4章 自己紹介
「まずは首席のノイルさんからお願いします。」
僕は担任にそう言われて
「でもまずは先生が自己紹介したほうがいいと思いますよ?」
「それもそうだな。俺は主に火属性の魔法教師を担当している。
バード・リックだ。ちなみに男爵だぜ!
と俺は自己紹介したからノイルよろしくな。」
「え〜僕はノイルです。
得意なことは特にないです。
趣味は色々です。
好きな食べ物はスイーツなどです。」
「そうかそれじゃ次は次席のリック。」
「俺はレックス。王族だ。俺は弱い奴には興味ない。
得意なものは光属性と剣術だ。
趣味は鍛錬と努力だ。」
「それじゃ次の人。」
「私はノーラ。伯爵です。
得意なものは回復魔法と補助魔法です。
趣味はお料理とお菓子作りです。」
「んじゃ次」
と担任はどんどん態度が適当になってきていた。
「僕はドイルです。へ、平民です。
得意なものは風魔法とか、鑑定とかできます。
趣味はな、ないです。」
「次」
「俺はギガントだ。次期侯爵の当主である。
ノイルは俺の配下となれ。これは決定事項だ。
それとノイル。今日俺の寝室に来い。これも決定事項だ。
それと俺は全属性使えるし俺の職業は勇者候補だ。
ノイル。俺に逆らえばお前の家族がどうなってもいいぞ。」
「次」
「私はフェアです。子爵です。
得意なものは樹魔法と風と水魔法です。
趣味は手芸です。」
「次」
「・・・は・・・・・です。
・・・・・・で・・です。
・・・です。」
「おいテメェ俺らのことをなめとんかぁ!」
「・・な・・な・です。」
「やっぱりお前!」
「落ち着きなさい。それじゃ次の方。」
「私は公爵家の令嬢よ。
私より下の身分のものは私の言ったことをきていればいいのよ。」
「はい、次」
「拙者は身分を明かさないでござる。
拙者は全てを黙秘させてもらうでござる。」
「あぁ〜そんじゃ次」
「俺はサンズだ。身分は黙秘させてもらう。
得意なのは死霊魔法と呪術あとは闇魔法だ。」
「これで終わりだな。
それと重大発表がある。」
「何ですか先生。」
「いやぁ〜俺もなこの教室に来る前に知ったんだがな、
ノイルはアイリスっていう公爵家の令嬢がいるだろ。
あそこの養子らしくてな。
そんでノイルはSランク冒険者であり、
未踏破だった迷宮を短時間で攻略したりローランド商会とも仲が良いらしく、
それ以外にも家族にアーティファクトを超える武器を作ったそうだぞ。
だからギガントお前がやった行為は相当な不敬罪に当たるぞ。」
と担任のリックが言って。
「時間停止」
と僕は言って時間を止めるのだった。