ビジネスの神様
思い立ったら吉日、さぁ儲け話をしよう!
登場人物
黒鴉、神華、神威、竜司
黒鴉「お父様が作ったあの世界をもっと精巧にしてフルダイブ型の体感VRゲームにすれば良い訓練材料になったり大売れしそうなのよね」
神華「どうやって作るんですか…フルダイブVRとかオーバーテクノロジーですよ?」
黒鴉「という訳で技術担当なら最強そうな神を連れてきたわ」
神威「…そんな下らない理由で呼んだのか」
黒鴉「下らないとは何よ!負けたらギャグキャラの刑によりやってもらうわ!ほらここに現代のVR用の機器があるわ!早速ラーニングして超改造しなさい!」
神威「我の力はそういうモノでは…勝手に着けるな!」
数分後
神威「ふむ、モーションセンサーか…」ブンブン
黒鴉「割と楽しんでるわよこの神」
神威「ところで先程話してたフルダイブとはなんだ?」
黒鴉「精神や脳波で直接操作するゲームね」
神威「…それ我の担当ではないな、神華、キミが精神操作担当だろう?」
神華「げ、話振らないでくださいよ、面倒臭い」
黒鴉「そうなの?じゃあ機器は神威、システムは神田がやればいいのね!」
神華「システムって一番苦労するじゃないですかー、そもそも神の力をプログラムやシステムに組み込むなんて無理ですよ!」
神威「アナログな話なら簡単なんだがな…因みに機器の改良なら相応の報酬で承るぞ?ビジネスと言うものは良いものだな、部品メーカーとして稼がせてもらっている」
神華「うわ、バリバリのビジネスマンしてるじゃん…人間嫌いなくせに」
神威「我が嫌いなのは無能な割にうるさい頭でっかちな連中さ、消費者は良いモノさ」
黒鴉「理解ある男ね、神田も見習ってバリバリ働きなさい」
神華「やだー!もう世界作れる親父に頼んで!」
神威「一理ある、アーキタイプの協力があれば楽に話が進みそうだな」
黒鴉「神の力総動員するゲーム…売れる!」
神威「報酬は6:4だな」
黒鴉「7:3、お父様と神田いるからね」
神威「いいだろう、さぁ!儲けるぞ!」
神華「勝手に決めるなー!」
黒鴉「という訳なんですけど」
竜司「…理屈は通るんだがゲーム内で死亡するとフィードバックでぶっ倒れるぞ?」
黒鴉「そこは神田に一任する問題ね!覚醒者事業も神斎の出来レース以外無いし競技化すれば…ぐふふ」
竜司「まぁプロジェクトを遂行するなら企画書とかちゃんと通せよ?仕様書、開発、テスト、人員確保とかも一人でやるんだぞ?」
黒鴉「お父様ったら手厳しいですね」
竜司「何時までも子供のわがままで通すなと言うことだ…一応もう大人なんだからな」
黒鴉「仕方ない皆酷使してやるー!」
竜司(やれやれ、隠居はまだ出来そうにないな…)
神華「んで結局全部企画書から何までアタシが作るのか…休みもお金も欲しい!」