3章 3人抜き
「矢ということはお姉ちゃんかドー兄のどちらかか。」
僕はそう僕は矢を撃ってきた人を想像して、
「武技:分身術」
そう言ってまずは自分の分身と闘わすことにした。
そしてその間僕はワイヤーを貼るのだった。
「そこか。」
僕は矢を撃ってきた人の場所を特定すると、
後ろに回り込み、
「さよなら。」
そう告げてうなじを切るのだった。
「まずは1人か。」
そう言って分身にもワイヤーを展開させて、
自分がその後ろをついていくことにした。
「お母さんか。」
僕は目の前で立っていたお母さんを見つけて、
「あらノイル、壮大なことをしているようね。」
「そうかな?」
「雷風纏、領域解放」
お母さんは早速スペルを使った。
「それじゃ僕も刀にしようっと。形状変化:刀」
そういうと僕の武器はグニャグニャと形を変えて刀に変わった。
「それと虹纏、能力制限っと。」
僕はそう言って自分の強化と威力出力を制限するのだった。
「それじゃいくよ、飛斬。」
「流石に聞かないわよ。」
「そうだよね。」
そうして僕は、
「それじゃもう終わりだね。」
「何を言っているのかし、ら?」
そういうのと同時にお母さんの首が飛ぶのだった。
「だってお母さんが話していたのは分身だよ?」
僕は観戦場にいるであろうお母さんにそう告げるのだった。
「あと3人か。」
そして分身の数を100人にしてその100人はありとあらゆる場所に隠れるように指示をするのだった。
「誰かが罠にかかったようだな。」
僕はそうして罠をかけた所までワイヤーを使って飛びながら向かった。
「かかったのはお姉ちゃんだったか。」
「・・・ファイヤアロー」
「お姉ちゃんそこは別の魔法の方が「フレイム」」
「おっと。」
僕は間一髪で避けね、
「どうして避けれるのよ。」
「さぁどうしてでしょう。」
「これで終わりよ、エクスプロージョン」
「それはどうかな。」
僕がそういう時にはすでに真後ろに分身の僕がそこにいたのだった。
「どういうことよ。」
「後ろ見てみ。」
そう言ったのと同時に体を綺麗にふたつに分けるのだった。
「これで2人か。」
僕がそう言うと、
「おい、ここでさっきまで戦闘があったみたいだぞ。」
「でも誰もいないぞ。」
「いや、いるはずだ。俺の直感だけどな。」
「それじゃ、炎纏」
「大地震、地鳴り。」
レイ兄が地上を焼き、ハル兄は足を崩しにくる。
なかなかにいい作戦だった。
だがそれは僕からしてはいい方に向かっていたのだった。
「火操作」
そういうと木に燃えていたものがどんどん別の木に火が移っていくのだった。