3章 ハル兄の魔道具
「それじゃお礼の分を作るか。」
僕はそう言って適当に腕輪を作りそこに様々な効果をつけたのだった。
「よし完成。」
「やっぱり早くないか?」
「そうかな?僕はこのくらいがいつもだけど、
でも僕は正直他の人の作品を見ても僕の性能より下回っているから興味ないよ。」
「そういう物なのか?」
「多分ね。それじゃとりあえずその腕輪つけてみて。」
僕がそういうとハル兄はその腕輪をつけた。
「うわ、なんだこれ!」
「それじゃその腕輪の機能をいうね。
まずはマジックバックの効果を入れて重量なんか気にせず無限にものを入れれるようして、
その中に入れてあるものの時間を止めてあるから腐る心配もない。
そしてそれだけじゃなくてまず中に入っているものをリストかするから簡単にアイテムを探せるよ、
一応検索機能と目次を作っておいたから、それと五つまでその中に入っている武器や服を指定して、
決めたセリフをいうとその指定した服などを自動で着るようにしてあるよ。
それと時計はデジタルで表記する。
その腕輪にはマジックバック、カレンダー、時計、メモ、電卓、書物、ステータス閲覧ができる様に
なっていて、上から順にカバンのマーク、日付が書かれたマーク、そして時計のマーク、
羽ぺんのマーク、記号が書かれたマーク、本のマーク、ボードが描かれたマーク。
これら全てが機能だけど、辞書は自分が読んだ書物を自動で残してくれるから、
本はパラ読みでいいけどたくさん読んでおくと、その書物の中にたくさん読み込まれて、
いつでも読める様になるからたとえば解体用の本を全ページ読んでおけば、
自分じゃわからない魔物の解体方法も読めるから何かと便利だと思うよ。
それと防犯機能でこれをハル兄が許可したもの以外、それと害意または悪意があるものが、
これを持つとマジックバックの中に入ってあるものの1000倍の重量になる様になっているから、
たくさんこのマジックバックの中にものを入れておくといいよ。」
「ありがとな。それにしてもなんかなれないな。というか電卓ってなんだ?」
「簡単に説明すると自動で計算してくれるものだよ。」
「というと?」
「たとえば12345×678910の答えは?」
「そんなのわかるわけないだろ、すぐには。」
「でもその電卓を使えば簡単にわかるよ。」
「そうなのか。」
「それじゃまた明日だな。」
ハル兄はそう言って僕の部屋から去って、
僕はこのままベットに向かって寝ることにした。
「それにしてもこの世界にきてからいろんなことが起きてるなぁ〜」
僕はそう言って眠りにつくのだった。