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第2章「思い出の場所」

「ヘックション!!」

「うぅ〜〜寒ぅ〜〜〜」

なんでこんな寒い時期に外へ出ないとダメなんだ、

「ヘックション!!」

しかも車椅子なのに何でケーキなんか買ってくるハメになるんだ、

くそ、なんでもやるなんて言わなければ良かった。



20分後、

「ほれ、買ってきたぞ」と俺はケーキを渡した、

彼女は「ん、本当に買ってくるなんてバカだねあなた」と言いやがった、

何だよせっかく買ってきたのに、

いまいましい、

さてと、もう暗くなってきたし部屋に戻るか、

「じゃあなまた明日くるよ」と行って帰ろうとしたが、

「来なくて良い、邪魔だから」とちょっと寂しそうな感じで彼女は言った、「そうか?でも俺も暇だから明日も来るよ、じゃあな」と俺、

ドアを開けたら、

「ありがとう」

と照れ隠ししながら俺に言ってくれた。

「おぅ」

ガラガラーすとん、

俺は自分のベットへ戻って飯を食って眠りへついた。



翌日、

コンコン、ガラガラ

「おはうわ!!」

バシ!!

「やったぁ!!」

「なにしやがるこのやろう」俺の顔面にりんごとみかんを投げてきた、

彼女は見た事のないにっこりした顔で笑っていた。

「おはよう」と俺は言い直した、

彼女は「来なくていいって言ったでしょ」と布団で顔を隠しながら言った、

「でも俺だって暇なんだよ」と優しく言ったら布団から顔を出して「じゃああそこに連れてって」と言われたがあそこじゃあ解らない「あそこにある不動山のてっぺんに連れてって」と彼女は言った。

「よしわかった、いつ行く??」と質問したら「今日」と即答した、「おいおい、いくらなんでも早すぎないか」「今日が良いの、今日は何日だと思ってるの!?」と真顔で質問された、

やべぇ、のんびりしすぎて日にち考えてなかった!!

「解らないんでしょぉ〜〜」

くそ、見抜かれた、

「図星でしょ、ねぇ図星でしょ」と言いながら顔を近づけてきた、「あぁ、図星だよ」と認めたが彼女は「そんな事より昨日買ったケーキ持って一緒に不動山登ろうよ」とワクワクしながら俺のおねだりした、

しゃあねぇ、連れてってやるか

「よし!仲間呼んどくから着替えててくれ」

「うん!!」なんと可愛い声なんだ!!



数分後、

コンコン

「入るぞ」

「う、うん」

ガラガラーー

「うほ!!」

おもわず声を出してしまった、

それもそのはず!!

彼女が私服を着るたのは初めてでしかもすっげーー可愛い!!

「ん、なによ見ないでくれる」と照れ隠しで言われた。

「そういえば、私達は車椅子だけどどうやって行くの??」と質問されたが心配ご無用、

「大丈夫、考えがあるから」「あんたの考えは信用できないわ」と言われた、

その時!!

ブンブン

ヴォンヴォン

ブーーン

ウーンウーーン

「何々!?」と彼女はびっくりして窓から外を見た、

「お、来たなぁ〜〜、よしケーキ持って行くぞ」「え!?」

俺と彼女はエレベーターを使って外へ行った、

「おぅ、ひろし、死んでるのかと思ってたぜ」と暴走族の頭が俺に言った、「死ぬわけないだろ、そんな事より俺のバイクは持ってきたか??」と質問したらそいつは「あったりめぇ〜〜だぁ〜、そこのトラックを見な!」

デコトラから出てきたのは俺が乗っていた旧車のCB250Nホーク3があった、

他にもNR500やハーレーや230Zやそのほか色々あった。

俺はCB250Nホーク3に乗って彼女を後ろに乗せて計50人位の族で不動山へ向かった。

この時彼女はビックリして声も出ていなかった。

途中で警察に追われる事もあったりブラックエンペラーのやつらとストレートでレースしたりもあったが無事に不動山へ着いたがこのバイクでは登れない、今は歩けない俺と彼女はあきらめ掛けてたが仲間がデコトラのコンテナの中から俺のランドクルーザーを出した、

「そうだ!!これだ!!」「え?」と反応する彼女、

俺と彼女はランクルに乗り換えて仲間達にはここでまっててもらう事にした。

ようやくてっぺんへついた、きずいたらもう夜だった。

彼女と俺は車から降りて車に置いてる傘をまつばづえがわりに使って小さい展望台に登った、

「はぁ〜〜〜〜」っとかなりうれしそうに彼女ははしゃぐ。

俺と彼女はベンチに座った、

「ねぇ。」

「ん?なんだ??」

「名前なんだっけ」

「ひろしだよ」

「そっか、ひろしか」

「あぁ」

「私の名前は由香里よ」

っそういえば名前を忘れていた、

「あぁ、解った」

「ねぇ、ケーキ一緒に食べよ」とにっこりして由香里は言った、

「俺もいいのか??」

「良いよ、だって」

「だってなんだよ」

「ここでひろしと一緒に食べたいから買ってきてもらったんだよ」とてれながら言った、

「そうだったのか」

「私、学校行った事ないんだ」と由香里は呟いた

「多分、死ぬから学校に行けないと思うけど」

「何を言ってるんだ!!お前が死ぬわけないだろ!!」

本当の死ぬわけない、

「でも、私のお姉ちゃんとパパは同じ心臓の病気で死んだんだよ」

お姉ちゃんもいたのかぁ、

「そうか、、、、」「でもお前は絶対に死なない!!」

「ありがとう、少し自信が付いたわ」

「そんな事よりケーキ美味いね」と笑顔で言った、

「あぁ、昨日買いに言っといて正解だったよ」

そういえば、「どうしてここへ来たかったんだ??」

「パパが8年前の今日にここへ連れてきてくれたの」

だから毎日窓から外を見ていたのか、

「でもパパと会ったのはその日が最後なの、、、、」

ん、

「そうだったのか」

その時、由香里は俺の手をつかんで歩けないはずなのに立った!!

しかも俺も立てないはずなのにギリギリ立てた!!

そしてゆかりは「死にたくない。。。。」と言って俺にもたれかかった。

この時、俺はこの子は本当にかわいそうな子なんだぁと思った。。。。。。



翌日、

俺は由香里の病室へ行った、

コンコン

ガラガラー

「ふぇ!?」と由香里が声を出した、

俺は夢かと思った、

「こ、この、この野郎!!着替えてる途中に入ってくるな!!出てけ!!」と由香里が怒鳴ったと同時に本やりんごやみかんや鏡を投げられた、

しかもそれがモロに顔面に直撃して鼻血が出た。


数分後、

「許してくれ!!」と叫びながら俺は由香里の所へ行った、

由香里は説得したら何とか許してくれた。

しかし由香里はこう言った。


「でも条件が1つある」

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