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この世界の魔法について学習編

魔法を学習して習得するには一体どうすれば?


登場人物

神楽、西園寺、アキト

神楽「久々の魔法のお勉強の時間よ!」

西園寺「先生よろしくお願いします」

神楽「以前説明した魔法の基礎の基と精霊について教えたわね?今回は魔法で出来る事の具体例を説明するわ!」

アキ「覚悟した方がいい、考えるな感じろ」

神楽「アキトは黙っててね?じゃあ簡単なものよ、火の魔法よ!名前は開発者が自由に付けていいわ、ファイアー」ボー!

西園寺「…なんで手から?熱くないんですか?」

神楽「手から炎が出るイメージで魔法を使ったからよ、熱さは…蛇が自分の毒で死なないのと同じよ!」

アキ「そんな訳ねーだろ、西園寺これが魔法だ、いい加減な設定だぞ」

神楽「仕方ないわね、今の単純に見えた手から炎を放つ魔法だけど実は自身の手にはバリア的なモノを張るわ、一つの魔法じゃないのよ」

西園寺「え!じゃあ最初はどんな魔法覚えればいいの!?」

神楽「単純なモノなら自然現象を意図的な起こせる風や魔素をエネルギーに変換して放つ魔法があるわ」

西園寺「魔素を…エネルギーに?」

神楽「そうよ質量を持たせて爆発させるのよ」

西園寺「え…?質量を?爆発?」

アキ「そうなるよな、うん」

神楽「こうやるのよ!エナジーボム!」シュー、ボン!

西園寺「ええ!?」

アキ「ちなみに今の魔素を爆発と言ったが嘘だぞ、空気中の水素を魔素で操作して集めて熱エネルギーを加えて爆破した」

西園寺「ほー、理屈が分かれば…え?空気中の元素を操作したの!?」

神楽「もー!科学的に考えちゃダメって言ってるでしょー!」

アキ「イメージで気軽に不思議なこと起こされたら狂いそうになるからな!」

西園寺「でもその科学で説明できるけど不可能な事を魔素で操作してるんでしょ?」

アキ「…まぁその通りだ、だが説明した通り一つの魔法には幾つもの魔法が重ねられているという事だ」

西園寺「何から学べばいいのよ」

神楽「そうね、風だの何だのって結局は幾つかのプロセスの上で起こすから…」

アキ「そういう面倒臭いのを取っ払ったのが魔法陣だな、単純なモノは自力で何とかするしかないが複雑なものならそういう形で実現しているな」

神楽「あ、魔法陣はホントに先人の知恵の結晶だから説明は今度ね?」

西園寺「結局基本魔法ですら魔法の複合で一体何から学べばいいのか分からないじゃないですか」

アキ「そうだな…数学で考えてみろ、さっきのエナジーボムもファイアも方程式で出来てて西園寺は今から足し算を学ぶ必要があるわけだ」

西園寺「な、なるほど?じゃあその足し算はどうやって学べば…」

アキ「足し算は感覚で覚えるだろ?数字を理解して感覚で学べ」

西園寺「そ、そんなー!」

神楽「結局アキトがほとんど説明しちゃった…」

西園寺「それでその数字はどうやって覚えるの?」

神楽「感覚!魔素を感じ取って!」

アキ「だから一般的な地球人には不可能だって言ってるだろ!?」

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