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(ある意味)旅立ち。

いつもありがとうございます。

むしろスイマセン。


謝ったって許してあげないんだからね!って人は活動報告まで。

僕の故郷に一緒に行きませんか?」

「の故郷に一緒に行きませんか?」

「故郷に一緒に行きませんか?」

「郷に一緒に行きませんか?」

「に一緒に行きませんか?」

「一緒に生きませんか?」


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


こ、これは最早プロポーズよね間違いないわ多少(?)年齢差有るけどそんなのは愛があれば問題ないし何より一緒に生きて欲しいって言われちゃった~デヘヘヘってデヘヘヘなんてのは私のキャラじゃないんだけどそんな事より重要なのはまさに今この瞬間の為に私が私として生きて来たっていうことを理性じゃなく本能として理解してしまったのはやはり愛の理解というのは頭で理解するんではなくて心で理解するのであって今私の心にギンギンに響いちゃってたりするわけでそうなるとムル君と二人っきりの生活も私としてはアリなんだけどやっぱりムル君のご両親には挨拶しに行ったほうがいいと思うの会うならキチンとした格好で行かないと失礼に当たるわねやっぱり魔導士らしくローブで行くべきかしらってちょっと待てご両親に挨拶するのにローブはないだろローブはせめて小奇麗なドレスとかワンピースとかって私そんな服持ってたかしら持ってたとして着れるのかしらプロポーションの話じゃないのよこう見えてプロポーションはもう何十年と変わってないんだから問題なのは服がダメになってないかどうかよこの塔に引きこもってから着た記憶が無いものとりあえず探してみようでもムル君とやっぱりちょっと(?)歳が(今は)離れちゃってるからご両親は心配するかもしれないけど万が一、万が一よ?ムル君と一緒になるのを反対でもされた日にはムル君の村どころか国一つ壊滅させてでもムル君と二人だけの世界を作って見せる(ここで小さく拳を握る)自信は当然有るんだけど、勝手にそんなことしたらムル君は怒るだろうし悲しむだろうからそんな事は私には出来ないことも当然分かっているんだろうけどもそんなことよりも私まだ返事していない早く返事しなきゃ早く早く早く早く早くあああ声が出ない声が出せない、嬉しさと愛しさと心強さはないけれど緊張と興奮と嬉しさと愛しさとってそれはさっきやったってそんなことより早く返事しなきゃ早くうんって言わなきゃ早く慌てれば慌てるほど声が出ない声が出せない声よ!出ろ!


『ひゃ(は)、ひゃひ(はい)!(一生)ひゅいてひきまふ!(付いて行きます!)』


かんだ。思いっきりかんだ。


でも。


私はムル君に抱きついて、そう答えるのが精一杯だった。








『ひゃ、ひゃひ!ひゅいてひきまふ!』


…あ~。


勘違いしてる。

絶対に勘違いしてるよこの人。

しかも悪い方に。そーとー悪い方に。

具体的には僕の人生『オワタ』って方向に。

でも、一緒に暮らして分かったんだけど、悪い人ではないんだよなぁ。

(黙ってれば)美人さんだし。

今は身長差のせいで顔に当たってる膨らみと言うか山?も…あ、いや、そんなことより。

僕の田舎に帰ったら両親になんて説明しよう…。

お世話になったお姉さん、で良いか。

良いよね?この年齢差だから恋人としては絶対見られないだろうし、きちんと説明すればうちの両親は分かってくれる。きっと。

…根拠はないけど。






「僕の故郷に一緒に行きませんか?」

この言葉に私は入ってないわね。

うん。入ってない。

って言うか、この前から私の存在が薄い気がする。

いや、気がするとかのレベルじゃなく、存在が薄い。

何気にこの塔の掃除とか、頑張ってたのに…。

そりゃ魔導師としての自分の立ち位置というかアイデンティティ?伝説の存在目の当たりにしてからはないに等しいですけど。

でも。

『人としてこのスルー具合はどうなの?!!!』

と、問いたい。

もちろん口に出しては言わないけど。

言えない。

言ったら最後私の存在なんて。


存在なんて。


…。


やめよう。想像するのも恐ろしい。


それよりも次の仕事探さなきゃ。

もうここには厄介になるつもりはない。

冒険者はコリゴリ。

となると…教職かな…。

まだ空きあるかな?

とりあえず、実家に帰ろう。

それから職探しだ。





僕の村までは転移魔法で行くことになったんだけど、とりあえず村の近くに転移することにした。

村の中でいきなり出現してしまうと村の人を驚かせちゃうし。

そこからは歩いて村に向かうことになる。


先生は、

「私は実家に帰って次の職を探すことにするわ。」

と言って、僕たちとはお別れすることになった。

まぁ、先生の住む街のことは聞いたし、近くに寄ったらいつでも遊びにいらっしゃいと言っていたので村での生活が落ち着いたら行ってみるのも良いかな?

距離にもよるけど。



3日後、僕とお姉さんは出発した。

今歩いている道の終点に僕の住んでいた村がある。


お姉さんの会話を最後まで読んでくださった方いるんですかね?


次で家族と涙の再会?



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