心配?
芽依は心配をしつつ用事があると言い帰ってしまう。
その心配の仕方に友幸は何かを感じたようだ。
「ねぇ、ちょっと芽依は美帆のこと心配しすぎじゃね?」
その言葉に成寅、優奈も頷いた。
芽依は昔から美帆に関してはとても甘い。
その甘さは異常なくらいだった。
「ん~、芽依はねぇ、美帆にとってお母さんみたいなもんだから!!」
美帆はニコリと笑う。
その目は悲しさを漂わせているようだった。
「美帆の本当のお母さんはさ、とても……情緒不安定で美帆に……よくあたるんだ」
悲しそうに目を伏せる、しかし次の瞬間には美帆は笑顔になっていた。
「誰にも相談しなかったんだけどね、私・・・芽依のこと信用してこのこと話したんだ。そしたらね、芽依は……『つらかったな、話してくれてありがとうな。ウチにできることはしてあげるから』って!ぎゅぅ~って抱きしめてくれたんだ!!」
美帆は優しい、そしてその時を思い出すように懐かしそうに語る。
美帆は、この四人の中で芽依にとてもなついていた。
その理由をきき、成寅たちはそのことをすべて理解したのだった。
「ま、そんなことはよくて。今日一緒に噂ためそうよ~!誰か空いてる?」
美帆が三人に聞けば優奈は塾、友幸は弟たちの世話、成寅は夕飯の買い物を任されているそう。
結局、美帆一人で試すことになった。