6話
ようやく一章も終わりが見えました!
構成を修正しました。
注意-装備ステータスは最後に纏めて書かれます。
ついに決まりましたよ!俺の初装備の全貌が、詳細を詰めるのにアルと話し合う事3日。
試作してみないままぶっつけ本番は不安ですが、何故だか殺りきる?ヤリきれる自信が両腕の刺青から溢れます。
今何か新しい扉を開けてしまったかもしれないですよ?(笑)テンションもマックス気合い入りますよー!
防具から詳細を説明させて頂くと、見た目は某狩猟ゲームMHのスカルフェイスですが、それだけのはずがありません。
材質はタングステン合金の3mm鉄板と軽量化の為チタン合金も併用します。フルフェイスメットの様な構造です。
シールド部分がチタン合金で他はタングステン合金です、重量が5kgを超えたので、付与魔術で軽量化するしかありませんよ。
やり過ぎでしょうか?多分物理的には魔物の攻撃は通りません。
しかし、欠点は重量と衝撃は通す事でしょうか?
鍛冶錬金術の結果は2度の失敗の後成功です。
赤い魔石ではなく緑の高価な魔石を結構無駄にしてしまい確実に赤字です。。。
アルに相当な強さで蹴られました、痛いし表情の怖いアルにビビリますよ、トラウマになりそうです。
失敗の原因は俺の無駄に高かったテンションのせいでした。。。本当にごめんなさい、アル反省するから唸らないで!
練っていた計画が再考され、Cグレード上級は諦めることになりました。
装備は出来てCグレード下級です、、、何故こうなったと後悔で涙が滲んでしまい悔しい。
体全体を適度に覆う、ハーフプレートメイルから、最低限を金属で覆い他は丈夫な革で造るレザーメイルに変更です。
基本職が錬金術師なので紙防御は怖いのですがね、いくらチート能力で世界最高峰の使い手でも発揮出来ないと無意味ですからね。
硬い装備に守られて槍でチクチク狩る予定が狂ってしまったじゃないか!いくら不死身でも痛いのは嫌なんだよー。
個人的な希望で、レザーメイルは魔物の特殊な材料が無いので嫌だったのですが。
変わりにワニ革とかですかね?と聞いてみると、呆れ顔でアルに「耐久力が心配なら付与魔術があるだろうに。」と言われ苦笑いするしかありませんよ。
ホントおれのバカ!、耐久力向上や衝撃分散の付与効果を与えれば普通の布でも、そこそこは耐える代物が出来るだろうに、まだ以前の常識が抜けないようだ。
気を取り直し、ネトゲ攻略本でデザインを見ていると良いのがありましたよ!。
でもドレイクってなに?竜種?爬虫類のワニ革か蜥蜴でもいいのか?再現無理っぽいなー、仕方ない設計し直そう!
また2日時間を掛けてアルと戦術まで見直した結果、重戦士を諦め、軽戦士系で決まりました。
俺の体格や筋肉の質だと最初から軽戦士の方でしたが、MHでは生粋のランサーです、憧れたっていいじゃん?。。。。
片手剣と盾をメイン武器で、サブウエポンが槍か投擲武器のスピードファイターで決定です。
近接職は苦手なのですが、まぁあくまでゲーム内でのお話すがね。
戦闘魔法もあるのですが威力に比べ消費する魔力が多すぎて多用出来ないのがこの世界の魔法のようです。
話は戻って防具制作です。
造るのは上半身と下半身、腕に靴、盾も入れると5個、頭を除いてセット効果を持たせてみたいので、丁寧に上質に造ろうとおもいます。
材料はワニ革と蜥蜴革がメンイに金属部分はチタン合金、布地は麻と羊毛にします。
色は青をメインに濃淡を付け、銀糸で縫い合わせるイメージで固め、気を引き締めて鍛冶錬金術にとりかかる。
集中が切れる事も無く、4時間かけ何とか失敗なく完成に漕ぎ着けたが、チタン合金の在庫が尽きた。
首、喉と肩、各関節に胸など急所は金属で他は革、裏地が麻で総重量17kgと少々重いが、体にフィットしているおかげで体感は軽く感じます。
兜に武器と盾も含めて25~30kgが今の限界の様な気がするので、剣と盾の重量は自然と決まってくる。
アルミ合金製で付与魔術で強化もいいかもしれないが、選ぶとなるとチタン合金じゃないかなと思うのです。
剣と盾の設計デザインは仕上がっているが、少しでも盾を軽量化し、剣に重量を持たせたいと考えているのだ。
盾の形状はカイトシールドと呼ばれる形で、全長1m、全幅は最大で45cm、雫型を逆さにし、丸い部分の中央を尖らせてます。
盾の両端で殴れる様にした。平面部分も緩やかに全体がカーブしており、攻撃を受け流せる様な構造になっており、左腕の手甲に固定させ手の自由を確保する。
材質と構造はアルミ合金の3mmとタングステン合金の複合板で、意匠として双頭の鷲が翼を広げている彫刻が刻まれているが、重量は3kg以下に収まった。
最後に剣だが、テンプレならば日本刀と行きたいが、引き当てて切断する技量や耐久性にメンテナンスを考えると不向きと判断し、断ち切り突く武器にすることに決めた。
武器の名前はファルカタと言い、形状は長く湾曲した剣で根元より2/3は片刃で残りは両刃になっており、先端は鋭く尖っている。
刃渡りは75cmと少し短くし、刀身を肉厚にし、柄も含めて95cmの片手剣である。
材質はモリブデン合金で柔軟性と重みを持たせ、拵えは銀と黒檀で柄頭には狼の彫像の意匠があり、滑り止めに革紐が握りに付いている、鞘を除く重量は1,28kgとなった。
何より武器に力を入れて錬金したので、気が付けば三時間も経っていた。
これで装備は完成に近づき、残すは付与魔術だが、今の自分には1日一個が限界である。
その後一週間を掛けて付与魔術をかけて行ったのだが、魔方陣や魔石、刺青をフルに活用した結果無事に完成を迎えた。各装備品の能力は以下に箇条書きで。
[兜]スカルフルフェイスマスク金剛+
グレードC上級
《銘》羽:重量軽量化-30%
(防御力+39 スキルスロットル+1)
[上身鎧]チタンプレートレザーメイル
グレードC下級
《銘》蓮華:セット効果衝撃分散向上+12%
(防御力+31 スキルスロットなし )
[下身鎧]チタンプレートレザーゲートル
グレードC下級
《銘》蓮華:セット効果衝撃分散向上
(防御力+32 スキルスロットなし )
[腕具]チタンプレートレザーグローブ+
グレードC下級
《銘》蓮華:セット効果衝撃分散向上
(防御力+30 スキルスロット+1)
[足具]チタンプレートレザーブーツ
グレードC下級
《銘》蓮華:セット効果衝撃分散向上
(防御力+32 スキルスロットなし)
[盾]プレートカイトシールド+
グレードC下級
《銘》蓮華:セット効果衝撃分散向上
(防御力+33 スキルスロット+1)
[片手剣]ファルカタ-ウルフ+
グレードC中級
《銘》隼:攻撃速度上昇+5%
(攻撃力+58 スキルスロット+1)
出来た装備は小規模迷宮をクリア出来て、中規模迷宮の中層後半迄は行けるそうです。
苦労したかいがあったとしみじみ思うのでした。
初期装備が高性能過ぎる様な気もしますが、安全安心には代えられないと思うのです。
考えてみれば、まだ魔法防御が皆無だからアクセサリーを造ろうと思うのですが、必要になってからでもいいか?
序盤から魔法を使うような魔物出ませんよね?ホントに大丈夫ですよね、たぶん行けるはず。
ナイショでアルの装備も造ってみたけど着てくれるかな?
牛革とアルミ合金で作った鎧に鋭利な棘が付いた装備ですが、ヤマアラシ?みたいになったからボツだな。
ファルカタはククリナイフに似てます。
ファルカタ 剣でググって見てください。
詳細をみていてだけますよ。