4章 戦闘試験終わり-雑談
そして僕はカウンターを入れてみた。
「やるね君。女の子でしょ。」
「そうですけど。それじゃ僕も本気で言ってみますよ。」
僕はそう口にして抜刀の構えをとった。
「君は大和人かな?」
「なんですかそれは?」
と僕は言ったがおそらく転生者か転移者のどちらかの日本人が作った国だろうと僕は予想しながらも
「それじゃどこからでもかかってきてください。」
僕がそう言うと試験官はそういった。
「それじゃあ行きますよ。」
試験官はそう言って打ち込んできたので僕はちょうど剣の根本を切った。
「おおすごいですね。相当才能と努力があったんでしょうね。」
「そうですかそれじゃ今度は弓で行きますね。」
僕はそう言って弓を試験官から持ってきてもらい
「それじゃ初め!!」
そう言った途端僕は試験官の足を狙い打つ。
「ヒット!」
僕はそうして試験官の足に見事命中した。
「やっぱりこの矢は吸着型だったのか。」
「もちろんですよ。流石に刺さったら危ないからね。
一応君は合格だけど魔法での戦闘もやっておこうか。」
「わかりました。」
「それではいくよ。」
そして魔法の戦闘が始まった。
「まずは同時発動・魔術:透明化・分身・飛翔」
そして分身に空を飛ばせて試験官の注目をそっちに逸らさせて僕はというと
試験官の真後ろに移動した。
「魔術解除」
僕はそう言って魔法で生成しておいたナイフを試験官の首元においた。
「転移魔法ですか、その歳でよくできましたね。」
「違いますよ。分身してその分身が空を飛んで試験官が注目している間に、
試験官の後ろに透明化の魔法で回っただけですよ。」
「君自分で気付いているかな?
それの技術はおそらくだけど並大抵の人はできないと思うけど。」
「それはそうでしょ。だって僕が考えて方法でやっていますから。
それで普通の人ができたらそれはもうね。色々とやばいですから。」
「つまり君は普通ではないと?」
「まぁこの魔法の使い方は理論上は誰でもできるんですが集中力と魔力量が問題ですので。
かなり才能の恵まれた人でないと難しいと思いますよ。」
「そうですか。もしよろしければそのやり方を教えて貰えれば。」
「流石に無理ですよ。だってあなたは秘伝の技を
無償で教えてと言われていいですよとか言う人は居ないでしょ。」
「そうですか。まぁ無理だと思っていましたけどでも
もし教えてもらえれば生徒の強化になったりすると思ったんですけど。」
「まぁ流石にそんないい話はないでしょ。」
「それはそうですよね。」
と僕と試験官はそう言った話をするのだった。




