表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

第6章「新しい世界」

「宏ぃ〜早く早くぅ〜〜」と由香里は笑顔で俺のベットまで来てくれた、「あ、あぁ」

「早くしないとおいてくよ!」と嫌味な感じに言われたがそれは由香里なりのジョークなのだ、「お、おぅちょっと待ってくれ」俺は急いでペンを持ってキャップを取った、「何してるの?早くしてよぉ!私だけじゃあ持てないんだから!」なぜ由香里はこんなに笑顔で急いでるのかと言うと今日は待ちに待った退院の日だ、「早くぅ〜〜」「待ってくれ」俺はベットの下の横のところにメッセージを書いた。



「由香里、君が消えるその日まで、俺はお前を守ってやるからな。dy Hirosi」



さてと、由香里がかわいそうだから急いで由香里の病室へ行こう。

俺はドアを開ける時1つ大事な事を思い出した、そう、トラップ攻撃、絶対に由香里はトラップを仕掛けてるに決まってる、俺は意を決して横開きのドアを思いっきり勢い良く開いた。

ガラガラ!

「痛!!」

は!?白と青の可愛いワンピースを着てる由香里はドアの前にいた、「痛いじゃないの!!ノックなしでいきなり入ってくるなんて反則よ!!罰金!!それと荷物全部持っていって!!」「ま、まじかよ!!」どうやら由香里はトラップを仕掛けていた途中だったらしい、しかも俺がドアを開いた時にそのトラップが由香里に直撃したのだ。

しょうがねぇ、あんな大量の本を由香里に持たせるのはかわいそうだしな。

「もう、最後の最後にトラップに引っかかってくれたっていいじゃん」と由香里は口をとんがらせて言った。

「そんな事よりトラップはずして早く俺の家に行こうぜ」と俺は言ったが、

「・・・・・・・・」由香里は何も言わない。

「なぁ、」

「・・・・・・・・」黙るのも無理はないな、由香里はここが家みたいなもんなんだから、

「私、ここで生まれてここで育った・・・・・・」「そうだよな、離れるのが辛いよな」

と俺はなぐさめた。

「私、やっぱ退院したくないなぁ〜〜」「でも親父さんの財産はもう底をつきたんだろ」いくらなんでも俺はそこまでできないからな、

「そうだ!!由香里!ちょっと待っててくれ!!」「え?ちょ宏!!」

俺は走ってナースステーションへ行った、「すいません!渡辺先生いますか!?」と息切れしながら尋ねた、

その時、後ろに渡辺先生が立っていた、

「何か用かね?」「あ、あのぉ〜先生ならわかると思うんですけど、由香里が使っていた219号室をずぅ〜〜っと由香里が死ぬまであのままにしてほしいんです、おねがいします!!」俺は一生懸命におねがいした、「君、最初から私もその気だよ、立花くんが生まれた時から知ってるので立花くんの気持ちは十分解るよ」「じゃあいいんですか!?」「うん、いいですよ。」よかった、これで由香里と一緒に外へ出られる、「ありがとうございます!!」とお礼を言って俺はその場を去ろうとした、「立花由香里を幸せにしてあげなさい」「ハイ!!失礼します!!」俺は走って由香里の病室へ行った。

「由香里!ここはい、、、、、」「っへ、グスン、ズズーー」

由香里は泣いていた。

俺は何も言えなかった、あたりまえだ、だって俺が由香里の涙を見たのは由香里が笑いすぎて出た涙だけだ。

俺は一歩一歩由香里に近づいた、由香里は立ち上がって声を出しながら俺に抱きついた。

俺はさっきの事を言った、

「由香里、この部屋、一生このままにしてくれるんだとよ、良かったな」

俺達は見詰め合っていた、5秒ほどだがかなり長く感じた。

由香里は背伸びをした,

俺は解っていた。



キスをした。


俺達はかなり長い間唇と唇を付けていた、

そもそも俺と由香里はディープキスなどは好まないのだ。

長い長いキスは終了した、

由香里は「ありがとう!!」と言い俺の胸元に顔を押し付けて涙をポロポロと流していた。

俺は言った、「さぁ、行こう、新しい世界へ」

由香里は少し考えて「うん!行こう!」と笑顔で言った、

そして由香里は俺の目の前に来て言った、

「ねぇ!そこにある束の本ちゃんと持ってきてよ!!」「解ったよ、」

全く、わがままな女だ。

しかし、俺はこんな由香里が何よりも好きだ、

由香里はスキップしながら廊下を通って先走った。

しかし由香里は間違えて遠回りしやがった、俺は近道して1階まで降りてフロアで由香里を待っていた。

すると由香里が得意げそうな顔で来た、まだ俺に気づいてないらしい、

「ふぇ!?な、なんで!?」やっと気づいた。

俺は言った「早く行こうぜ!!」そこには俺のホーク3があるはずだ。

「うん!」と笑顔で答えてくれた。

俺達は外へでて駐車場に行った、やはり龍平に頼んでおいた通り俺のホーク3が置いてあった。

ホーク3にセルは付いてないため毎回キックしないとだめなのだ、

しかし、

「エンジン掛かんねぇ〜〜!!」

「どうしたの?バイク平気!?」と由香里は不安そうに聞く「どうだろう、かなりかぶっちゃってるよ、」 「かぶってるってどうゆう事??」と由香里は可愛く目と口を丸にして質問したが「説明しずらいなぁ〜〜簡単に言えばガソリンが無駄に多くエンジンに送られる事をかぶるっていうんだけどそれ以外にも色々理由はあるよ、たとえばマフラーが詰まってたりとか」由香里は首を横に曲げて口をぽかぁ〜〜〜んと開けていて「宏、訳わかんない」と言った、「ちょっとまってくれ今龍平に電話するから」


数分後、


ブロンブロン ブーーーーーーーーーーーー、っとシフトを2、1、N、に下げてさらにかっこつけて「ブォ〜ン!!」と吹かしやがった。

「あぁうるせえうるせえエンジンきれきれ!いっその事捨てちまえ」と俺は言ってドアを開けてエンジンをきった。

当然由香里は「この車かっこいいぃ〜〜」っと言って感激してる、

「おい、龍平、てめぇ俺のホーク3のキャブいじっただろ」

「悪ぃ〜悪ぃ〜、一度でも良いから宏のホーク3のキャブいじってみたくて、、」「てめぇ〜、俺が約5ヶ月間苦労して調整したのにいたずらしやがって!!しかも500になってるぞ!!なんでもパワーじゃダメなんだよバ〜〜カぁ〜〜」由香里は話しに入れないからおとなしく俺のバイクの三段シートに横向きで座っていた。

「龍平、マイナスドライバーと250番もってるか、」「あぁ、あるよ」俺は龍平のデカイR34のトランクから工具箱とスペアパーツケースを出した。


数十分後、

由香里は三段シートに横向きで座っているが俺はキックをした、

ブロロロロ、ブロロロロ、ブロロブォンブォンブルーーービュンビュン、

由香里はあまりの音のでかさにビックリして後ろへひっくり返りそうになった、

正直その時のビックリした顔は可愛かった。

しかもそれで恥ずかしそうにそっぽを向いてるところがもっと可愛い!!

あぁ〜〜懐かしいぃ、この音。残念ながら読者の皆様にはお聞かせできないがこれは最高の響きだ!!

「おい、龍平、お前罰としてこの大量の本をキズつけないで俺の家まで持って行け」「おぅ」

ガチャ、ドン。隆平はR34に乗った、

ガガガガブォ〜〜ン!!ブォ〜〜〜ン!!コトコトブォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンブォ〜〜〜〜〜〜〜〜ンブォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンブォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

さて由香里、行くか。「うん!春だから暖かいね」「あぁ、そうだなぁ、ほれ、俺のヘルメットかぶっとけよ、」と言ってキャップ型のメットを由香里に渡した。

由香里はゆっくり三段シートにまたがり俺もまたがった。

実際三段シートが付いてたらシートについてるフックをつかんでれば落ちる事はない。

だが由香里は俺に無駄に強くしがみついていた、

ブォンブォン!!


数分後、

途中で最近調子に載ってるブラックパールの東組みが来やがった。

由香里はかなりビビッテいる、俺は近くのコンビにで止まって由香里に言った、「なぁ、由香里、初めてのおつかいに行かないか??」「え!?」と由香里は反応した、「適当に美味そうなお菓子と飲み物買って来い、ほら、2千円やるから、」「え、でも早く逃げないと、」「早く行け!!」俺はなぜか由香里に怒鳴ってしまった。

ブラックパールの頭が「おぃ!!てめぇ!!調子に載ってんじゃねぇ!!」出たよ、よくあるやつ、「別にぃ〜〜、調子に載ってないよ」「ないよ!?先輩にむかってその口の聞き方はなんだ!!」「は!?てめえが先輩だと思ってねぇよ!!」俺は心の底からそう思っていた。

「てめぇ!!ふざけやがって!!」

ドシ!!

俺が殴られたのではない、「ッグハ!!」

俺が殴った、

しかし、相手は10人ほどいたため俺はあっけなくボコボコにされた、

だが俺はひるまないでリーゼント頭の全身ブラックの服を着た頭を殴ってた、そのうちそいつらは俺がひるまないから逃げてしまった。

すると、コンビニの中から重そうなビニール袋を二つがんばって由香里が持ってきてる「宏ぃ〜買ってき、、何よ!その傷!!」ゆかりはセリフを途中で止めて真剣に俺の怪我を心配してくれた、

「あぁ、たいした事ないよ」と俺は心配そうな顔をしたあ由香里に優しく言った、「大変よ!早く家に行って手当てしなさい!」と由香里は俺に怒りながらバイクの三段シートにまたがった、「何ぼぉ〜〜っとしてるのよ、早くしなさい!」と由香里はさっき買ってきた袋を抱き抱えた、俺はバイクにまたがりキックした。


数分後、

やっと俺の家に着いた、由香里は「このデッカイのがあんた家なの!?」と目をでかくして俺に質問した、「あぁ、俺の家だよ、ほら家に入るぞ袋俺が持つよ」「あ、男の人が荷物を持つのは当たり前の事よ」と由香里はツンツンして俺に言った、

俺は郵便受けに入れておいたカギを出して家のロックを解除した、俺は右手でドアを全開に開いて3歩下がって左手を少し動かして由香里を中に入れた、レディーファーストってやつだよ、由香里はちょっと奥へ行って恐る恐る履いてたスニーカーシューズを脱いで歩くと同時に「お、おじゃまします」と緊張していた声だった、俺はドアを閉めて靴を脱いで由香里の横に来た、「由香里、この階はほとんど倉庫になってるんだ」と言って階段を上った、病院の階段と比べるとはるかに家の方が急だ。

俺は由香里が落ちないように後ろで上ってた、俺は由香里の右に来て俺の左手を由香里の左肩に置いて部屋を案内した、それで階段を上って三階へ行った、由香里の顔を見ると目がキラキラと輝いている、そして、俺の部屋のステッカーだらけのドアを開けた、

龍平に頼んだ由香里の本はちゃんと置いてあった。

「わぁ〜〜〜すごぉ〜〜〜〜い」と由香里ははしゃいでる、俺のフカフカベットに立ってジャンプしたりパソコンを触ったりラジコンを持ったり筋トレ道具のダンベルを足で転がしたりベンチプレスにねっころがったり色々はじめて見る物をいじっている。

しかし懐かしいもんだなぁ〜〜、3ヶ月もいないとこうも違うのかなぁ〜〜??

由香里はこっちを笑顔で振り向いた、自分の膝までありそうな長い髪が揺れてワンピースも揺れていて俺に質問した、「ねぇ、お母さんは??」実は俺には母親はいない、「お前と同じで母親は俺が小さいぃ時に離婚したんだよ」と言った、その時由香里は下を見ていた、「そ、、そう、だったんだ、」と悲しそうな声で言われた。

「だから国から補助金をもらって親父の財産で暮らしてるんだ、それと時々バイトもしてるんだ」由香里はちょっと顔を赤くして「じ、じゃじゃあ二人っきりってこと??」と俺に質問した、「あぁ、そうゆう事になるな」と言った。

由香里はちょっと嬉しそうな顔だった、正直俺も嬉しい、こんなに可愛い同級生と一緒に二人っきりで暮らすなんて夢みたいだ。

ピーンポーン、家のチャイムが鳴った、俺と由香里は玄関へ言った、ガチャギィ〜〜、「ようカップルさん」「こんにちは、宏さん」と池田と森井さんが来てくれた。

池辺と森井さんは後ろで隠してた花束を由香里に渡した、「ど、どうも。」とお礼して由香里は受け取った、「おい、俺に花束はないのか?」と聞くと「だってお金がもったいないじゃん」と池辺は言った、「まぁ、あがれよ」と俺は言ったが「いや、いいよいいよお二人の素的な時間を邪魔したくないし、春休みで2週間休みだから由香里ちゃんに町案内でもしなよ」と池辺が言った。「じゃあ学校で会いましょう由香里ちゃん」と森井さんが言った、「う、うん、、、、」と由香里は答えた。

「じゃあな」と俺は言って二人は帰った。

「由香里、その花束どうする?」と聞くと「大丈夫、これくらい、花便はある??」と由香里は言ったから2つ出した、1個は玄関に置いてもう1個は俺の部屋に置いた、

「それより、宏!早くその傷の手当てしましょ!」

「大丈夫だよこれぐらい」

「ダメ」

「痛くないよ」

「ダメ」

ヤバイだめだめ攻撃が始まった、

「でも本当に痛く」

「ダメ」

「あ、だから」

「ダメ!!」

数分後、

「俺の顔は絆創膏だらけになった」

「由香里。何かやりたい事あるか??」と俺は質問した、

「う〜〜んじゃあ海に行きたいな」と由香里は言った、そうか「由香里は一度も海を見た事はないんだよな」「うん」「よし!じゃあ今行こうか」「うん!」と笑顔で答えてくれた、

俺達はホーク3に乗って海へ行った。

途中で由香里に「ねぇ、海って好き??」と聞かれたからうん好きだよと答えたかったのに風のせいで「うん、ふぃしはよ」と言ってしまった、当然由香里は「何!?聞こえない!!何って言ったの!?」俺は再び「うん、ふぃしはよ」と言った。

やっと海へ着いた、俺はバイクを止めてメットを置いて由香里と一緒に浜辺に言った、

「気持ち良ぃ〜〜〜〜」とくるくる回って背伸びしながら由香里は言った、「海は泳ぐだけじゃなくて散歩したりバーべキューしたりしても楽しいんだよ」と俺は言った、

由香里ははしゃぎすぎて砂の穴に足を引っ掛けて転びそうになった、が、俺が上手く支えたからギリギリ助かった。

俺達は手をつなぎながらニコニコ笑っていた、

俺と由香里は気づいたら変な所まで来てた、

そして由香里は俺を抱いた、「私、死ぬのが怖い!!」

あ、そうか、そうだよな、由香里は普通じゃないんだよな、そう、由香里は心臓の弁膜が動かなくなるのだ、

「由香里!!」と言って俺も抱いた、「私、もう宏と離れたくない!!私、絶対に死にたくない!!」由香里は涙を流していた。

俺は言った「由香里、頑張ればきっと大丈夫だ!!一緒に病気と戦おう!!」と言っても俺にできる事は一つしかない、

そう、「由香里、君が消えるその日まで、俺はお前を守ってやるからな。」

由香里は俺の顔を見た、「それ、聞いたの2回目よ」「え!?知ってたのか??」「うん、あの時、てっきり夢だと思ったの、でもその後やっぱり夢じゃないんだなと思って」「そうか、」

由香里は涙を流しながら笑った、俺も笑った、いつの間にか俺も涙が出てきた、

俺達はベンチに座って手をつないだ。

良く考えると最初に出会った時の由香里と今の由香里は全然違う、

なんと言うかそのぉ〜〜。

自分の気持ちを相手に伝えられるようになったり喋る量が増えたり一番俺にとって嬉しいのは、





由香里が笑顔で笑ってくれる事。。。。。。











こんにちは、

昨日は友達が僕の家に遊びに来て泊まったんですけど、「寝る場所がない!!」

まぁ僕は休みの日だと徹夜するので、

それで今日は1時間くらいしか寝てませんww

最高に頭痛いです、眠くないけど頭がぁ〜〜〜!!

そんな事はどうでもいいんですが、

感想と評価してくれたお二人ありがとうございます!!

実は感想とかを読むとやる気がでるんですよ、

挿絵も書いて載せたいのですが実際自分は絵が激下手なのですww

旧車バイクなら書けるんですけどね、

あと86なら書けます、

最近小説が将来の仕事に繋がればいいなぁ〜〜と思ったりなんかしてます(無理!?)

これからどんどん書き続けるので読者の皆様!!

楽しみにしててください!!

それでは。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ