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22/22

15話

2章から大幅に改訂し、イベントを変更する予定です。

1章での設定やキャラのプロットを作り計画的に話しを作ろうと思います。

工房に入りシルビア姉妹へと送る装備のアイデアを練るが、候補が多く迷ってなかなか決まらない。

候補を絞る為にシルビアとセレナを思い出しながら考えを進める事にし、二人とも魔法職で非力な女性だから重量の有る装備品は無理であり、遠距離攻撃を主体に戦う二人には中近距離に不安が残る。

 盗賊に襲撃されていた時の光景を思い出せば、遠距離の攻撃を上手く防ぎ捌く事が出来れば囲まれ追い詰められる事は無かった様に思える。

 色々と考えを巡らし、姉妹の装備が絞られ方向性が決まった。


 倉庫で材料を揃え工房に戻る頃には頭痛も治まり、集中しイメージを固めてゆく。

朝までに一揃えは用意出来そうにないので、外套型の防具2点と武器2点、盾1点を造る事に決め作業へと取り掛かる。


 まずは外套型防具から取り掛かる、素材は牛革と羊毛の布地にアルミ合金だ、トレンチコート様なデザインで、肩や胸にアルミ合金板を取り付ける事にし、革は補強程度に全体を羊毛生地で作りモスグリーン色に染める。

 二人揃いでセレナには大きいかもしれないが、この程度なら何とかなるだろう。

自分達の外套を先に造ったので比較的良い出来と思うが、完成を冷静に見ればトレンチコートにライダージャケットが合わさったような微妙なデザインになった…、モスグリーンと言う色が悪いんだろうか?

 あまり目立たない様に気遣ったのが裏目に出たような気がする。

まぁ、でも今二人が着ている綿の服に薄い革の装備よりは防御力はあるしいいかな。

 付与は「認識阻害」でターゲットを取られ難くしたし、きっと大丈夫なはずだ。

武器に付与は、あの二人の魔法攻撃があるので後廻しでいいだろう。


 武器はシルビアにはヒッターと呼ばれる棒の先に鎖で接がれた棘付きの棒が付いている、ヌンチャクの片方が150cmほどある中距離攻撃の武装にし、硬いハードウッドの柄と鋼の鎖と棘で仕上げる。

 付与するなら「衝撃強化」か「筋力上昇」がいいかな?


 セレナは小柄でまだ非力だろうから、長物よりナイフや短刀とバックラーと思いデザインを考えるが、知りうる種類でも短刀やナイフはデザインが多く悩んでしまい、先にバックラーを造る事に決め、残り少ないがアルミ合金で軽量ながら大き目の盾にする事にし、直径60cmほどの円形で全体に丸く湾曲した面を持つバックラーが出来たが、余りにも寂しいので、二匹の魚が円に合わせて泳いで居るような彫金を施す。

 盾にも付与を施したいが、付与魔術を使うと武器が作れないジレンマに襲われスッキリしない。


 無駄に増えた赤色魔石を使い、魔力回復ポーションでも造ろうかと思いたち、深夜のテンションの後押しもあって武器を後回しに倉庫へ向った俺は悪くないはずだ。

 鍋に魔石と薬草を入れ錬金すると魔力回復ポーションは簡単に出来たが、素材が悪いのか一本の回復量は少なく、付与と鍛冶錬金をこなせる量は回復しなかった。

 気付けば5時過ぎで、武器は諦め盾に「回避能力向上」を付与し仕上げた所で、アルが様子を観に来てくれた。


「調子どう?なんかいっぱい散らかってるけど。」と言われた、確かに作業台の上は鍋や布、金属で溢れかえっていて、苦笑いで「切も良くてさ、丁度終わろうと思ってた所だよ。」と散らかった台の上を整理しはじめつつ、アルに造った装備の鑑定をお願いする。


 鑑定の結果は以下だった。


[外套]コートアーマー

 グレードD上級

 《銘》影:認識阻害レベル中

(じっと動かなければ見逃す程度?)

(防御力+29 スキルスロットルなし)


[武器]スパイク-ヒッター+

 グレードC下級

(攻撃力+41 スキルスロット+1)


[盾]軽銀のバックラー

 グレードC下級

 《銘》燕:回避能力向上+15%

(防御力+31スキルスロットなし)


 性能は思ったより出なかったのは、素材よりも俺自身のコンディションが悪かったようだ。

全てC中級程度の性能を目指したのだが、まだまだ未熟なようだ。

 基礎レベルも23になり錬金も14と成長している様だが、付与は変わらず2だし。

もっと工房で練習や製作しないと駄目だよな…。


 片付けも終わり朝食へ向うが、念のために黄色ポーションと紫色の魔力回復ポーションを飲み、今日の探索に備える。

 結果お腹がタプタプで、朝食はほとんど食べれませんでした。

シルビアが俺の体調を心配してくれるのが心苦しくて居心地悪くしてると、アルが「自業自得ってやつだから、コウが悪い。」と笑って二人に説明し、沈黙の後三人に呆れた表情で溜め息をつかれて何ともシックリ来ない朝になりました。


 (俺ってこんなキャラじゃないのに…)と見上げた天井は薄汚れていてさらに凹む俺がいましたよ。

頂いた感想やご指摘感謝してます!

 稚拙で未熟な作品ですが読んでいただき感激です。

キャラとイベントをもっと自然な流れでつなげて話しを作りたいと思います。


 思えば、街を訪問するのが先の方がよくシルビア姉妹はもっと先の登場ですよね。

物語中盤のパワーアップはヒーロー物のテンプレですもんね!


迷宮を探索者とクリアして迷宮や世界に慣れるのを2章にしようかと思います。

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