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第10章「宏のバトル後編、そして」

ヴゥゥゥーーーーーー

プシュ!!

ヴゥゥゥーーーーーーーーー

プシュ!!

「ねぇ!宏!!」由香里はドア アームレストと上に付いてる手すりにつかまって必死に喋っている、

「あぁ!?何だ!?」俺は車を120キロほど出していた、

「もっとスピードおとしてよぉ!!」と由香里は言うがこれくらいアクセルあけないと絶対に本番で負ける!!

「もう少し待ってくれ!!」

俺は人を乗せた車でスピードを出すのは大嫌いなのだ!

だが由香里は乗りたい乗りたい言うからしかたなく隣に乗せている、

「怖いよぉ!!」

「大丈夫だよ!」

「大丈夫な訳ないじゃ、あ!そこカーブだよ!!」

「あぁ、解ってる」

コト

ウァン!

ヴォォォーーー!!

コト

ウゥゥゥゥーーーーーーーーー



数時間後、

何回も峠を上ったり下りたりしたからあっという間に夕方になっていた。

俺はハチロクで不動山に登った、

当然ボディーは汚れてると思う。

俺は山頂で車を止めて由香里と車を降りた、

由香里はかわいらしいタオルを口に当てていた、

「大丈夫か?由香里ぃ??」と俺は聞いた、

「うん、、、、大丈夫、、」と由香里はタオルをポケットに入れて俺と手をつないだ、

俺と由香里は展望台に上った。

ちなみに俺が着ているのはつなぎの作業着だ、そんで由香里は制服を着ている。

「私、宏と会えて良かった」と由香里はニコニコして言った、

「おぅ、俺も会えて良かったと思ってるよ」

由香里は俺に肩を寄せた、

「宏ってあったかいね」と由香里は目を閉じて言った、

「暖かいのか??」

「うん・・・・・・心が」

「そうか」

俺はこんな事しか言えなかったがお互い心で通じ合っている気がする。

「由香里、そこに座ろうか」と俺はベンチを指差して言った、

「うん、座ろう」と由香里は言った、

俺と由香里は手をつないだままベンチに座った。

「あったかいねぇ」と由香里は俺の手を由香里の膝に置きながら言った、

「あぁ、もう少しで夏だなぁ〜〜」

「ねぇ、宏は夏と冬どっちが好き??」と由香里は質問した、

「気分的に冬の方が良いけど夏はイベントとかいっぱいあるから夏の方が好きかな」と俺は空を見上げながら言った、

「イベントってどんなぁ??」と由香里も空を見上げながら言った、

「祭りとか水泳とかキャンプとか色々あるよ」

「へぇ〜〜、どれが一番やりたいのぉ??」

俺はつないでいた手を離して自分の前にリスみたいに手をやって

「う〜〜ん、やっぱり怖い話かなぁ〜〜」と言った、

ピクン!!

と由香里は背筋を丸くした、

ひょっとして、「由香里、怖い話とか苦手か??」

「え!?に、苦手な訳ないわよ」と顔を赤くして言った、

「あ!」俺は声を出した、

「何々!?」と由香里も反応した、

「後ろに誰かいる!!」と俺はジョークを言った、

「ちょ!や!やめてよ!!」と由香里は後ろを気にして言った、

「逃げよう!!」と俺は言って立ち上がった、

「やだ!!」

由香里も立ち上がって俺に抱きついた。

「冗談だよ」と俺は言って由香里を抱きしめた、

由香里は恥ずかしいのか顔を俺の胸に押し付けてこう言った、

「・・・・・・バカ」

そうかそうか、由香里は怖いのが苦手なのか。

俺は悪巧みを考えながら由香里を抱きしめた、

そのあと、俺達は家に戻って仲良く話していた。

「ねぇ、宏は何で車に乗ろうと思ったの??」

「あまり覚えてないが小学生の時に家にあった原チャリを勝手に乗ってみたら面白くて乗るようになったんだよ」

「宏って車の運転上手だね」

「お、おぅ、ありがとう」

「本当にレースするの??」

「あぁ、・・・・・・・・すまない、、、、」

「自信はあるのぉ??」

「自信はあるがブラックザールスがどこでどんな反則トラップを仕掛けるのか解らない」

「そう、、、、」

「でもがんばるよ!!」

「がんばってね!」

「おぅ、」

「・・・・・・ねぇ、散歩に行かない??」

俺と由香里は由香里のわがままに答えて夜の9時頃に散歩へ出かけた。

「何でいきなり散歩に行きたくなったんだ??」と俺は由香里に質問した、

「なんとなく、、、、ねぇ、手つなごうよ」と由香里は言った、

俺は由香里の手を優しく握った。

「暖かくて良い季節よねぇ〜〜」と由香里はつぶやいた、

今は春、

「あぁ、春は気持ちが良いなぁ〜〜」と俺は言った、

その時!!

「あ!流れ星!!」と由香里は叫んで後ろから俺が今履いてるジーンズのポケットに両手を入れて目を閉じた。

「何だよ?」と俺は首をねじって質問した、

「・・・・・・・・」由香里はまだ目を閉じている、

「あのぉ〜〜由香里ぃ??」俺は話しをかけるが反応はない、

しかたなく俺も黙る事にした、

20秒ぐらい経ったら由香里はポケットから手を出して再び俺の隣へ移動して手をつないだ。

「なぁ、今の何だ??」と俺は質問すると、

「病院でねぇ、気の強い看護婦さんが言ってたの、流れ星を見つけたら大切な人のポケットに両手を入れて神様にお願いすると二人は結ばれる、って」

「・・・・そうか」

俺はそうゆうの信じないが幸せだ。

俺達は一緒に歩いた、

「由香里」俺は由香里に声をかけた、

「何?」由香里は答える、

「そんな事しても意味無いぞ」俺ははっきりいった

「え?何でよ!?」由香里はちょっとしかめっ面をしている

「だって、、、、俺達はもう結ばれてるじゃん、、、、」

俺は笑顔でそう言った。

由香里は、へへ、と可愛い声と顔で笑った。

俺達はニコニコしながら夜の散歩をしていた。



翌日、

今日の俺は珍しく自分で起きた、

だが携帯電話の時計を見ると午前11時だった!!

俺は急いで制服に着替えて急いで1階下りた、

玄関まで来た俺は1つ気になる事があった、

今さっき階段を下りてる時に2階に由香里がいた気がした、

おかしいぞ!!由香里も学校を遅刻なんて考えられない!!

俺は2階へ戻ったら私服姿の由香里がいた、

「何してんのよ」と由香里は言う、

え?「学校は??」と俺は質問した、

「はぁ!?何言ってんのよ、今日は土曜日よ」と由香里は苦笑いしながら言った、

俺はポケットから携帯を取り出して曜日を見た、

「土曜日か」

「そうよ土曜日よ」

「良かったぁ〜〜」

「ぼぉ〜〜っと突っ立ってないで早く着替えてきなさいよ」と由香里は笑いながら言った。

俺も笑いながら「おぅ」と答えて3階へ上がった。

俺はD12の黒いTシャツを着てB系のダボダボの黒いズボンをはいて「Slim shady」と掘ってあるネームプレートのネックレスを首に掛けて黒いバンダナを被ってD12の黒いキャップを被った。

2階へ下りると由香里はいた、

「何よその格好は、」と由香里は言った、

「だってラッパー系の服しかないんだもん」と俺は言った。

「そんな格好してヤクザとか怖い人にやられてもしらないわよぉ〜〜」と由香里は目を細めて言った、

「関東のヤクザと右翼は下っ端以外は全員知り合いだしもしやられても最近のヤクザは殺しはしないから心配ないよ、」と俺は言ってやった。

「あっそ」と由香里は言って干してあった乾いてる服をベランダから取り出して正座をして洗濯物を畳んでいる。

ってかこれって普通の生活なのかな??

中学生の男子と女子が二人暮しなんておかしいぞ、

「なによ?」と由香里は言った、

「あ、いや、別に何もないよ」俺は言った。

俺は木のイスに後ろ前逆に座って由香里を眺めていた。

とても良い気分だ、なんっつぅ〜か〜〜、こうして由香里が病気に関係なく暮らしているととても幸せだぁ〜〜。

「なによ、見ないでくれる、」と由香里は俺に言った、

こうやってツンツンしてる由香里が俺は好きだ。

「あ、いや、別に何もないよ」と俺は言った、

由香里は「変なのぉ〜」と言って洗濯物を畳み終えて立ち上がった、

「ねぇ、宏ぃ、車の練習しないの?入院してから全然運転してないんでしょ??」と由香里は言った、

たしかに俺は入院してから少ししか運転してない、多分感覚を忘れてるだろう、しかも俺の86は新エンジンにフルカスタマイズだから前と違うはずだ、いや、86じゃなくて110だ!

「そうだな、ちょっくら走ってくるよ、」俺はそう言って机に置いてあるキーを取った、

が、

俺はキーには何もつけないのだが布の手作りっぽい86のキーホルダーが付いてた、

「由香里、これお前が作ってくれたのか?」と質問すると、

「そ、そうよ、邪魔!?いらない!?いらないんだったら外しなよ!」と右斜め上を見て言った、

「ありがとう、由香里」俺はお礼を言った、

由香里は俺の方を見た、

俺は階段を下りた、由香里も玄関まで来てくれた、「じゃあ行ってくるよ」と俺は言ったら「がんばってね」と由香里は笑顔で言ってくれた、

「おぅ、」

俺は外に出て車にキーを挿した、

ガチャ、

ドン!

俺はハチロクに乗り込みキーの差込口にキーを入れた、

ガガガガガガガ

ヴォォォン!!

ヴォン!!

由香里が作ってくれたキーホルダーを10秒ほど眺めてクラッチレバーを踏んでシフトノブに手をかざした、

コト

ヴォ

ヴォォ

俺はクラッチをつなげてアクセルレバーを踏んだ、

ヴォー、

ゆっくり走り、国道へ出た、

ヴォォォーーーーーン

プシュ!

ヴォォォォーーーーーーン

プシュ!

ヴォォォォォーーーーーーーン

プシュ!

ヴォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


数時間後、

俺は箱根の十石峠や七曲を猛スピードで下っている、

その時に対向車線で黄色いド派手のシルビアとすれ違った、「ペイントじゃなくて部品に金掛けろっつぅーの、」と俺は独り言を言ってたら後ろからそのシルビアが追いかけてきた、

「あいつ俺と勝負したいのか?」よしやってやる!!


コト

ヴォン!!

ヴォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

プシュ!!

ヴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

俺はコーナーを曲がってスピードをもっと出したがシルビアはバックミラーから消えない、

「やるな」

そのあと、4箇所ぐらいのコーナーを過ぎた、

ヴォォォォーーーーーーーーーーーン!!

プシュ!

ヴォォォン!!

俺はストレートの先にある超高速コーナーを曲がった、

その時!!

ギュィィィーーーーー!!!!

「何だ!?事故ったか!?」

俺はバックミラーで後ろのシルビアを見た、

「スピン!?」そのシルビアは後輪が滑って白煙を出していた、

「スリップ!?」俺にはそう見えたがバックミラーを見る余裕はない、

いや!

バックミラーを見なくてもすぐ斜め後ろにいる!!

背中から何かが感じる!!

これはマンガ的なセリフではなくマジで背中から何かが感じる!!


数分後、

俺とシルビアは長い峠を完走して下にあるパーキングエリアで止まった。

そいつにはギリギリ抜かれなかったがかなり速かった、

俺は車を降りてシルビアの前に行った、

そのドライバーは車から降りた、

「あなた速いですね!」とサングラスをしてるドライバーは言った、

「あ、いえ、あなたこそ速いですよ!!あのコーナーの曲がり方は何ですか!?」俺は質問した、

「あれはドリフトです」

「ドリフト?」

「知らないんですか?ドリフト」

俺は頭の中を整理しながら"ドリフト"を探した、

微かに覚えがある!

昔、龍平が俺に貸してくれたマンガ本"頭文字D"だ!!

「かしらもじDのやつですか?」と俺は質問したらそのドライバーは苦笑いしながらサングラスを外して、

「かしらもじDじゃなくてイニシャルDですよ」と言った、

イニシャルDってのか、初耳だ、

「ドリフトって速いんですか??」俺は質問した、

「基本的に遅いですよ、ドリフトってのはスピードを求めないでかっこよく走るのが目的なんです」

やはり予想通り遅いかぁ、

「でも、良い選択をすれば時には速い時もあるんですよ」

なんと!?

「それは本当ですか??」

「えぇ、本当です、ほら、WRCとかを見てると時々Rが小さいヘアピンコーナーでスリップさせてるのありますよね」

え?

「あれはわざとやってるんじゃなくて滑っちゃうからじゃないんですか??」

「まぁ滑っちゃう時もあるけどサイドブレーキを引いてわざとスリップする時もあるんですよ」

そんな事がありえるのか??

だってスリップってタイヤが限界でアスファルトの地面とこすれてる状況だろ?って事はエンジンの回転数が落ちてタイヤも減るから遅いはずだろ!?

「なんでそのドリフトとやらは速いんですか?」俺は真剣に質問した、

「本当にキツイコーナーは減速して曲がるより減速しないで後輪を滑らせた方が速いんですよ」とそいつは言った、

「・・・・・・そうか、ありがとうございます」

「いえいえ、それより、あなたのお名前はひょっとして宏さんですか??」

こんな時は正体をあかすべきか、、、、

「宏??違いますよ」

俺はそう言って車に乗った、

俺は車を発進してハザードを一瞬点けて礼をしてその場を後にした。


数時間後、

辺りはすでに真っ暗だ、

俺は由香里が待ってる家に帰るため高速道路を走ってる、

後ろから速い車が来て俺の左側の方で減速した、

「350Zか、」

そのZの横には龍の絵が描いてあった、

ボンネットはカーボンだった、

俺はその車とストレートで勝負しようとしたがいくらBZ-VグレードでもZにストレートで勝てるわけがない、

その時!!

ヴォォォーーーーーーーー!!

後ろから黒いR34が来た、

「まさか!!龍平!?」

そのR34はZを挟みZの左側で減速した、


チャラチャッチャッチャラッチャ〜〜

携帯がなった、

龍平からメールだった、

「任せろ」

さんきゅう、龍平!

ZとGT-Rは猛スピードでストレートを走り抜けた。


数分後、

やっと地元に戻った、

俺は急いで家に帰った、

途中でJEEPとHUMMERが走ってるのを見てクロカンをしていた時を思い出しながら我が家に帰った。

車を止めて家の中へ入った、

2階へ上がると由香里は昼ねをしていた、

ってゆうか今はもう午後の8時だ、

俺は由香里を起こさないように歩いたが!

バン!!

俺の足が木のイスにぶつかった!!

「ん、」由香里が動いた、

可愛い声を出しながら由香里は目を覚まして起きた、

「あんた、」と由香里は言いながら自分で自分の顔を触っていた、「宏、私の顔に落書きしたでしょ、」と言うがそんな子供みたいな事はやるわけない、

「してないよ、それよりよだれ拭けよ」俺は言った、

由香里は「うぐ、」と言いながら可愛い唇に微妙についてるよだれを拭いた、

床に座ったまま由香里はあくびをして背伸びをして立ち上がった、

「どうだったの?」と由香里は言った、

「あぁ、最初は難しかったけどすぐになれたよ」と俺は言った、

「途中で誰かと勝負しなかったの??」

「S14って車に乗った走り屋と勝負したよ、当然勝ったぜ!」と俺は言った、

「へぇ〜〜〜」と由香里はどうでもいいような顔で言った、

「腹へったぁ〜〜」と俺は呟いたら「じゃあここに行こうよ」と由香里は言ってチラシを顔の前に出した、

「バイキング??」

「そう、バイキングよ」と由香里は恥ずかしそうに言った、

「由香里って少食だろ??」と言ったら「うるさい!一度行ってみたかったのよ」と由香里は腕組みをして言った、

「着替えるから先に外に行ってて」と由香里は言ったから俺は外に出て車に乗った。

数分後、

由香里は家から出てカギを閉めた、

ん?待てよ?由香里ってあんな服持ってたっけ??

そう、由香里は白がメインでえりの部分が水色のシャツを着て水色のミニスカートを履いて白い長い靴下を履いて白いスニーカーを履いてるのだ!!

すっげぇ〜〜可愛い!!

俺は由香里に見とれていた、

ガチャ、

ドン、

「遅れてごめんね」と言って由香里は助手席に座った、

「全然遅くないよ」と俺は言って車を発進した、


途中で信号待ちの時に「すっげぇ〜〜ハチロクだぁ〜〜」とか「イニシャルDだぁ〜〜」とか言ってる人がいたから由香里は赤面だった、


数十分後、

「着いたぞ由香里」と俺が言うと由香里は直ぐに車を降りて店の中へ入った、

俺も急いで車を止めて店に入った、

だが!

そこには人の行列があった!!頭がおかしくなりそうだ!!

「どうする、由香里」と言うが、「待つ」と即答した。

その時に女性の店員がが来た「やぁ!宏と由香里ちゃん」

そう、その店員は森井さんだったのだ、

「こんばんは」と由香里は挨拶をした、

「じゃあ君達カップルは特別に並ばないでもいいよ」と森井さんは言ってくれた、

本来ならこんな事はダメなのだがこの行列を待ったら確実に明日になっちまう、しかも森井さんは店員じゃなくてただのアルバイトなのだ。

俺と由香里は指定された小さい二人用のミニテーブルの所へ行ってイスに座った、

森井さんが来て「こんばんはお客様、初めてですか?」と言ってきたから「初めてだよ」と答えたら「では説明に入ります、こちらにある物は全て食い放題です、2時間で強制終了です、禁煙席なのでタバコはご遠慮ください、それと残った物は別料金になります、でわごゆっくり」と言って去って行った。

「あまり取りすぎるなよ」と警告したが

「大丈夫よ」と言って由香里はすぐに立ち上がってある物を取りに行った、俺は適当に肉系を皿に盛り付けた、

俺が席に戻るとまだ由香里はいないからしかたなく水を飲んで待つ事にした、3分ほどたったら由香里が戻ってきた、

「え!?マジで!?」

「い、い、いいじゃん、別に」

なんと由香里はケーキをあり得ない数を持ってきたのだ!

由香里はニッコリしながらケーキをほうばる、

俺はデカイ肉をかじる、

それで俺達は色々話しながら食い放題を楽しんだ、

が!


1時間46分後、

「宏ぃ〜〜これ食ってぇ〜〜〜」と由香里は言っている、

「だから言っただろぉ〜」

「だって宏全く説得力ないんだもん」と由香里はほっぺをふくらまして言った、

俺はちゃんと考えて物を取ったからギリギリ食い終わったから由香里の変わりにケーキを食べる事にした。


数分後、

「やっと食い終わったぁ〜〜〜」と俺は言って最後の炭酸ジュースを飲んだ、

「すごいすごい、」と由香里は笑顔で言った、

俺達は立ち上がってレジへ行った、

料金は5千円位だったがあまり安いとは言えない値段だ、

俺達は車に乗って帰る間に何回も溜息をついた。



数日後、

今日はレースの日だ、

由香里はいつ日なく悲しそうな顔だった、

ちなみに現在の時刻は午後9時だ、

「じゃあ行くか、」

「・・・・うん」

俺と由香里はハチロクに乗って箱根の峠へ向かった。


数時間後、

俺は箱根の峠の山頂に着いた、

由香里には一番下のパーキングエリアで待ってもらう事にした。

俺はそこに集まっていた大人数のギャラリーの前を通りブラックザールスのリーダー高橋のR32の隣へ行った、

いきなりカウントが始まった、

「5!」

「4!」

「3!」

「2!」

「1!」

コト

「GO!!」

キィ!

ヴォォォーーーー!!

プシュ!

ヴォォォォーーーーー!!

プシュ!

ヴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺は心の底から由香里の事を考えていた、

だが、今はレースに集中しないとダメだ!!

まずストレートでは当然R32の方が速い、


数分後、

俺は一度も抜けなかった、

残りのコーナーの数は6箇所、

俺はあの場所にかけた、

コト

ヴォン!

ヴォォォォーーーーーーーーーーーーー!!


「ここだ!!」

俺は死ぬ覚悟でサイドブレーキを引いた、

後輪が流れてる、スピンしそうだ、

R32はオーバースピードのせいでインが開いた!!

俺はサイドブレーキを戻してクラッチをつなげて一気にアクセルペダルを踏んだ、

ギュュウゥゥ!!

「抜いた!」

俺はR32を抜いた!

残りのコーナーは慎重に曲がってレースに勝利した!

俺は由香里がいるパーキングエリアへ行った、

車から降りて由香里を抱きしめた。

「勝ったよ、由香里」

「うん・・・・・・良かった」

「楽勝だったよ」

「宏なら当たり前よ」

「おぉ、ありがとう」

「・・・・うん、私、、、、宏と会えて本当に良かった」

「俺もだよ」と言ってキスした、

「私、、、、、」

「ん?何だ??」

「私、、、、、もう、、、、、、、」


由香里が俺から離れてゆく、、、、、、


数秒、、、、俺は動けなかった、、、、


気づいたら由香里は俺の目の前で倒れていた。



「由香里!!」

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