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まほうをおそわった。しっぱいした。

お気に入り登録&感想ありがとうございます!


とっても嬉しいです(*´∀`*)

一人残ったビシュラさんは、アルセお姉さんの助手兼僕の先生兼お手伝いさんとしてここに残ることになりました。

アルセお姉さんは掃除が『若干』苦手みたいなので、僕的には大助かりです。


「ムル君、今までお勉強はしてたの?」

ビシュラさんにそう言われたのは勇者(自称)が連れていかれてから一週間後。

僕が『駆け出し冒険者にも解る、モンスター図鑑。~むしろ解れ~』と言うちょっと表題がアレでやたら分厚い本をペラペラと捲っていた時だった。


「村にいた時に共通語コモンは一通り教わってたよ。あと算数とか。」


お姉さんはちょっとびっくりした顔をしてる。

「共通語だけしか習ってないのに、なんで魔術語アンコモンで書かれてる本読んでるの?読めるの?」

あれ?そういえばこの本、挿絵が多いからあまり気がつかなかったけど、読み難いけど読めないことはない。むしろ。


「読める…読めるぞおおおおおおおっ! 」


でも何で?魔術語は村でも教わってないんだけど。


「魔術語は魔力が無いと理解が出来ないのよ。逆を言うと所々文字が読めなくても魔力が補助サポートするからイメージは浮かぶのよ。魔術語が解るってことは魔術が使える前提条件にもなるの。」


「魔法と魔術って違うの?」


「魔術を簡略…簡単に使えるようにしたのを魔法って考えてもらえれば良いわ。魔術は基本的に時間と労力がかかるのだけど、

その分威力は大きいわ。魔法は日常生活をサポートできるように威力を抑えたものがほとんどね。」

魔法か。使ってみたい気はするけど。そもそも僕に使えるのかな?

「魔法って簡単に覚えられるものなんですか?」

「まぁ、簡単な魔法なら私が直接授けても良いよ。補助魔法サポートマジックなら一度授けてもらっちゃえばすぐに使えるようになるし。」

そんなにあっさり魔法が使えるようになるなら、お願いしちゃおうかな。

「それじゃ、お願いします。」

ペコリ。と、頭を下げると

「じゃ、その前に軽く魔術のお勉強しましょうか。」



ビシュラさんはアルセお姉さんに相談したらしくて、勉強部屋として空いている部屋を貸してくれた。

…掃除が大変だったけどね。

アルセお姉さんは何かの研究(話が長くなりそうだったので詳しく聞きませんでした)が忙しいみたいで、たまに僕達の所にきて、ご飯食べたらまた自分の部屋に戻るということを繰り返してます。

ビシュラさんをこれから『先生』と呼ぶことにしました。


こうして、僕の魔術師(見習い)としての日々が始まりました。

先生は学園の臨時講師もした事があるらしくて、魔術語の書き方から魔法陣の解読の方法、属性と特徴とか、教え方が分かりやすくて丁寧。

魔術研究に関しては、学派によって微妙に見解が分かれるらしくて、大きく分けると『土水火風』か『木火土金水』の2学派に分かれるとか。

極端なのだと『陰陽』の二つだけ…なんてのも有るみたいだけど、もっと詳しく勉強したかったら学園に行って勉強してね、って先生に言われちゃった。

他にも、魔術を有効に使うには一定の方向性が必要だっていうこととか、魔術で付与できる装飾品の話とか、魔法生物の話とか、実際にビシュラさんが体験した事象も合わせて教えてくれた。


魔術を練習するときの基本は

正確に、大きな振りで、大声で。

正確に、早く、大きな振りで、小さな声で

正確に、早く、最低限の振りで、小さな声で

正確に、早く、振り無しで、小さな声で

正確に、早く、振り無しで、無詠唱で

これはフィールドワークに出る魔術師のための訓練で、無詠唱で魔術を使えるようになるには相当の鍛錬が必要なんだとか。


ん?あれ?アルセお姉さんの『メッ!!!』は?

あれも魔法…だよね?



そして、魔法を授けてもらう日がやって来た。



先生は袋から石を取り出すと床に並べ始めた。

「学園やギルドなんかだとあらかじめ魔法陣なんかが展開されてるから問題はないんだけど、ない場合は結界を張っておくの。

魔石を使った簡易的なものだけど、初期魔法を授けるだけならこれでも問題無いから。」

結界を張って周りに影響を与えないようにするんだね。

「魔法、魔術もなんだけど、これから渡す魔法以外は、事象を中断か、解除させる魔法を先に学んでから、発生、発現させる魔法を学ぶようにしてね。じゃないと大変な事になるから。」

「大変な事?」

「そう。例えば、影の召喚魔法。これね、解除の知識も持たずに行うと勝手に行動をしはじめて、最後は術者を乗っ取ろうとするの。」

怖っ。魔術こわっ。

「だからね、魔術師は特に魔術を新しく組む時は、最新の注意を払って長い時間をかけて術式を組んでいくのよ。」

と言いながら先生は僕の額に手を当てる。意外と小さい手だ。ほんのり温かい。




「いいかな?体、楽にしてて。ようこそ、魔術の世界へ。」

おでこに当ててる手がぼんやりと光りだす。

光が僕の頭から、体全体を包むように被っていって、やがて胸の所に光が収束していく。

と、同時に頭の中にチカチカと浮かぶ『闇』『光』『火』『水』『木』『土』『金』のイメージ。

胸の光が段々体に吸収されていく。

『ゴクンッ』

体の中に柔らかい塊のようなが嚥下していくのを感じた瞬間に、何かが体中に広がっていったのを感じた。


「あ、あれ?え?ちょっと待って?本当に?」

ん?先生がちょっと慌ててる?まだ終わってないのかな?

「どうかしたんですか?」

「え~と、どこから説明したら良いのかしらね。魔法を授ける時に、非常に大きな魔力をムル君から感じたのね。少なくても私より保有魔力は有るわ。ここには測定具が無いから詳しく測れないけど。…それよりも。」

そんなに魔力あるの僕?

「全部の属性に適合するなんて…国内でも滅多に居ないのに…。」

ビシュラ先生の声が小さくて僕にはよく聞こえなかった。


先生が部屋の真ん中に握り拳大の明かりを発生させる。

「じゃ、この魔法で作った明かりを消してみようか。これは簡単な魔法だからそんなに固くならなくて大丈夫。」

先生が部屋の真ん中に握り拳大の明かりを発生させる。


魔法を消すイメージで

『解除』

次の瞬間、目の前が真っ暗になった。





『キャ~~~~~~~~!!!!!』





遠くでアルセお姉さんの凄まじい悲鳴がした。




アルセお姉さんが泣きながら

「ばか~。何で塔の機能解除しちゃうのよ~。研究が台無しじゃない~」

先生も慌てて

「だ、だから魔法に方向性を持たせなさいって言ったでしょ?方向性を持たせてあげないと全方向に向かって魔法は発動しちゃうからね?魔力量も多いし結界破って塔全体に影響与えちゃったみたいね。」


すいません、ビシュラ先生。僕にはまだ魔法の実技は早かったみたいです。


魔力を使い果たしたせいか段々と遠くなる意識の中で、僕は二人に謝ってました。





しばらく魔法使いたくないなぁ。


まだ子供なので加減が分かりません(作者含む)。

やっとぱわーのぱの字が出ましたよ~。

ダンジョンは出してるけど冒険してないって?

それは作者の力量不足ヽ(*´∀`)ノ

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