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魔法の呪文を唱えたら  作者: 五月
集まる友
4/11

噂?

「ね~!成すっごい話聞いたよ!」


成寅が美帆の席にパタパタと走ってくる。

しかし芽依によって差し出された足に見事に引っかかり成寅はこけてしまう。

それを見て爆笑する芽依、非道だ。


「大丈夫……?」


優奈は成寅に手を差し伸べる。

成寅はそれをつかむと起き上がり「芽依のアホォ」と呟く。


「で、面白い話ってなんだ?面白くなかったらぶっ飛ばすからな」

ジャイアンさながらのような脅しを言う芽依に成寅は呻くがすぐに話し出す。


「なんかねぇ、三階の踊り場にある鏡に飛び込むと別世界に行けるんだって」


暫くの間、沈黙が訪れた。

その沈黙を破るように芽依が握り拳を作って立ち上がる。

美帆は「芽依、やっちまえ」と言い、友幸、優奈は止めることをしない。

全員がくだらない話と思ったようだ。


「えっ、ちょ、まってよ~」


「うるさい、覚悟しろ」


ゴンッ、と鈍い音とともに成寅の頭に衝撃が走る。

芽依は「くっだらねぇ」とため息をついて本を読み始めてしまった。

友幸は「ま、当然っしょ」と笑い美帆は「芽依カッコいー!」と叫ぶ。


優奈だけが成寅を心配した。

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