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3話

まだまだ下準備終わらないです。

  午後からは武器を作ってみよう!



 午前中の錬金合成術は成功し、午後は鍛冶錬金術を行う事になったので、クローゼットの奥からつなぎを引っ張り出し着替える。

靴箱で眠っていた地下足袋を履き職人っぽい格好になると、アルが「張り切っておるのー、コウもやはり男じゃの。」と笑っていた。

 まずは初級編なので、作るのは青銅製で両刃の直剣にする、古代ローマで使われていたグラディウスと言われる全長60cmほどの剣である。

単純シンプルで設計図も簡単に描けた。

 参考文献は某ネットワークゲームの攻略本で、武器防具からアイテムまでアイデアには困らなそうだ。

眺めるだけだった装備を手に出来るのが楽しみで仕方ない。

 工房の炉に火を入れ、倉庫から青銅のインゴットを5kgとオーク材を持ち出し用意をすると、アルが手順を改めて指示してくれる。

鍛冶錬金術は集中力が決め手であるらしく、注意された。

(ソワソワしすぎたか、でも武器制作は男のロマンだよなー。)と心の中で思う。


 床の魔法陣に青銅を置き手をかざし1kg前後の固まりに分ける、楽に金属を加工出来ることに感動を覚えつつ、用意したグラディウスの設計図を用意し刀身の錬金に取り掛かる。

魔方陣に金床と槌、ヤットコを用意し青銅を何度か打つと、槌を振るうごとに刀身が出来上がって来るのが不思議だ、腕の刺青と床の魔方陣の相乗効果で適当に叩いても形は崩れない。

キリの良い100回を打つとすっかり形はグラディウスになっていた、研ぎもしていないのに輝く刀身が本当に不思議で仕方ないのだが。

 後は、柄と鞘をオーク材と少量の青銅で制作して完成だ、魔法陣と腕の刺青の光が止むと、軽い疲労感に襲われたが、アルに鑑定してもらう為にグラディウスを持って、少し離れて座り見守ってくれていたアルの元に行った。

「アル、お待たせ出来たよ!観てくれるかな?」

 鞘から引き抜きアルの前に置くと、立ち上がったアルの瞳が光った気がした。

「ほう、初めての作品にしてはなかなかじゃの!」


 アルの鑑定結果は以下になった。

 [品名]青銅のグラディウス++

(スキルスロット:空き+2 )

 普通のグラディウスでは、スキルスロット2個は滅多に付かないらしい。


 スキルスロットには付与魔術ではなく職業別のスキルを登録できるらしく、自分の職業以外の登録には迷宮内で手に入れることが出来る技能球スキルストーンが必要なようだ。

低級スキルは比較的多く存在しているらしく、レアなアイテムだが迷宮探索で手にすることも珍しくはないようだ。

 結果は上出来過ぎた。

簡単に武器が造れて、ちょっと引いてしまった俺がいるのだが…。

(これ売っていいの?いくらで売れるんだろ?)とお金の事を考えたり、

(迷宮探索の支援直ぐ終わりそうじゃん。)と思っていたことろが。。。

アル曰く青銅の剣では珍しいが特別では無いそうで、まれに3個付きも存在するようです。

そんなに甘くはないよね。。。。


 初作品を片手に数度振るうと、チートな体はどう動かせば良いのか解るようで、初めての西洋剣のはずですが風を斬る音が鋭く鳴り、力み無い動きがとても自然でした。

輝く刀身が嬉しくてニマニマして本日は終わりです。


 夕食中にアルから聞かされた新事実は、鍛冶錬金は別に作業台の魔法陣でも出来るし、特別に金床や槌使わなくても出来る。と言う事を教えてもらいました。

実際の作業を模した方がイメージが固まるので成功しやすくなるだけのようです…。



文の長さはランダム過ぎです。

携帯投稿からPCに切り替えました。

修正しつつもボチボチ書きますね。更新不定期です。


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