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魔法の呪文を唱えたら  作者: 五月
集まる友
3/11

来た!!

「めっいー!!」


ドスッとアメフトの選手も顔負けのタックルを繰り出すと教室に入りかけていた芽依はすぐさま受け身となり華麗に美帆を受け止めた。


「あっぶねーな、美帆!ったく、急に飛びつくなっての!」


男も顔負けの性格と顔、美帆はそんな芽依の性格が大好きだった。

と言うか、どうして成寅が男で芽依が女なのか不思議である。

芽依は美帆の背中に回していた手をゆっくり離し成寅と友幸に挨拶をする。


「感動の再開の所悪いんだけど美帆、宿題……やった?」


芽依の隣にいたポニーテイルの少女は首をかしげながら聞く。

彼女の名前は太田優奈《おおたゆうな》このクラスの学級委員であり学年一のまじめちゃんだ。

優奈の言葉に美帆は顔を青ざめさせる。

次の授業は数学、この学校で一番厳しいとされている岩田の授業だ。

美帆はあまりの宿題の提出の少なさに次提出しなかったら夏休みは毎日補習、となっている。


「やば、やってない!!優奈、見せて!」


「ウチもやってねぇ!!」


美帆と芽依は優奈に飛びつく

優奈もいくら真面目だからと言って身も心も教師に売ったわけではない、むしろ隠れ悪だったりする。

苦笑しつつも優奈は宿題を手渡し二人はそれを写す。

そして成寅が「またやってないの?」と呆れ友幸が「まだまだ未熟だね」と偉そうに言う。

友幸が唯一付き合うことができる美帆、芽依、ユリア相手には照れるどころか腹が立つことを時たま言ってくる。

それにキレた美帆が友幸の携帯に女友達の写真を送りまくる

そんなくだらないことをするのが美帆の日常だった。

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