ガシ!「んなぁ!」
由香里は俺のブレザーの首の部分を片手で思いっきりひっぱりやがった、
「な、なんだよ」「・・・・・・・」「どうしたんだ?」「・・・・・・・」「何かあったのか?」
「・・・・・・・宏、美里の事気になるんでしょ、、、、」と俺の靴を見ながら寂しそうな声で言った。
「そんな訳ないだろ、」「本当に?」「あぁ本当だ、神に誓っても良いぞ!」「本当に?」「あぁ本当だよ」「嘘ついたら?」「俺の心臓と由香里の心臓を交換してやるよ」
「バカ!それじゃあ宏がいなくなるじゃん!!」と由香里は涙目で叫んだ、「だからぁ〜、俺は嘘をつかないから大丈夫だよ。」と俺は言ってやった、
「じゃあ約束よ!」「あぁ、んなくだらない事話してないで教室に戻るぞ、」と俺は笑顔で言いながら1度由香里の頭に手を載せた、「うん」と笑顔で答える由香里、、、、
3時間目、技術、
技術は技術室へ移動して授業を受けるのだ。
俺と由香里は移動しているあいだ手をつないでいた、
「由香里の手って小さくて可愛いな」と俺は何気なく言った、「宏の手がデカイからじゃない??」「俺の手ってそんなにデカイか??」「うん、デカイ、」「由香里の手が小さいからでかく見えるだけでしょ」「宏の方がデカイ、」「そうか?」「うん、絶対にデカイ」
俺と由香里はどうでも良いような事を話してた、
俺と由香里はニコニコしながら歩いてた、
その時!
「よう、ラブラブカップルさん」とまた嫌味のように背後から龍平が言った、
由香里は恥ずかしそうに握ってた手を離した、
その時!!
「キャア!!」ドサ!!
後ろで女子の悲鳴と共に鈍い音が聞こえた、
俺と由香里と龍平はその音を探るべく振り向いた。
そこにいたのは美里さんだった、周りには教科書や技術の道具が散らばってる。
俺は「大丈夫!?」と言って美里さんを立たせた、それで落ちた物を拾った、
「あ、ありがとうございます!!」と頭を下げてくれた、「い、いえいえ、お礼なんてしなくていいんですよ、それより怪我はしてないですか?」美里さんは自分の腕を見たが怪我はない、次に足を見たがそこには小さな傷があった。
「美里さん!!足怪我してますよ!!一緒に保健室に行きましょう!!」と俺は大げさに言ってしまった、
俺や男子が怪我しても大したことないがどんなに軽い怪我でも女性の人だとかなり心配してしまう。
「ちょっと!宏!大した事ないんだから早く行くわよ」と由香里は言うがこんな状況で、
じゃあ怪我は平気そうだから先に行くね、なんて言える訳がない!!
「こんなすり傷は大丈夫です」と美里さんは言うが 俺は彼女の腕を優しくつかんで保健室へ向かった、
「先生!!この方が足を怪我したので手当てしてください!!」と俺は大げさに言った。
「あらあら、すりむいたのねぇ〜今マキロンで消毒しますね」と保健室の先生が言った、
美里さんは痛そうな顔だった、
先生はマキロンで消毒した後絆創膏を貼った。
「ありがとうございます」と美里さんは先生に言った、「いえいえ、生徒を守るのが好きでやってるので、」と笑顔で先生は答えた、
俺は「じゃあ美里さん、技術室に行きましょうか」と俺は言って手をかした。
「あ、ど、どうもです」と可愛い声で言った、
俺と美里さんは廊下を歩いてる時に大変な事を思い出した!!
それは本当に大変な事!!
地獄行きといっても過言ではない!!
そう、
由香里をほったらかしにしてたのだ!!
「あ、あのぉ〜どうもありがとうございました!」と美里さんは俺に言ってくれた、
「いえいえ、当然の事をしただけですよ」と俺は言った、
「えぇ〜〜っとそのぉ〜〜、お友達は大丈夫なんですか??」と美里さんは質問してきたが、断然大丈夫じゃない!!
「あ、あぁ〜大丈夫ですよ」と俺は言っておいた。
だが、俺と美里さんが技術室へ着いたら由香里はプンプンに怒ってた!!
とりあえず先公に訳を話して席へ着いた、
「ごめんごめん由香里ぃ」と言ったが、
「・・・・・・・・・・」
「怪我は大した事ないんだけどかわいそうだからさぁ〜」
「・・・・・・・・・・」
「あと転校生だから余計」
「・・・・・・・・・・」
「本当にごめんな」
「・・・・・・・・・・」
「怒ってるのか??」
「・・・・・・・・うん」
くそ!!どうしよう!!
「あ、ご、ごめん」
「・・・・・・・ひどい」
「本当にごめん!!だって由香里が転んでそのまましかとされたらどう思う!?」と俺は言い訳を言ってしまった、
「そんなの関係ない」と由香里は超低音で言った、
「本当にごめん!!」どうすればいいんだ!何かいい方法はないか!?
あ!!そうだ!!
「なぁ、由香里、今日不動山に行かないか??」よし!そこへ行って謝れば大丈夫だ!!しかもそこは祭りの時以外は全然人が来ないから土下座もしたって良い。
「疲れるからいい、、、、」
否定された。。。。。。。。
結局その時間はそれっきり何も話せなかった。
昼、飯、
皆は弁当を食っている、由香里は弁当箱をカバンから出した、
しかし俺のは出さない、
「な、なぁ、俺のは??」と聞くが、
「作ってない」と即答された、
だが、カバンと別に持ってきてる袋にはちゃんともう1人分の弁当箱が入ってる、
俺は考えた、もしこのまま行くと絶対に大変な事になる。
俺は立ち上がって、「由香里、行こう。」と言って由香里の弁当箱を袋に入れて左手で袋を持ち、右手で由香里の手を引っ張った、
「ちょ!何よ!!」と由香里は言う、
周りはペチャクチャ大声で話しをしてるから全然目立たない、
「離しなさいよ!エッチ!!」と由香里は嫌がるが俺は気にしないで廊下へ出て立ち入り禁止の階段を上った、
だがこれはまさしく、
痴漢!!
暴力!!
誘拐!!
下手したら、
テロ!!
になってしまう!!
「痛い!」由香里は怒鳴る、
俺は気が動転して由香里の軟らかくて小さくて可愛い腕を強く握っていた、、
俺はちょっと力を抜いて屋上まで上った。
俺は換気扇の出口をイスにして端っこに置いてあるボロボロで汚い机を持ってきた、
由香里を座らせて袋を机の上に置いた、
そして俺は土下座をして、「ごめんなさい!!」と精一杯謝った、
だが由香里は知らんぷりして立ち上がった、そして出口へ出てドアを閉めた、
しかも横開きのドアの内側に由香里は木を置いた。
あぁ〜閉じ込められたのかぁ〜、
「え!?マジかよ!?」俺は立ち上がって急いでドアのところへ行ったがもう由香里は
階段を下りてしまった、
どどどどうしよう!!
ここは立ち入り禁止だから誰もこない!!
俺は急いでドアのところへ行って叩きながら「おい!!出してくれ!!」と叫んだがもう遅い、、、、
「くそ!!」
俺は換気扇の出口に再び座った。
俺は考えた、
このままだと絶対誰も来ないで俺は死んでしまう。
俺は柵の方へ行った、
俺はパイプとかを使って下りれないかと思っていたが、
「無理だ。。。。」
ここは5階だから下りれる訳がない、
続いて、俺は物を落として誰かに気づいてもらおうと思ったが落とすものなんて弁当ぐらいしかない、
由香里が心を込めて作ってくれた愛情たっぷりの特性弁当を投げ捨てるなんて大馬鹿者がやる事だ、
俺は考え続けた、
そして1時間後、
チャラッチャッチャチャラッチャ〜〜〜〜
俺の携帯がなった、
恐る恐る開いてパスワードを入力した。
バカ!!
なんで携帯で呼ばないのよ!!
ちゃんとお弁当食べた!?
そのお弁当が最後なのよ!!
もう家に帰らないから、、、、
多分もう会わないと思う。
じゃあね。。。。
そうか、
よく考えたら携帯で呼べば良かったんだ!!
すぐにもう一通メールが届いた、
私お父さんに会いに行く。
俺は龍平に電話をして来てもらった、
「何ヘマしてんだよ宏ぃ、」と龍平は言ったが俺は無視して弁当を袋へ入れてダッシュで教室にもどり机に置いて猛ダッシュで不動山へ走った、
「お父さんに会う??ふざけるなよ!!会うって事はお前は不動山で自殺するって事だろ!?」俺は一人言を言いながらありえない速度で走っている。
数分後、
やっと不動山の入り口へ着いた、
俺は近道をしながら頂上を目指した、
「待ってろよ!!由香里!!」
俺は焦る気持ちをこらえながら険しい山道を走っている、
数十分後、
「由香里!!」俺は叫んだ。
展望台に由香里はいった、
「由香里!!」もう一度叫んだが気づいてくれない、
俺は猛ダッシュで走った、
だが由香里は展望台の柵を無理やり乗り越えた!!
俺は本当に猛ダッシュで走って展望台の階段を上った、
「由香里やめろ!!」
俺は由香里の肩を思いっきり掴んだ、
「へ!?どうして来たの!?」と由香里は言った、
「お前を守るからだ!!約束しただろ!!」
「本当にバカね、、、、」と由香里は言った、
「それよりこっちに来いよ!」
と言ったら由香里は素直に柵を乗り越えて戻った。
俺は由香里を抱いて
「ごめん」
と言った、
「・・・・・・・・・・うん」と応えてくれた、
由香里は俺に質問した、「ねぇ、いつ私を守るって決めたの??」
俺は少し考えたが本当の事を言った、
「3年前、由香里が病院の屋上から飛び降りようとして俺が助けた時から守るって決めたんだよ、、、、、、」
「やっぱりあれは宏だったのね、、、、」
「あぁ、」
由香里は小さい体を背伸びして俺にキスをした。。。。
「好き」
読者の皆様こんにちわ、
今回も無事に書き終わりました、
解ると思いますが今回のタイトルはウケ狙いですww
やっぱり小説を書くのは大変ですね、
でも書いた小説や感想を読むと楽しくなるんですよ^^
最近つくづく思う事があります、それは、
終わり方がほとんど同じですww
でも僕はその終わり方が好きなんです。
挿絵は誰かにお願いして登場人物を書いてもらいたいんですけど誰も書ける人がいません(涙)
なので今のところ人物の挿絵は未定です。
もし「俺が書くよ」って方がいたら感想にてお知らせしてください。
なので今の段階では皆様は頭に中で、
シャナの青髪
だと思ってください。
ではここら辺で失礼します。