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どちらにせよ

作者: Soraきた

どちらにせよ、その恋の行方は

僕では分からない

だから、残念というしかない


いつものカフェでキミと待ち合わせ

久しぶりに待たされた僕は

いつもとは違うキミの様子を

それでも、あまり気づかないでいた


ココロの動揺なんかに支配されて

苦笑いも増えて

しかも、ぎこちない


会話が途切れるだび

こんなはずじゃないよね、本当は

いつものキミとは違うよねと

僕は薄くなったコーヒーを

苦笑いしたあと、飲み干した


分かってるよ

キミに何かあったこと

いま言えないでいることも

そして、このあと

「ゴメンね」と小さくつぶやいて

席を立つことも

僕の中では想定内


押さえきれない気持ち

キミとの思い出を呼び起こす前に

切なさだけが増してくる

いまが夜だったらいいのにね

思いきり泣けるから


僕ひとりがキミからして

他人ではなくて

たくさんの人が他人だろうけど

キミを応援してる人って

たぶん限られているはず

たとえば僕とか・・


迷いごと、あるのなら

これからのため息とかで

吹き飛ばしてしまえ、と

キミが席を立つ前に

僕はそっとつぶやいた

キミは苦笑いひとつして

「もう少しだけ、つきあって」と










読んでいただき、ありがとうございます

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