ご趣味は？
黒鴉は趣味を持ちたいようです
登場人物
黒鴉、八坂、その他
黒鴉「占いかぁ…」
八坂「何かあったのか？」
黒鴉「今回の相手は八坂か…妹が占い好きでね、私も女の子っぽい趣味持った方がいいかしら」
八坂「…趣味か、どういうのが候補にあるんだ？」
黒鴉「そうね、やっぱりお洒落に拘るとかどう？」
八坂「化粧？お前人前に出るのにノーメイクだったのか？」
黒鴉「できる女はノーメイクでも行けるのよ！…めんどくさくてメイク方法とか知らないし」
八坂「本音漏れてるぞ」
黒鴉「めんどくさい！もっと手軽のないの？」
八坂「俺に聞くな！同性の秘書がいるだろ？」
黒鴉「うーん、一人でやりたいのよ」
八坂「お前が面倒臭いな…妹と同じ占い試してみたらどうだ？」
黒鴉「…貧乏臭い」
八坂「ほんと失礼なやつだな！」
黒鴉「私は…」
八坂「お嬢様がなんたるかを弁えろ、規範となる振る舞いをしろ」
黒鴉「あんたに私の何がわかるのよ！」
八坂「これでも異界の王子だぞ！…三男だけど（小声）」
黒鴉「え、マジで！でも…白馬の王子には見えないわね…」
八坂「余計なお世話だ！」
黒鴉「王子様はどんな趣味持ってるのかしら？」
八坂「模型作り…なんだ！文句あるか？」
黒鴉「面白そうじゃない、どんなのよ」
八坂「…急に踏み込んできたな」
黒鴉「気になるじゃない」
八坂「他人の趣味は気になるんだな！？」
黒鴉「ええ、いい話題になるわ！」
八坂「び…ゴニョゴニョ」
黒鴉「え？なに？」
八坂「バッキバキのロボものだよ！」
黒鴉「いやでも最初びって」
八坂「うるせぇ忘れろ！」
黒鴉「むきにならないでよ、冗談よ」
八坂「んで、聞いて満足したか？お前は何がしたいんだ？」
黒鴉「そうねぇ…人間観察！」
八坂「お前が言うと酷い趣味に聞こえるな」
黒鴉「どこがよ！」
八坂「なんて言うかサイコパスっぽい」
黒鴉「あんたもそれ言うか！」
八坂「皆から言われてるのかよ！少しは反省しろ」
黒鴉「反省…？なにをどのように？」
八坂「他人を見下して自己都合しか考えない直情的思考をだよ」
黒鴉「そ、そんなに酷いことを一体誰が！？」
西園寺「自己愛性パーソナリティー障害ね！」
八坂「急に湧いて出てくるな！」
黒鴉「しょ、障害！？」
西園寺「大丈夫、あなたは特別で皆から認められている、だから他者を攻撃するのは良くないことなのよ」
黒鴉「そ、そうだったのか（棒）」
八坂「固まってるじゃねーか」
西園寺「ダメだった？じゃ出直してくる」スタコラ
八坂「何だったんだ…おーい神藤？」
黒鴉「私特別、私凄い、いいねと高評価よろしく（棒）」
八坂「あの馬鹿、承認欲求モンスター置いていくんじゃねーよ！」
黒鴉「っは！私は一体何を…！？」
八坂「割りとマジで一回メンタルクリニック行ってこい」
