7話
いよいよ本筋まできました。短いですが、出立までの間の話は閑話で書けるといいのですが。
構成を修正しました。
商品と装備も一通り揃い、アルと現状を確認し、これからの行動について話し合い、行動の詳細を詰めていく。
話し合った結果として、3日後この亜空間を出て本格的に迷宮内で活動することになった。
装備の制作で基礎レベルが上がり4→7
錬金術のスキルレベルは20に、付与魔術は2になり付与出来る内容が増えたのが嬉しい。
耐久力の向上や鋭敏化の低レベルの付与魔術は日に2回行えるようになり、製作の効率が上がるのがありがたい。
行き先を話し合ったのだが、この世界について少し説明を受ける。
セフィーラムにはユグラートと呼ばれる一大大陸があり、大陸には3つの大国に中小規模の国家が20ほどある。
中小規模の国家は大国の属国として存在しており、複数と同盟を行っている中立的な国家もあるようだ。
各国には国の規模に準じた迷宮があり、地域特色のある素材が採れるらしく、迷宮内の魔物は、地上の魔物のと違い死ぬと魔石と有用な体の一部を残し消えるらしい。
迷宮は資源の採取場であるが、定期的な魔物の大繁殖があり、常に人員をさき魔物の駆除を行わなければ溢れた魔物が迷宮から排出され人々を襲う。
現在地上に存在する魔物は大昔に迷宮から排出されたモノが繁殖した結果だと言う、人がまだ抵抗する力も無い時期から迷宮は存在しあり続ける。
国家間の争いはほとんど無く、人口の増加と減少が釣り合っており、迷宮と地上の魔物に対応するので精一杯だと言う。
まずは小規模国家の難易度の低い迷宮で経験を積み徐々に探索者支援を行い攻略してもらおう、と言う事で落ち着いた。
創成の神々が去り迷宮は産まれたそうだが、何か迷宮には自分がここに飛ばされた原因が隠されているようにも思う。
まずは装備の制作で消費した希少金属の補充がしたい、支給される素材は10年サイクルだと!?不死身だと時間の感覚が変わるのだろうか?
金属系統の素材は大陸南部で豊富に採れるようで、それを聞いて直に最初の行き先は決定した。
それより今は、商品開発や商品のストック、装備品の錬金や研究、バリエーションを増やすのが急務だろうか?今は余裕が全く無いけど気持ちは焦るものです。
溜まっていた疲労が癒えたのは丁度出立の朝だった。
この世界に来た日以来浴びていなかった太陽を全身に浴び、大きく伸びをしてアルとお互いに見つめ合う。
どちらともなく頷き、それを合図に腕輪を掲げ、南の小国アフレッドにある迷宮へと転移を発動させた。
どんな冒険や出会いが待っているのだろうか、これからの始まる日々に期待に胸をふくらませ目を閉じた。
いよいよ次回から迷宮に行きます、コウとアルの冒険の始まりです。
探索に商売、それに錬金術と大忙しです!
登場人物増えます多分。