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魔法の呪文を唱えたら  作者: 五月
集まる友
8/11

誰?

その男はかなりの男前でサングラスをかけており、その向こうから見える目はとても鋭く切れ長だった。

声は低く、一度見たら忘れることはないだろうと思うほどのイケメンだった。


「お前……帰ったんじゃないのか?まったく・・・今度は何をする気だったんだ」


男はハァ~とため息をつき呆れたように言う。

彼は美帆、美帆と知り合いのように言ってくるが美帆は彼のことを知らない。


「えっ、ちょ、あんた誰?」


ピシリ、そんな効果音が似合うような空気に変わった。

男は眉を寄せ不機嫌さを思いっきり表に出している。


「美帆・・・・ふざけてるのか?タチが悪いぞ」


「いや、ふざけてないんですけど。まじで誰?」


本気でわかってない、と感じたのか男は信じられないことを口走った。


「太野成寅だ、お前と同じクラスで俺とラアと優奈と友幸でよく四人でいるだろ」


おかしい、美帆が知っている成寅はもっと女っぽく、こんなにかっこよくない。

それにラアと言う人物のことは知らない。芽依の名前もないことに気が付く。


「お前、水神魔法の授業サボっただろ。先生怒ってたぞ、今から補習だと」


魔法、その単語に夢を見ているのではないかと感じる。

いや、それとも芽依たちがしかけたドッキリかもしれない。

しかし、もしこれがドッキリではないとしたら・・・


「ここが……噂の世界?」

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